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サマーウォーズ (2009)

監督
細田守
  • みたいムービー 3,232
  • みたログ 1.6万

4.17 / 評価:9621件

ゲーマーの血が騒いだ…

  • ゆうり さん
  • 2009年7月22日 17時48分
  • 閲覧数 2972
  • 役立ち度 551
    • 総合評価
    • ★★★★★

細田監督の前作、「時をかける少女」では、強い郷愁と、甘くて痛いほどのせつなさを感じました。

今回の「サマーウォーズ」では、せつなさは控えめ。
その分、爽快感が5割増し。(当社比)

今の世の中、ありえるかもと思わせるストーリー。
身近な素材を使いながらも、スリリングな展開。
いかにも現代っ子な登場人物たち。

挿入されるのは、古き良き日本の夏の風物。
舞台となる長野の山間の光景は、自分が幼い頃に祖母のいる田舎で遊んだ記憶がよみがえり、ノスタルジーはあいかわらず満載でした。

そして最近は時間がなくてご無沙汰ですが、昔ハマったゲームの記憶までよみがえりました。

格闘ゲーム、RPG、カードゲーム……

最近のオンラインには手を出していません。
あれは夢中になると、ゲーム世界から抜けられなくなり、リアルな生活を破壊する危険性があると聞いたからです。
実際、知り合いに廃人化した人いましたし……復帰したけれど。

自分はハマりやすいので、あえて避けてます。
いい大人が、廃人化はまずいので。

だから、最新のゲーム事情は詳しくないのですが、基本は昔とそんなに変わらないですよね。
格闘ゲームで圧倒的に強いプレイヤーは、仲間内で尊敬を集め、かっこよく見えたりするのって。

ゲーマー経験があるわたしは、「サマーウォーズ」でのキングカズマの活躍には、胸が躍りましたよ。
人々の熱狂ぶりも納得です。

サッカーや野球、バスケが抜群にうまいとヒーローになれますが、現代では、バーチャル世界でのヒーローもありですね。

そしてネット社会には、それぞれの分野に、それぞれのカリスマ的存在がいるのでしょうね。
このレビューアーさんたちの世界もまたしかり(笑

観終わった直後は、「面白かった!いい作品だった」と単純に思いましたが、後から、いろんなものが織り込まれていることに気付きました。

爽快感は、ゲーム感覚の楽しさや、ラストの収まりから来るものだけではないなと。

地味で当たり前のリアルな世界と、華やかで派手なバーチャルな世界。
懐かしい時代と便利な現代。

作中では、それぞれのふたつの世界が交錯していきます。

今、情報伝達のスピードは、まさに光です。
広まるのも早ければ、すたれるのも一瞬。
世の中の移り変わりはあっという間で、ついていくだけで精一杯。
便利で面白くはあるけれど、たまに疲れてしまいます。

ただ、人が生きていくのに本当に大事なものは、人と人とのつながり。関係性。
助け合うこと。協力しあうこと。
いくらツールが良くても、使う人間がお粗末では話になりません。

そして、人間社会の核となるのは、家族。

一緒にごはんを食べること。

それは非常に単純な行為で、時にはうざったいのだけれど、生活の中では基本中の基本で、人として生きていくための根幹部分を成すものです。
ありきたりで重要で暖かいもの。

この社会は、記録も残らないような昔から、ご先祖様より脈々と今まで受け継がれてきたものです。
それを基盤に、新しい可能性を持った世界を作り上げほしい。
明るい未来を信じてみたい。

そう感じさせてくれる作品でした。

アニメに抵抗がなければ、幅広い年代の大人が、楽しめて味わえると思います。
今年の夏は、田舎に帰省してみようかと思うはず。

もちろん、子供にもお奨め。
ゲーマーならなおさら楽しめるかも(笑

詳細評価

物語
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演出
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音楽

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