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ウルヴァリン:X-MEN ZERO (2009)

X-MEN ORIGINS: WOLVERINE

監督
ギャヴィン・フッド
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3.78 / 評価:1641件

解説

全世界でヒットした、『X-MEN』シリーズ最新作。ヒュー・ジャックマン演じる特殊な能力を持つウルヴァリン誕生の秘密を描く。監督には『ツォツィ』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞した南アフリカ出身のギャヴィン・フッドを抜てき。キャストには、『オーメン』のリーヴ・シュレイバーや『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』のライアン・レイノルズら多彩なキャストが名を連ねる。シリーズ史上、類を見ない激しいアクションに注目。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

特殊な能力を持つ、ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)。かつてカナダの森で目覚めたとき、ローガンという名の兵士だったというほかに、彼は過去を記憶していなかった。そして、そこには“ウルヴァリン”と刻まれた軍の認識票が残っていたが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

X-Men Character Likenesses TM & (C) 2009 Marvel Characters, Inc. All rights reserved. TM and (C) 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
X-Men Character Likenesses TM & (C) 2009 Marvel Characters, Inc. All rights reserved. TM and (C) 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

「ウルヴァリン/X-MEN ZERO」ウルヴァリンの生涯は、彼の爪の圧倒的な美の背景でしかない

 ウルヴァリンの真髄は、あのナイフのような爪にある。ときとして彼が意図しないときにすら出現し、世界を切り裂かずにはいられない長く鋭いあの爪は、彼の誇りだが、同時に背負わなくてはならない業でもある。この爪の一瞬の閃きで、観客をいかに陶酔させられるか。ウルヴァリンを映像化する際に、まず意識しなくてはならないのはこの点だ。ウルヴァリンの生涯は、この爪の圧倒的な美の背景でしかない。

 だが、「X-MEN」シリーズでウルヴァリンを演じて本作を発案し、製作にも参加したヒュー・ジャックマンの興味は、ウルヴァリンの爪に宿る美学よりも、彼の生涯の物語にあったようだ。父殺し、兄弟の対立、恋人との死別といった神話的逸話に溢れたウルヴァリンの半生が、「ダークナイト」以降のアメコミ映画製作者たちの多くが熱心に試みる“大人の観客向けの話法”で語られていく。だが「ダークナイト」は、ジョーカーを演じた俳優による、混沌を愛するあのキャラクターの真髄の体現があってこそ。そこを見誤ってはいけない。

 アメコミ・ヒーローの真髄は、常にその特異な容姿にある。異形であることが彼らの美であり力なのだ。彼らの映画はすべて、現実にはありえない彼ら独自の美が、観客を圧倒するところから始まらなくてはならない。(平沢薫)

映画.com(外部リンク)

2009年9月10日 更新

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