ベイビーママ
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3.0点
映画での初出は『アメリカン・パイ』(1999)におけるジョン・チョーの名台詞だったか。正式には"Mom I'd Like to F○○k"。要するに、ある種の「熟女」を意味するスラングである。 近年、最もインパクトのあった"MILF"といえば、かの共和党副大統領候補サラ・ペイリン女史なわけだが、そのモノマネで一世を風靡したサタデーナイト・ライブ(SNL)のヘッドライター、ティナ・フェイ主演で、『アイアンマン』に始まる2008年サマーシーズン直前の全米BOX OFFICEを制したのが本作。あの『ミーン・ガールズ』の脚本を書いた才女主演のサプライズヒット、ということでかなり期待してたんだが、期待しすぎた。 37歳のキャリアウーマンにティナ・フェイ。仕事は辞めない、子供は欲しい彼女の代理母にエイミー・ポーラー。ティナのロマンスの相手役にグレック・キニア。ほかにスティーヴ・マーティンとシガニー・ウィーバー。豪華といえば豪華。『40歳の童貞男』の黒人ロマニー・マルコと『26世紀青年』のダックス・シェパードが面白い! まあ、とにかくティナ・"MILF"・フェイ(39歳)を愛でる映画です。動きと表情はカタい気がするが、脚、おっぱい、メガネ、脚、おっぱい、おっぱい…。エイミー・ポーラーが思ったより弾けないんで途中で飽きてしまったが、好きな人は好きなんだと思う。 問題は"Baby Mama"という言葉。普段どういう使われ方をするのかよく分からない。ロニー・マルコがアメリカでの一般的な用語法(と思われる)で"Baby Mama"と使っているシーンがあっても、そこの字幕が「ベイビーママ」なのでさっぱりわからん。映画がもっと面白ければ調べる気にもなるんだけど。
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