単純ではある
- wou***** さん
- 2012年2月13日 0時13分
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でも、話をややこしくして失敗するような映画と違って、この映画には単純な良さがあると思いました。というか、コメディ映画ってそういうものでもあるじゃないですか?単純に良い映画っていう。
まあ、僕個人の趣味に合ったから☆4つをつけた、そういう部分があるかもしれません。なんというか、こういう不器用なオタクな青年が主人公の映画が大好きなんですよね。
この映画、良い点は結構あると思います。特に主演のジョン・ヘダーの演技が素晴らしい!見事に自立できない不器用な男を演じきっています(笑)こういう役って、「バス男」のときと同じで彼にしかできないですよね。不器用なんだけど、ところどころ憎めないところがあって・・・言っちゃえばダメ人間なんだけど、憎めないんですよね。むしろ共感するんです。彼は本当に、そういうところを出すのがうまい。とても好きな個性派俳優です。元はかっこいいんですけどね(笑)
あと、他のいい点は、みんなしっかり演技をしているというところです。この俳優に出てくる俳優一人一人、目立つ訳じゃないんですがいい演技をして、しっかりとキャラクターを作っている。この映画で初めて知ったアンナ・ファリスの演技は言うことありませんでした。
そして所々、コメディ映画らしくしっかり笑わせてくれます。笑いのツボは人それぞれだと思いますが、僕にとっては結構笑える場面多かったです。この映画はそこの笑いのテンポが良く感じました。
で、笑わせるだけかというかと思えば、へたれな主人公の成長やらなにやらしっかりと描いてくれてますし。僕は映画としては良作だと思いました。ということで☆4つです。あと、さりげなく演出やカメラ回しが良いのも+評価です。
ただ他のレビュワーさんが言っている通り、若干煮え切らない部分はあったりもするんですけどね。まあ自分は映画としては満足でした。
※蛇足ですがザ・スミスの曲がBGMとして結構使われます。
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