囚われの女
作品レビュー(3件)
- りゃんひさ
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - nn1********
4.0点
ベルギー出身、伝説の女性監督(15年65歳没)の映画祭にて。 全20作品中5本が本邦初公開。 見ようと思っているうちに日が経ってしまい、あわてて駆けつけ、やっとこの一本だけ満席の中で鑑賞。 ブルーストの『失われた時を求めて』の第五篇から想を得た。 原作にもある、摺りガラスに隔てられた浴槽シーンがエロチック。 登場人物の名前を変えただけで、ストーリーもほぼ踏襲。 祖母とメイドと豪邸に暮すシモン(スタニラス・メラール)は、恋人アリアーヌ(シルヴィー・テステュー)を家に同居させている。 愛は薄れたのに嫉妬心は募り、同性愛を疑って、彼女が外出すると尾行してしまうのだった…。 話の展開より映像と音が魅力。 ねちっこい長回し、夜の娼婦を捉えた横移動が記憶に残る。 2000年の映画なのに、まだヌーヴェルヴァーグを引きずっていることに驚く。 シモン役も、トリュフォーに愛されたヌーヴェルヴァーグの申し子、ジャン=ピエール・レオと感じがそっくり。 「人が愛するのは、いまだ完全に所有するに至らないものだけだ」という プルーストの言葉が身に沁みる。 ずっと満席続きだったようだ。またどこかで再上映してもらうことを望む。 残りの作品を見るためにきっと駆けつけるだろう。 評価は4.5★。
- tat********
4.0点
ネタバレ囚われていたのは。
このレビューにはネタバレが含まれています。
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