ここから本文です

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない (2009)

監督
佐藤祐市
  • みたいムービー 360
  • みたログ 1,596

3.45 / 評価:673件

解説

インターネットの掲示板2ちゃんねるに書き込まれた話題の実体験を基に映画化した問題作。ニート青年が社会に飛び出し、いきなりブラック会社と呼ばれる問題企業で孤軍奮闘する様子を面白おかしく描く。『ホームレス中学生』の小池徹平が主演を務めるほか、共演者も『カフーを待ちわびて』のマイコや、『しあわせのかおり』の田中圭ら若手実力派が顔をそろえる。主人公を取り巻くありえない状況に、ついついエールを送りたくなってしまう。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ニート生活を送ってきた26歳のマ男(小池徹平)は母親を亡くし、一念発起して情報処理の資格を取得する。不況のご時世の中、必死で就職活動をするものの試験に落ち続け、最終的にパスしたのはとんでもない問題企業だった。彼は初出社当日から当然のようにサービス残業をさせられ、その状態が毎日続いていく。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)ブラック会社限界対策委員会
(C)ブラック会社限界対策委員会

「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」自分が応援されたような感覚になる爽やかな快作

 原作は2ちゃんねるのスレッドで、会社もの。もしやリアリティそっちのけで、状況を誇張しまくった無茶な映画になっているのでは、と危惧していた。が、そんな予想を見事に裏切ってくれた快作だ。

 ブラック会社とは、社員に極悪な労働環境や条件を強いる、「ヤバい」会社のこと。引きこもりのニートだったマ男が、やっとのことで就職した零細IT企業はまさに、そんなブラック会社の極みだった!

 「キサラギ」でもキャラクターをとことん立たせ、手際のいいストーリーテリングを見せた監督が、今回もセンスを発揮している。もちろん登場する社員たちは誇張されたキャラばかりだ。しかし、どのキャラも壮絶な個性で笑わせながら(ときに苛々させながら)、ギリギリのところでリアリティを保ち、「そんなやついねーよ!」と白けさせることがない。さらに、アニメやら戦場、「三国志」などを使った映像の遊びがうまく機能。不条理にさらされながらもがんばるマ男の心情、切実さをくっきりと浮かび上がらせるのだ。

 ラストにはやや強引さがあるものの、小池徹平の持ち味も手伝い、爽やかな着地。自分が応援されたような感覚になる。会社員でなくとも、がんばっている人なら誰もが主人公に感情移入し、「ああー、わかるよわかる!」と、まるで自分の物語のように共感できるはずだ!(若林ゆり)

映画.com(外部リンク)

2009年11月26日 更新

本文はここま>
でです このページの先頭へ