2009年7月25日公開

セントアンナの奇跡

MIRACLE AT ST. ANNA

R15+1632009年7月25日公開
セントアンナの奇跡
3.6

/ 367

22%
39%
25%
10%
5%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(218件)


  • ケンジャミン

    4.0

    ネタバレこの監督の初めて観ました

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • つとみ

    4.0

    ネタバレ2回観るとそこまで名作でもない

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • bos********

    5.0

    素晴らしい映画

     復員した人々にとって戦争のトラウマがどれほど大きいのか、正義とは何か、を時代を飛び越して淡々と描いた作品。  戦争映画では一番好きな作品。映画の醍醐味が溢れている。スパイク・リーが監督、というのが何だか嬉しくなる。  お勧めします。

  • 4.0

    ネタバレ眠る男…

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • fg9********

    4.0

    奇跡に次ぐ奇跡の連続

     …2008年のスパイク・リー監督作品だ。  …あらすじは、解説のとおり。  『1983年、平凡な黒人の郵便局員が客を射殺する不可解な事件が発生。  この事件の背景には、第二次世界大戦中のイタリアでのとある出来事が隠されていた。  黒人だけで組織された“バッファロー・ソルジャー”の4人の兵士は部隊からはぐれ、イタリア人の少年(マッテオ・シャボルディ)を保護する。  4人はトスカーナの村でつかの間の平和を感じるが、ナチスの脅威はすぐそこまで迫っており……。』  ジョン・タトゥーロ以外は馴染みのない俳優ばかりだったが、非常に堪能できた。  奇跡に次ぐ奇跡の連続で、2時間半という長さながら片時も目が離せない作品だった。  郵便局窓口である男と何十年ぶりに遭遇した奇跡、その男を殺害した人間味のあるドイツ将校から貰った拳銃の奇跡、偶然目にした新聞記事での奇跡。  これらの奇跡を全てもたらした「チョコレートの巨人・サム」の、激戦の真っ直中にあっても片時も離さなかった彫像の頭部の奇跡。  そして、最後は~~再会の奇跡~~へと繋がっていき~~あぁ、良い映画だった。  戦争場面では、特に教会の前の大殺戮のシーンは凄まじく、でも事実?であるならば、決して目を逸らしてはいけないと愕然、震撼として見詰めてしまった。  ジョン・タトゥーロ、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ジョン・レグイザモ等の有名どころがあまり本筋に関わってこなかったので、☆一つ割り引いた。

  • nas********

    2.0

    なんか

    第二次大戦時に黒人の部隊があったのは良く知らなかったし、きっと無理な任務をやらせられていたんだとは思うけど戦地での女性と惚れた腫れたがあったり、なんか結局アメリカの人種差別を描きたかったんでしょうけど、なんかピリっとしない映画に仕上がってます、もっと違う感じで作って欲しかったです。

  • yab********

    5.0

    女神は、奇跡を人に託した

     久しく忘れていた、シドニー・シェルダン的な映画の世界。  流転としていく人生、運命のいたずら、そしてどんでん返し。この作品はそういった要素がふんだんにつまっている。  ニューヨーク。定年間近の郵便局員が店頭に現れた一人の男をいきなり射殺。銃はドイツ製のルガー。犯人の部屋にあったイタリアの彫像。そして、遡ること40年前の第二次世界大戦下のイタリア・トスカーナ。そこでナチスと戦闘を交えた4人の黒人兵。その黒人兵たちが逃げのびたパルチザンたちの村。  黒人兵は、親と死に別れたトスカーナの一人の少年と出会う。ミステリーな展開。  僕の好きなシドニー・シェルダン的展開に、スパイク・リーの魂が入り込んで、この作品はかなり引き締まったものになっていく。  ニューヨークとトスカーナを結ぶ一本の線が、赤の他人同士の魂の交歓で大きくしなる。  トスカーナのアメリカ黒人兵とパルチザンとその家族たちの正義に対する飽くなき葛藤。それを木っ端微塵に打ち砕こうとするナチス・ドイツ軍。  異人種、異文化が、トスカーナで微妙に交差する。  そして、その過去の一地方で紡がれた”小さな歴史”を、確実に語継ぐ人がいる。  ”女神は、奇跡を人に託した”。  この作品のキャッチコピーのごとく、奇跡とは人と人との心の触れ合いの産物なのだ、ということを痛感した。

  • おおぶね

    5.0

    「祖国が恥ずかしい」

     昔のジャンボ機は大きなスクリーンがあるだけだった。  飛んでいるところの地図が出ることがあるが、モスクワ近くになって「セント・ピーターズ・バーグ」という街の名前が出てきてびっくりした。  すぐに分かったが、サンクト・ペテルブルグの英語をそのまま訳したのだった。外国語の地名に少し知識があれば、こんな馬鹿なことはなかったはず。  これだとサン・ピエトロ大聖堂は「セント・ピーター大聖堂」ということになってしまう。  この映画だって、「サンタンナの奇跡」とすべきである。セントアンナなんて村は誰にも分からない。  サンタンナ・ディ・スタッツェーマ村で村民560人が虐殺された事件が元になっている。詳しくはネットで見てもらいたい。責任者は生き延びたそうだ。    スパイク・リーだから一筋縄ではいけないと思っていたが、やっぱり2度観てようやく納得できた。  最初に殺されたのが誰かもなかなか分からなかったし、どうしてこんなにというのもよく分かった。  スパイク・リーもノンフィクションだけでなく、実話にファンタジーを加えることができるとは腕をあげたものだと思った。  しかも、人間を一面的に描いていない。  村人にもいろんな人がいるし、ドイツ軍だってさまざまだ。  パルチザンだっていい人も悪い人もいる。  そして、アメリカ軍にもいろいろいる。  まあ、この映画の評価をする人にもいろいろいる。  確かに長過ぎるのだが、では、簡単なエピソードで描いていいのだろうかと思う。こんな悲しいことの中に奇跡がありましたって。    最初にジョン・ウェインの映画が見せられる。白人ばかりの軍隊だ。  想像力がないのはむなしいが、今まで第二次世界大戦中の黒人兵のことは考えたことはなかった。移民の子どもたちの軍隊の死亡率が高かったことを知っているだけだ。  こんなに黒人に対する差別がひどいとは、ちょっと想像力をもてば分かったことなのに、知らなかった。  現代の戦争ものでは黒人も白人もかわらず、というか黒人がヒーローになることもあるくらいで、描かれている。  しかし、黒人が初めてヒーローになったのは『夜の大捜査線』まで待たなければならなかったはずだし、『招かれざる客』をはじめとする多くのブラックムービーができるのはずっと後だ。  「外国で偏見がなくて差別のある祖国は恥ずかしい」というところがあるが、黒人差別が一番ひどいのがアメリカだったのだ。  シドニー・ポワチエは結局、僕らの大好きだったジョアンナ・シムカスと結婚している。リトアニア出身の女優だ。  西部劇だと南北の確執が出てくるが、世界大戦では確執さえ出てこなかった。  何よりも無視された黒人を描きたかったことがよく分かった。  西部劇でも西部に黒人は多かったはずだが、描かれていない。  捨てられるより、忘れ去られる方が辛いとは恋の話だけではない。    虐殺については、その中から奇跡を描きたいというのも分かる。  「奇跡だけが唯一確かなもの」だからだ。  日本人は沖縄の人を除けば地上戦の悲惨さを知らない。  戦車が近づいてくる音も知らないし、目の前で人が銃で殺されるのも見ていない。  改めて戦争の悲惨さを知った。  書きたいことはいっぱいあるが、ネットに情報が溢れているので止める。  エンディングに似た映画があったはずだが、思い出せない。  実話でなかったら、こんな絵に描いたような奇跡にはできなかっただろう。

  • dxd********

    1.0

    クソ映画

    奇跡と付いてるけど取ってつけた様なしょうもない強引な話です。 こんな出来で公開できるのがある意味奇跡なのではないでしょうかww 人がたくさん死ぬシーンがあるが全くリアリティが感じられない演出なのも残念。 冒頭で戦争から生き残った人が殺人をする意味も最後までわかりませんでした。 とにかく意味がわからない事だらけの映画でした。 良いところと言えば喫茶店での黒人差別のシーンかな。 もともと黒人差別などを描くのは上手い監督なのでそこだけは良かったです。

  • qqa********

    2.0

    ネタバレ長い。無駄に。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mar********

    3.0

    事前勉強が必要かも?

    何故、郵便局員ヘクターは切手を買いに来た男を、顔を見るなりドイツ製の銃で射殺したのか? そして彼は何故行方不明だった女神・プリマヴェーラの頭部像を隠し持っていたのか? へクターが自分だけが知っていると言う《眠る男》の正体とは? これらの謎が示され、一気に映画の世界へ引き込まれます。 しかし、外国人、特にスタンプスとビショップとヘクターの三人の黒人兵の顔の識別が難しく、巻戻しして何度か確認してしまいました。 へクターに射殺される男の顔と、逃走兵を追うよう命令されるドイツ兵の顔はよぉ~くチェックしておいた方がいいと思います。 また、第二次世界大戦の時代背景、ムッソリーニやヒトラー、ファシズム等に関し少し事前勉強をしてから鑑賞されると理解しやすいかもしれません。 第二次世界大戦は、日本、ドイツ、イタリアなどによって構成される枢軸国と、イギリス、フランス、アメリカ合衆国、ソビエト社会主義共和国連邦、中華民国などが構成する連合国の間の戦争。 しかし、本作の中では、イタリアの民間人はドイツ軍を嫌悪し、アメリカ軍の黒人兵士には緊張感を持ちながらも友好的に接している? その上、イタリアのテロリスト<偉大な蝶>(パルチザン部隊)が、ドイツ兵一人を殺すとその報復としてイタリア市人十人を殺せと軍の上層部から命が下されるというジュネーブ条約違反が堂々と行われている。 本作の題名にもなっている“セントアンナ”は、パルチザンへの見せしめとしてドイツ軍がイタリア市民を大量虐殺した場所だったのです。 イタリア降伏前はイタリア・ドイツの枢軸軍が連合軍と交戦していたそうですが、イタリア降伏後はイタリア占領を行ったドイツ軍と親ドイツ派の一部イタリア軍が連合軍と交戦したとか。 このほかにも、第二次大戦中では黒人への差別や偏見が根強く、アメリカ軍が黒人だけの歩兵師団を作っていて彼らの命を軽く扱っていたということも初めて知りました。 まあ、今のアメリカ軍の移民志願者に対する待遇も大差ないといえば大差なく、戦争の無常さを感じてしまいます。 イタリア人は黒人への差別を知らない為、「ここではニガーじゃない。俺なんだ。イタリアの方が俺は自由で居られる」と言う黒人兵。 アメリカを「俺たちの国だ」と言う仲間に「俺たちに国はない」と返します…。 有色人種内では奴隷出身者とプエルトリコ人とは微妙に立場が違うことも本作で少し感じましたが、アメリカ白人にとって黒人は黒人。 同胞を黒人だからといって死に追いやったアメリカ白人。 <偉大な蝶>の仲間をドイツ人に売ろうとし大勢のイタリア人を死に至らしめたのはイタリア人。 しかし、へクターに銃を手渡した人物はドイツ人。 アンジェロ少年を逃がしたのもドイツ人。 味方の中にも敵はいるし、敵の中にも味方はいる。 民族が違い、話す言葉も違うが同じ神を信じ同じ祈りを神に捧げる人々。 しかし、その祈りは神には届かない。  「神は信じられない。何故世界中の戦いを許しているのか?」 戦争下では国や大人達の犠牲になるしか道がない子どもたち。 兄・アルトゥーロは、弟・アンジェロに語ります。  「これが僕らの子ども時代だよ」 そういう子ども時代を経て大人になったアンジェロはこう思うようになる。  「奇跡こそ人生で唯一確かなものです」 その奇跡とは、神がもたらしたものなのか? それとも、神を信じられない人々は奇跡しか当てにできないのか? ミステリーかと思い見始めたのですが、本作は世界史に疎く宗教観が欧米とは異なる日本人には少し難解かもしれません。 クリスチャンと、神は人間が作り出した存在だと思っている無宗教者の私とは、本作の解釈や感想に大きい隔たりがあるのではないかと思いました。

  • roc********

    1.0

    新手のスパイク・リー詐欺?

    あらすじに「第二次世界大戦中に存在した黒人部隊」と書かれ、 監督が「スパイク・リー」とくれば、当然本格的な社会派戦争映画だと思ったが、 まったくの期待外れだった… ドイツ製の銃で白人を殺した黒人、その黒人の家で見つかった軍の勲章と骨董品、 という最初の流れで「おお、これは!」と思ったが、 その後は戦場で出会った子供との友情、地元女とのロマンス、緊張感ゼロの戦闘シーン、 というB級戦争映画の流れに… 開始1時間で「アメリカ軍での黒人差別を描いた映画」じゃないことに気づき、 その後の90分は眠気との戦いでした。 せめて2時間くらいにまとめてくれたら星2つで済んだのに。 変な先入観を持って見た自分にも問題はあったと思うが、 誰もスパイク・リーにこんな映画を作ることは期待してないと思いますよ。 この映画を一言で言うなら、「社会派風戦争系のヒューマンドラマ」かな… 戦争の恐ろしさを知りたいなら「プライベート・ライアン」を、 ナチスの残虐性を知りたいなら「シンドラーのリスト」をどうぞ。

  • a6m********

    2.0

    結局何が言いたいの?

     ナチスの残虐性なのか、人種差別問題なのか、イタリア市民との交流なのか、超常現象なのか、何を描きたいのかわからなかった。冒頭と最終盤の戦闘シーンが迫力あっただけに残念。

  • yos********

    3.0

    ネタバレ中だるみ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • spi********

    1.0

    所詮ディズニー資本か…

    とにかく何を思ってスパイク・リーはこの映画を撮ったのかが気になる。よくわからない感動ストーリーに申し訳程度のスパイク・リー演出がとにかく鼻に付く。兵士たちの故郷での体験やアクシス・サリー、お約束の顔面どアップの連なり、しょーもない。何より言語にまつわる描写がひどい!イギリスで勉強したイタリア人がアフリカ系アメリカ人と会話できるはずがない。 多分、食い扶持を稼ぐ為に、ディズニーの言いなりでテキトーに作った作品、でしかないと思いたい。ヒロイン?が一晩で急にア○○レ感が上がった部分に、スパイク・リーがささやかな反骨心を込めた、と思いこもう。

  • mih********

    2.0

    ネタバレ黒人兵を主役にする意味がない。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • bla********

    4.0

    感動した

    感動しました。でもちょっと長かったかな…それからサムには生きてもらいたかった。 でも、とても素晴らしい映画だと思います。

  • dar********

    3.0

    ネタバレ赤ちゃんのオギャー

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • bbk********

    5.0

    奇跡はみんなに起きる。

    10年に1度の名画だ。この映画に出会えたことが、私にとっての第1の奇跡。 「プライベート・ライアン」に対抗できる唯一の名画だ。 ある意味、「プライベート・ライアン」以上かもしれない。 おそらく来年度のアカデミー賞に大量ノミネートされるだろう。 今から予言しておきます。 この映画はある「致命的な欠点」があります。それは主要登場人物が 似たような顔で、映画歴20年以上の私でも、判別困難だったことです。 4人の主要登場人物。 大男のトレインは見分けがついたものの、他の3人、ビショップ、 へクター、スタンプスが似たような顔で、判別が難しかった。 へクターは十字架のペンダントをつけ、ツマヨウジをくわえているので、 時折「あ、こいつは冒頭に出てきたへクターだ」とわかるのですが、 ビショップとスタンプスはなかなかわからなかった。 これはスパイク・リーの明らかなキャスティング・ミスです。 デンゼル・ワシントンとモーガン・フリーマンの出演していた 「グローリー」くらいの顔の違いがあればよかったのに。 しかも登場人物がやたらと多いので、誰がドイツ人かイタリア人か わからなくなることがしばしばで、混乱しました。 しかしこの名画は、こういう欠点を補って余りあるすばらしさが あります。 それは人の命が奪われる瞬間の衝撃がすさまじいことです。 人が死ぬ。殺される。 映画の中とわかっていても、とてつもない衝撃をこの映画は 私たち観客に与えます。 「リーサル・ウェポン」で人が殺されるシーンを覚えていますか? 私は忘れました。 「ターミネーター3」で人が殺されるシーンを覚えていますか? 私は忘れました。 しかし「セント・アンナの奇跡」で人が殺されるシーンは 多分一生忘れないと思います。・・・というか忘れてはならないと こちらの無意識に訴えかける映画なのです。 人の死はエンターテイメントではない。戦争はエンターテイメント ではないと「セント・アンナの奇跡」は教えてくれます。 セント・アンナの大虐殺、冒頭のバッファロー・ソルジャーの 皆殺しにされるシーン、ラストの大戦争シーン。 「プライベート・ライアン」のような高予算をかけた映画では ないのに、人が死ぬ時の衝撃は死んでも忘れられないシーンに なっています。 なぜなら、普通この手の戦争映画では生き残るはずの人々が 無残に殺されるからです。 どんな人々が殺されるのか、あなた自身の目で確かめてください。 1度観ただけでは、わからない映画です。少なくとも私にとって。 だからDVDを買って、もう一度鑑賞します。 この映画は2度以上観る価値が十分あると思うからです。 この映画のDVDを買える幸せ。これが私にとっての第2の奇跡。 そして私にとっての第3の奇跡。 本来、非売品であるはずの「セント・アンナの奇跡」のポスターを タダで頂けることになったこと。土下座したわけじゃない。 どこで、誰に、譲って頂けることになったのかは口止めされているから 言えません。 へクターの持っていた彫像の頭部は闇市に出せば、500万ドルは するという代物。 こうして「セント・アンナの奇跡」のポスターは、私の部屋に額で 飾られることになります。私が死ぬまで。 このポスターはお金には換えられない。 奇跡はみんなに起きる。私にも、あなたにも。

  • 玉こんにゃく

    4.0

    フィレンツェの女神は見ていてくれたんだね

    『“奇跡”は誰にでも起きるものじゃない。  起きるべき人には何度でも起きるんだ』 本作のエンドロール中に思った事。 「セントアンナの奇跡」と題された本作は,単なるヒューマンドラマの戦争映画ではありません。 第二次世界大戦中にイタリアで実際に起きた市民大虐殺,アメリカの黒人差別やドイツのヒトラー等,思わず目を覆いたくなるような戦争の悲劇がグロテスクな程,鮮明に描かれています。 R指定も納得です… とにかく初めは登場人物の顔と名前を一致させるのが大変でした。 特に黒人さんは物語をリードしていく主となる4人すら,見分けるのが難しかったです。 それに慣れてくると,今度は白人アメリカ軍,ドイツ軍,それからイタリア市民と似たようなお顔の方々が多数登場し,さらに歴史的背景などの絡みもあり,ストーリーについていくだけで精一杯になってしまいました… 第二次世界大戦を触り程度でも復習しておけば… もっと言うなら,学生時代,もっと社会を頑張っておけばと観賞中に後悔。。。 (イタリア,ドイツ系の歴史は特に弱いんですよね~…) そうすれば,もっと多くの発見ができたんじゃないかと思う。 黒人兵士だけで結成されたバッファロー・ソルジャーの1人が言った言葉。 “未来の為に戦う。自分達の子供や孫達の未来の為に” 肌が黒いというだけで差別され,戦場でも捨て駒のように扱われた彼らの願った希望があまりにささやかで,でも壮大で,心に残る一言でした。 世界中の戦争に行かされた男達の中で一体何人が心から国の為だと信じて戦ったのだろう。 戦争の無意味さを改めて考えさせられます。 上映時間160分ちょっとと,長めですが,長さはそんなに気にならなかったかな☆ 冒頭は予想外にサスペンスっぽくてかなり引き込まれたし,中盤はアンジェロ(マッテオ・スキアボルディ)がかわいくて食い付いて観てた。 ついに核心に迫っていく後半は……もう恐くて悲しくて観ているのが本当に辛かった。 これが本当に実際に起こった事だという事も,自分と同じ人間がした事だという事も,全部信じたくなかったくらい。 重い。 醜いものも,美しいものも,この作品に込められた多くの感情がずしんと重い。 ヘクター(ラズ・アロンソ)の犯した罪もどんな理由があろうと罪は罪…だけどそれを単なる“罪”と認めたくないと思ってしまう自分もいる。 心の中でいろんな感情が葛藤する… だからこそ,そこで起こる奇跡が本当に暖かくて。 あんなにグロい映像見たのに,不思議なほど今すごく優しい気持ち☆ でも決してHAPPY ENDと思えないのが,戦争の残した悲劇の爪痕の大きさなのかもしれません。

1 ページ/11 ページ中