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クララ・シューマン 愛の協奏曲
2009年7月25日公開

クララ・シューマン 愛の協奏曲

GELIEBTE CLARA/CLARA

1092009年7月25日公開

おおぶね

4.0

3人の天才が出逢うなんてことがあれば

 妻はロベルトの「女の愛と人生」や「献呈」などを歌うことが多い。  すごい人だと思うけど、この映画で出てくるように「天才には代償も大きい」のだ。  バッハ、ベートーベン、ブラームスというと3大Bで、これにビートルズが加わると4大Bだ。  この映画にはクララのお父さんとの訴訟については出てこないが、それもまた大きな事件だった。  金づるの娘が取られたら怒るのは当たり前ではある。  さらにブラームスとの関係をこの映画では見事に描いている。  確か、9人の子どもを生んで2人が死んでいるはずだが、最後の子どもは実際に記念館に行った友人がとてもブラームスに似ていると話していて、この映画でも「俺の子か?」と問う場面がある。  それでいて、ベッドでブラームスはクララに寝ないと宣言している。  微妙なところをちゃんと描いている。  クララはドイツの紙幣にもなった女性だ。  これほどの女性は日本で言えば、与謝野晶子だ。  この映画には最初の方でちょっと触れられる程度だが、演奏旅行がいっぱいあった。  なのに、これだけの子どもたちを生んで育てたというのは、やっぱりすごい。  それなのに、貧しいというのは理解できない。  音楽家というのはなかなか食えないのだ。  辛いな、ということを今、思い出した。  子どもは音楽家にはしないことだ。  そうそう、子どもたちがとっても可愛らしかった。

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