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扉をたたく人 (2007)

THE VISITOR

監督
トム・マッカーシー
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  • みたログ 1,165

4.01 / 評価:363件

扉をたたく人とジャンベをたたく人の合奏。

  • 百兵映 さん
  • 2018年2月12日 20時41分
  • 閲覧数 638
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 昨日、羽目を外す爺さんたちの『ラストベガス』を見た後、これは一転して随分と渋い老人の話。同じアメリカなのに、こうも違う。『…ベガス』のようなノー天気も居れば、生真面目な知識人も居る。ラスベガスもアメリカ的だし、移民の不法滞在もアメリカ的。歴史は浅いのに、とにかくでっかい。

 原題が『THE VISITOR』。その visitor を追って見ているうちに、楽器ジャンベに目が入る。やがて移民についての社会問題がクローズアップされる。これは社会派映画か。しかしそうとも言い切れない。結局のところ、二人(三人?)の visitors に戸惑う老教授の物語だったのだ。

 奥さんを亡くしてすっかり元気がない退職間際の先生。Visitors との関わりによって、自分の仕事は何だったのか、などと自分自身を顧みることになってしまった。今から何を求めて生きて行くのだろう。ピアノは駄目だし、奥さんは居ないし、visitors は皆去ってしまうし。まさかラスベガスで弾けるようなタイプではないし。これは辛い。「扉をたたく人」じゃなくて、「ジャンベを叩く人」になる? それもいいんじゃないか? 今度は自分が扉をたたく visitor になって、本気になれるものを見出せばいいんだ。

(私は彼より何歳か年長だけど、退職後は畑で野菜作りを楽しんでいる。毎日3人の孫たちがやって来る。可愛い visitors だ。元気をもらっている。)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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