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サマーウォーズ (2009)

監督
細田守
  • みたいムービー 3,232
  • みたログ 1.6万

4.17 / 評価:9621件

驚いたー! 人生最高のアニメに出会った!

  • Kurosawapapa さん
  • 2009年8月1日 23時17分
  • 閲覧数 8911
  • 役立ち度 596
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画は、
ひょんなことから田舎の大家族と夏休みを過ごすハメになった17歳の少年が、
仮想空間OZに端を発した世界崩壊の危機に立ち向かう姿を、
家族の絆を軸に、迫力のアクション満載で描き出した作品です。

誰でも楽しめるような分りやすさを備え、沢山の家族の情愛に溢れた、
実に爽やかな作品でした。



展開の早さと、リズミカルなテンポの良さは、
オープニングから、見る側を惹き付けます。

・高校野球の熱戦
・家族の姿
・仮想空間OZの内部
・リアルタイムで社会に起こる事件
これらを連動させた映像は、見る側の予想をはるかに越えた面白さを作り出しています。


バーチャルなネットワーク空間OZも、実に柔軟で多彩な変化を見せています。
大きな顔があり、羽があり、千変万化するその姿は、
無限の創造の広がりを感じさせます。

かといって、一方では、雄大な自然があったりする、
その対比に、多々驚かされます。

大きな入道雲、朝顔に囲まれた道、
それは、眩しいほどの夏色に溢れ、
また、風鈴の音だけが響く、静なる夜の無言のシーンがあったりします。


多彩なインターネット空間と、古き良き田舎町の風情は、
デジタル的CG映像と、手描きのゆったりとした映像の対比でもあります。

ハイテクなネットワークに対し、田舎の大家族も1つのネットワーク。
しかし、その対比によって、
生きる上で何が大切なのか、というこの作品の大きなテーマが、そこに示されています。




後半、
OZを支配する邪悪なラブマシーンとの対決における、
ゲーム的感覚の映像は、ダイナミックさと楽しさに満ち溢れていました。

ゆるキャラから、ヒーローキャラ、迫力キャラまで、
個性溢れるアバターの楽しさ、そして変身の魅力。

ギャンブル性の高い、花札の「こいこい」を大迫力のバトルシーンに変えたり、
OZの守り主から、とっておきのレアアイテムをプレゼントされたりと、
思わず、コンピュータゲームの遊び心をくすぐられるシーンも。



一方で描かれた、
威厳と大いなる愛をそなえた90歳のおばあちゃんを筆頭に、
4世代27人の大家族から滲み出る、あるべき姿。

決戦を控え、
・どこ吹く風と、いたずらばかりの子供達、
・家を守る女達、
・ここぞという時に力を発揮する男達、

家族の普遍的な姿が、リアルにそして感動的に描かれています。


家族でやってはいけない事は、
「1人でいる事と、お腹をすかせる事」
その単純明快さにも、おもわず脱帽。

一人っ子が、大きな家族に触れたことによって目覚めた愛。
道を外れ、遠回りしても、分かち合うこと、
そしてそれを受け入れること、
さまざまな “愛” の形が描かれていました。



青春、アクション、SF、スペクタクル、アドベンチャー、
これだけの要素が揃っていながら、 “家族の絆” という軸が全くブレていない脚本は見事。

家族が持っている普遍的なもの、
人の心の中にある大切なものが世界の危機を救います。

この映画は、自分が今まで見たアニメーションの中で、最高の作品かもしれません!

詳細評価

物語
配役
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映像
音楽

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