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BALLAD 名もなき恋のうた (2009)

監督
山崎貴
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3.62 / 評価:1521件

白組に「アッパレ!戦国大合戦」!!!

  • twi******** さん
  • 2014年5月14日 15時54分
  • 閲覧数 1805
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

映画名は知っていたものの,本格的な戦国もののほうが好きなので公開当時は興味がなくスルーしていたが,先日偶然NHKBSで放送していたので見てみた。
クレヨンしんちゃんの実写化映画であることはそのとき初めて知った次第。
正直言ってこれほどクォリティの高い映画だとは思わなかった。
これまでしんちゃんに対する偏見があったといわざるをえない。

しんちゃん特有のお下劣ギャグもなく,「へぇ。姫もママも結衣なんだ」なんて下らんことを考えつつも,ストーリーはほぼ予測の範囲で進んでいくが,最後に「えっ」というヤマが突然訪れる。このあたりは絶妙だ。

戦国時代へのタイムスリップものとしては例の「戦国自衛隊」シリーズがあるが,現代と戦国時代のギャップを面白く描くのはそれとして,タイムスリップの原因とか理由についてはとかくご都合主義的こじつけにならざるを得ないのが通例なのに,この作品では真一がタイムスリップした理由と最後の展開がうまく結びついている。
真一の登場で標的を外れた銃弾が時空を超えて再びターゲットを襲う。
そして春日城に残された石碑のメッセージと川上の大クヌギのいわれ。

Balladは伝説を歌う韻文詩のことらしい。歌のバラードとはちがうみたいだ。
この作品でも過去の城攻め攻防伝説を扱い,真一の登場によって又兵衛と廉姫との名もなき恋は短い時間ではあったが見事に成就している。

所詮は小国の小城の攻防戦で,歴史には残らないほどの小競り合いなのかもしれない。
これを戦国大合戦というのは気恥ずかしいレベルなので題名を変えたわけでもないだろうが,原作の「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を「Ballad 名もなき恋のうた」に変えたセンスは相当のものだといっていいだろう。

さらに,特筆すべきは白組によるVFXだ。
山崎監督作品と白組といえば「ALWAYSシリーズ」とか最近では「永遠のゼロ」だが,「ALWAYSシリーズ」での銀座通りや羽田空港,「永遠のゼロ」では空母赤城の雄姿に特に驚かされた。
この作品でもその実力を発揮していて,春日城攻めシーンは引き込まれてしまった。
黒澤監督の「影武者」や「乱」の戦闘シーンのような計算されつくしたスペクタクル実写も大好きだが,アニメの合戦シーンをVFXで見事に映像化して見せた白組に「アッパレ!戦国大合戦」!!!

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