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セントアンナの奇跡 (2008)

MIRACLE AT ST. ANNA

監督
スパイク・リー
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3.62 / 評価:366件

女神は、奇跡を人に託した

  • yab***** さん
  • 2016年11月15日 22時55分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 久しく忘れていた、シドニー・シェルダン的な映画の世界。
 流転としていく人生、運命のいたずら、そしてどんでん返し。この作品はそういった要素がふんだんにつまっている。

 ニューヨーク。定年間近の郵便局員が店頭に現れた一人の男をいきなり射殺。銃はドイツ製のルガー。犯人の部屋にあったイタリアの彫像。そして、遡ること40年前の第二次世界大戦下のイタリア・トスカーナ。そこでナチスと戦闘を交えた4人の黒人兵。その黒人兵たちが逃げのびたパルチザンたちの村。
 黒人兵は、親と死に別れたトスカーナの一人の少年と出会う。ミステリーな展開。
 僕の好きなシドニー・シェルダン的展開に、スパイク・リーの魂が入り込んで、この作品はかなり引き締まったものになっていく。
 ニューヨークとトスカーナを結ぶ一本の線が、赤の他人同士の魂の交歓で大きくしなる。

 トスカーナのアメリカ黒人兵とパルチザンとその家族たちの正義に対する飽くなき葛藤。それを木っ端微塵に打ち砕こうとするナチス・ドイツ軍。
 異人種、異文化が、トスカーナで微妙に交差する。
 そして、その過去の一地方で紡がれた”小さな歴史”を、確実に語継ぐ人がいる。

 ”女神は、奇跡を人に託した”。
 この作品のキャッチコピーのごとく、奇跡とは人と人との心の触れ合いの産物なのだ、ということを痛感した。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
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