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20世紀少年<最終章> ぼくらの旗 (2009)

監督
堤幸彦
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  • みたログ 7,856

3.19 / 評価:1955件

誰かに振り向いて欲しい症候群

  • jig******** さん
  • 2011年7月2日 6時36分
  • 閲覧数 348
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

頭の中をこだまする”ともだち”というキーワード。
よくぞここまで引っ張った?のか、
”ともだち”誰やねん状態で3部作を作ってしまうとはなかなかです。
結局”ともだち”の正体どうのこうのよりも、
なんというかね・・あれですよね、
どこか現代の闇を捉えているような気がしなくもない。


自分は今までのクラスメートのことどれだけ覚えているだろう?
あの頃の彼らは元気でやっているだろうか?
自分はすごく覚えているけれども、
彼らは自分のことちゃんと覚えているのだろうか?
なんだかそれって確認するの怖い気がする。


自分があの時生きていた、
あの時存在していたという証を残したかったら
人々の記憶に残ることを起こしちゃえばいいのか?
それとも記憶に残らなくとも品行方正に
ひっそりと生きる方がよいのか。
みんなの記憶に残る人なんて余程のインパクトがないと
覚えていないと思いますが、
誰も自分のことを覚えていないなんて考えたら、
自分の人生、あの頃の自分って何だったんだろう・・
そう思っても仕方がないの・・か?


”ともだち”という偶像を作り上げ、
誰からも記憶にない彼が望んだのは自分という人間が
ここにいるよと世界に示したかったからなのかもしれない。
多感な時期に人から認められなかった、
もしくはそう思い込んでいた人からすると、
”ともだち”は格好のヒーローだったのではないだろうか。


目立ちたい目立ちたくない人それぞれありますが、
人から認められたいと願う気持ちは誰しもあるわけで、
それがたとえゆがんだ行いだったとしても
誰かに振り向いて欲しい。
誰かに指摘して欲しいと思うのかもしれません。
何が一番悲しいかって、
自分のことを無視されて意識すらされないということ。
それに耐えられないから常軌を逸した犯罪が時として起きるのかも。



とまぁ、あんまりまとまりなくつらつらと思ったことを書きましたが、
原作を読んでないせいもあってかそれなりに楽しめました。
残念なところでは、前作で現れたカンナがいきなりパワーダウン
したところですかね。もーちょっと前面に出てもいいのにと思いました。
逆にユキジ(常盤貴子)おばちゃんがよかったかな。
あんなに門下生いるとはジョークかと思いましたが、
その後の彼女の強さに納得。
俺も投げられたい!もしくは守られたい!と思った輩はいたでしょう。


あ、そうですね。
1作目で気になっていた”ともだち”の正体ですが、
私の想像通りで・・といっても誰にも言ってないので、
心の中だけで当たったーと思っておりました。
ま、当たったとかハズレたとか関係ないことに
結局はなっている気がして、つらつらと書き綴った次第です。

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