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人生、ここにあり! (2008)

SI PUO FARE

監督
ジュリオ・マンフレドニア
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4.25 / 評価:349件

理事長がいいキャラすぎてw

1980年代に実在したイタリアの労働組合のお話。
しかし、単なる労働組合ではなく”異なる異端児の集まる労働組合”として
現在も3万人を超えるイタリアの労働組合。


ネッロという人物は冒頭に自分の意見だけを真っ当だとし、
全ての意見に対して何らかの対立をしていましたが、
精神病棟の中にある”労働組合180”に異動させられたことにより
彼の考えや人生観は強く変わっていく。


精神病棟には様々な患者がいましたが、その中でも
心を開くものとまた人に対して興味があるけどなかなか話せない人
無口な人、オドオドしながら決断できない人、
すぐ暴力を振るう人など、そこでは投薬治療により
手紙の切手を貼る作業だけが彼らの仕事でしたが
ネッロが来る事によって、”補助的作業”と”生産性のある作業”
このどちらかを選択させる事によって、また患者自身も
労働者の1人として、また納税者の1人としてカウントされるようになる。


日本だととてもじゃないけどありえないほど
”補助的な作業”+”投薬治療”が蔓延化してるせいもあって
この映画でいう”寄木(よせき)職人”という肩書きを与えられるなんて
とてもじゃないけど想像できないと思います。


ましてや精神患者が運転したり、経理業務したり
生産性の向上の為に役割分担を考えるなどありえない。



しかし、この映画では全てが1人1人労働の生産性の為に活動し
誰が何の役割を持って動くのか
その労働に対してどれだけの人数が必要で
ノルマはどれくらい必要なのかも誰かが言うのではなく
”自分自身”で決めていくのです。



日本における社会的生産性と労働による生産性は
社会が認めてくれる人がいないとなかなか実現しないと思うし
劇中にも認めてくれる人がいないのが現状だと思う。


経済不安だと人に対して余裕がない分
なかなか人に仕事を預けるって事が困難な時代だし
より預ける人も要求が高くなり、プレッシャーになる。
今の日本じゃとてもじゃないけど、ありえない事だが
本来ある社会貢献とか社会復帰という観点からみたら
この映画に習ってやるべきだと思う。



この映画の中で一番好きなキャラが
”理事長”です。何も言わず働かずただぼーっと突っ立てるだけ。
でもその風貌から”理事長”という職につけた。
これだけでも立派だし、最後の無言の挨拶は
もう感動します。



心に余裕がある人が見るのと
今精一杯仕事を抱えてて心に余裕が無い時に見る人とでは
映画に対する捉え方が違うと思うが、是非見て欲しい映画だと思う。

詳細評価

物語
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