2009年6月27日公開

扉をたたく人

THE VISITOR

1042009年6月27日公開
扉をたたく人
4.0

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32%
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(182件)


  • エル・オレンス

    5.0

    ネタバレあの序盤からあのラストは全く予想できない

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tak********

    5.0

    ネタバレ「叩かれた扉」は「開かれた」のだろうか…

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 一人旅

    4.0

    ジャンベの乾いた音のリズム

    トム・マッカーシー監督作。 ニューヨークを舞台に、妻を亡くした大学教授とシリア移民の青年の友情を描いたヒューマンドラマ。 俳優としても活動しているトム・マッカーシー監督作品で、妻を亡くした62歳の大学教授ウォルターが学会出席のため訪れたニューヨークでシリア移民の青年タレクとその恋人でセネガル移民のゼイナブと出会い交流を深める中、やがてアメリカ移民政策の壁が両者の間に立ちはだかり…というお話で、9・11以降強化された移民に対するアメリカ政府の引き締めに疑問を投げかけた社会派作品であると同時に、“ジャンベ”という西アフリカの民族楽器を通じて育まれる教授と移民青年の異民族間の交流と友情の顛末を描き出した上質なヒューマンドラマです。 最愛の妻を亡くした教授は長らく他者に心を閉ざし続けてきましたが、移民青年との交流を通じて頑なだった彼の心にやがて変化がもたらされます。他者との関わり合いを避けてきた教授は積極的に青年の人生に関わろうとし、無力な青年を犠牲にしてゆく非情な移民政策に対して感情剥き出しで怒りと反発心を露わにするのです。 善良な移民青年の存在が、閉じられた教授の心の扉をたたき自然と開かせてゆく…。9・11以降の閉鎖的で殺伐としたアメリカ社会において、国籍・人種・宗教の違いを超越した先に見える、人対人の純粋な繋がりの尊さを訴えかけています。ジャンベの乾いた音のリズムが共鳴する路上セッションは“音楽映画”としての魅力も充分です。 主演は名脇役リチャード・ジェンキンス。冷淡・無気力な言動と社会的弱者に寄り添う勇姿と覚悟を前半と後半で対比的に演じ分けています。惜しくもアカデミー主演男優賞は逃しましたが、キャリア初主演作にして記憶に残る名演であります。

  • kih********

    5.0

    扉をたたく人とジャンベをたたく人の合奏。

     昨日、羽目を外す爺さんたちの『ラストベガス』を見た後、これは一転して随分と渋い老人の話。同じアメリカなのに、こうも違う。『…ベガス』のようなノー天気も居れば、生真面目な知識人も居る。ラスベガスもアメリカ的だし、移民の不法滞在もアメリカ的。歴史は浅いのに、とにかくでっかい。  原題が『THE VISITOR』。その visitor を追って見ているうちに、楽器ジャンベに目が入る。やがて移民についての社会問題がクローズアップされる。これは社会派映画か。しかしそうとも言い切れない。結局のところ、二人(三人?)の visitors に戸惑う老教授の物語だったのだ。  奥さんを亡くしてすっかり元気がない退職間際の先生。Visitors との関わりによって、自分の仕事は何だったのか、などと自分自身を顧みることになってしまった。今から何を求めて生きて行くのだろう。ピアノは駄目だし、奥さんは居ないし、visitors は皆去ってしまうし。まさかラスベガスで弾けるようなタイプではないし。これは辛い。「扉をたたく人」じゃなくて、「ジャンベを叩く人」になる? それもいいんじゃないか? 今度は自分が扉をたたく visitor になって、本気になれるものを見出せばいいんだ。 (私は彼より何歳か年長だけど、退職後は畑で野菜作りを楽しんでいる。毎日3人の孫たちがやって来る。可愛い visitors だ。元気をもらっている。)

  • fg9********

    4.0

    ネタバレ『我々は…なんて無力なんだ!』

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • jin********

    4.0

    切ないです。

    人生って、上手くいかないものですね。 って、つくづく思ってしまいました。 でも、その中にも希望はあるから、前に進める。人生は、、、なんて、つぶやきたくなる気分です。

  • gnp********

    4.0

    移民問題の難しさ

    誰もが一生懸命に生きていこうとしているだけなのに、どうしてこんなに悲しい結末になるのか… 孤独な大学教授とシリア難民の若者。立場も人種も違う二人が音楽を通じて心を通わせて行く。 9.11以降、厳しくならざるを得ない移民への扱い。 深く考えさせられる作品である。

  • qua********

    3.0

    編集がちょっとね

    レンタルDVDで鑑賞。 そこそこ完成度の高い映画だとは思うけど・・・感動ドラマという程の熱い中身ではないよね。 う~ん、正直、心に響くシナリオでもないし。 ドラマ性の弱さが際立った印象が残るし、もうちょっと突出した演出が欲しかったですねぇ。 題材やテーマなど揃ってる筈だが、中途半端さが否めず。 これは監督自身の力量不足と言っても過言ではないだろう。 ところで、結局タレクは最後どうなったのか? 国外移送された後の過程は? あやふやでスッキリしない結末を迎える訳ですよ。 結局のところ、何も解決していないように思うのだが。 しかし、不法滞在者を題材にした映画なんて実にアメリカらしい。 ある意味、多民族国家のアメリカだから作れるのかもね。

  • qss********

    5.0

    ネタバレ良い時間を過ごせたと実感できる映画

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • hxr********

    3.0

    ジャンベの音色・・

    ジャンベというパーカッション的な楽器を通して、老教授・ウォルターと 移民青年・タレクとが心を通い合わせていく過程はよい。 ジャンベの音色が、妻に先立たれたウォルターの孤独を癒し、 シリア出身ということで常に偏見にさらされ生きているタレクには 理解のある人を得た安堵と今後の勇気、希望を与える。 このように、「音楽が説得力をもたらす」展開は好きだ。 だが、タレクが不法入国者として逮捕、勾留されるあたりから ちょっとずつ中途半端な印象がつきまとい始める。 中東出身というだけで誰でも彼でもテロリスト扱いしやがって! と警察に怒るのは自由。 しかし劇中の警察の対応を見るかぎりでは、 不法滞在者を厳しく取り締まる姿勢としてさほど理不尽は感じない。 それなのにウォルターが「(救ってやれない)自分は無力だ・・」 と落ち込む一方で、 タレクはどことなく「こいつ、使えなねーなー」的な態度で 暗にウォルターを非難する雰囲気を出してくる。 このタレクの態度の方にこそ、私は理不尽さを感じてしまった。 ウォルターが身元引受人としてタレクらをアメリカに招き入れたか? そうでもないかぎり、他人は他人ではないか。 それ以上の過剰な期待をしてはいけない。 なれなら肉親が・・・とばかりに登場してくるのがタレクの母だが、 彼女の存在が作品に深みを与えそうで与えず これまた中途半端だったように感じる。 彼女のウォルターとのロマンスが成就すれば また展開は変わったのだろうが、 なんだかあやふやなままフェイドアウトしてしまう。 序盤の展開がとてもよかっただけに、 この終盤の流れがどうにもいただけなかった。 最後はウォルターがあらゆる無念さを込めて ジャンベを叩き続けるのだが、 着地点なきジャンベの音色は無性に悲しく聴こえた・・。

  • aqu********

    5.0

    9・11以降、中東系移民というだけで。

    名作といっていい映画です。 主人公の静かだがしっかりとした気持ちが伝わってきます。 ジャンベ(手でたたくパーカッション)のリズムが心を癒してくれます。。 この映画はアメリカでの最初の封切りは、わずか4館だけ。 それが、半年のロングラン上映+オスカーノミネートにまでつながるのですから、名作の証と言えるでしょう。 最愛の妻を失い無気力な人生を送っていた主人公の大学教師。 久しぶりに自分のアパートに戻ってみると移民カップルが住んでいた。 そんな偶然から知りあい、ジャンペを通して友情を深め、 心を分かちあっていく話。 “9・11”以降、中東系移民。 ただそれだけで、テロリストと病的なまでに恐れる。 その事件が、起きるまでは、そんなことは一切なかったのに。 中東系、たったそれだけのことで、いわれのない無賃乗車で逮捕され、収容所に収監され、国外に移送されてしまう。 たったひとつの過ち(でっちあげられた)で、善良な若者の人生をも奪ってしまう。 考えさせられることの多い、すべての役者が好演を魅せた、素晴らしい映画でした。

  • but********

    5.0

    音楽も素晴らしい

    シャンべの響きを聞きたくなったら、何度でも見たくなる名作。 楽しいフリ 素敵なフリ 活動するフリ . . . 「 フリ 」だけになっていないか。 我が身を顧みる。 ブログ http://maimoi.hatenablog.com/entry/2015/03/13/110445

  • pan********

    4.0

    邦題、違うでしょ

    邦題や予告を見ると希望に向かう物語かと思いました。 でも全然違って、人種や宗教などで起こる紛争や差別に由来する、ひとがひとのためにつくったはずのルールがひとを苦しめるものになっている現実を真摯に描いた映画でした。 もちろん主人公は前妻の死から立ち直ることができましたが、大切なひとたちと二度とあうことはできず、ほかの登場人物もすべてがバッドエンド。 日本ではありえない話に深く考えさせられる見ごたえのある映画でした。

  • hor********

    3.0

    善良な市民とはなんだろうか

    見る前の予想と全く違う映画は基本的に好きなんだよね。 だから見始めて予想と全く違う映画だったので、期待して見続けたんだが、 残念ながらちょっといまいちだったかな。 日本人にあまりなじみがない題材というのもあるかも。 ほんとうにアメリカって多民族国家なんだなというのは感じた。 映画の色調として当局批判が含まれているようだが、当局はなにも悪いことはしていないんだが。 ただ、昔のようなユルさと寛容がなくなってきたってだけ。 それだけをモチーフに1本映画を作ったというのはある意味すごいとは思う。 善良な市民に見えるが、不法はあかん。

  • reh********

    5.0

    移民の問題をストレートに

     この映画を好ましく思えるのは、相当重苦しい内容なのではと覚悟を決めて見始めてみると、案外軽快に進むカット割りとテンポの良さに乗せられて、つい高尚な物語を理解した気になってしまうからかもしれない。しかしそのような気分の変異ばかりでなく、この映画は優れていると感じる。  正直、主人公の家に勝手に上がり込んでいたカップルにそんなに同情は持てないし、しかも女性の方は敵愾心剥き出しだったりするから、かわいくない。だがそんな風に思えてしまうのも移民問題から遠い日本に住んでいるからで、異国でただ騙されて暮らす毎日の結末がこれではやりきれない思いだろう。  音楽のリズムを通じて語り合い、そこに生きる喜びを感じるというのは単純だが、人間性のごく本質的なものだ。主人公のたたくリズムが電車の音にかき消されていく時、魂の叫びも同様に人々の耳に届かなくなっていくものだと感じた。

  • ぷらねっと

    4.0

    心に響く

    ずっと孤独で暮らしていると、人生そんなものだろうって思えてくる。でも、一旦、誰かと関わると、孤独が耐えられなくなる。 不法滞在の青年と出会ったことで、孤独な教授の人生が変わっていく過程が、現在のニューヨークの現状を通して、とても良い感じで描かれてると思います。 9.11以降、不法滞在問題に厳しくなったニューヨーク。この映画では、不法滞在者側に感情移入してしまうけど、善悪はよくわからない。 そう言うことを考えるきっかけにもなる作品です。

  • soh********

    4.0

    孤独感がお見事!

    なかなか趣があり、どこか心が温かくなる映画だったよ。 主人公の孤独感が見事に描かれていて、孤独を人の触れ合いで解放して行くドラマはなかなか心が温まったよね。やはり、人間は、依怙地になるより、人の触れ合いを求めて行かないと人生は進展しないのだなあ… 邦題は『扉をたたく人』とあるけど、実際は『扉を通り過ぎ行く人』って感じだったかな。 一期一会の温かさがとても伝わって来る良い映画だったよ!

  • nan********

    3.0

    いい映画なんだけど

    もっと感動できる映画だと期待して鑑賞したけれど、期待しすぎてしまったのか、私にはあまり心に響かなかったです。残念。 青年との関わりを通して心を閉ざした教授が心開いていく過程は良かったです。 ふとした時に見せる笑顔だったり、だんだん表情が柔らかくなって行くところとか。 始めは躊躇しているけど青年に促されて公園でみんなに混じってジャンベを楽しそうに叩くシーンも素敵。 でも、後半、移民の問題とか強制送還とかにテーマが移っていってしまって、 私的にはそんなぁ~という終わり方で納得できず。 こういうのことが現実に起こっている世の中かもしれないけれど、 心を閉ざした教授が青年とのの触れ合いを通して変わっていく 心温まる映画、だけでも良かった気もする。

  • yuk********

    3.0

    信じてもらう権利

    911以降移民希望者や不法滞在者に厳しくなっているニューヨークと 心を閉ざした孤独な初老の男性を絡ませた ヒューマン・ドラマ・・・ 大勢を維持するためにマイノリティが犠牲になることは 良くあることだとで 仕方のないこと・・・と思うのは 自分に関係ないところで起きているときで もし自分や家族や友人だったら 思うことは違っているはず・・・ 生まれる国は選べない でもせめて生きていく国は選択できたらいいのに・・・と思う。 曲よかったなぁ~ ただ・・・映画の出来としては 二兎を追ってるため 今ひとつ説得力がない。 どっちも中途半端で終わっている・・・と思う。 期待して見ただけに残念。 この映画ではじめて知った『ヒアム・アッバス』という女優さん。 すごく素敵だった。 視線がかっこいい! ちょっとだけスーザン・サランドンに似てる。

  • s_o********

    3.0

    よき作品です

    静かな良い映画でした 公園でのセッションも 教授が唯一怒鳴るシーンも 下着姿で練習している様子も こういう映画はとても大切です そして、人にはこういう心や関係が とてもとても大切なのだと思います

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