シップ・オブ・ノーリターン ~グストロフ号の悲劇~

DIE GUSTLOFF/SHIP OF NO RETURN: THE LAST VOYAGE OF THE GUSTLOFF

102
シップ・オブ・ノーリターン ~グストロフ号の悲劇~
3.7

/ 6

0%
67%
33%
0%
0%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(3件)

悲しい14.3%勇敢14.3%不気味14.3%パニック14.3%恐怖14.3%

  • yam********

    4.0

    戦争と市民

    第二次大戦末期、東プロイセンからドイツ本国への難民輸送の史実を基にした映画である。 1万人を超す(ほとんどが民間人)避難民を乗船させて、ゴーテンハーフェンを出航する。 船長資格のある4人の軍人、民間人意思統一が取れないままに航路を決定し、夜間に “反航スル味方掃海艇船団有リ” との誤報無電によって、航行灯を点灯したために、追尾していたソ連潜水艦に発見され、雷撃撃沈され、多くの犠牲者を出した・・・ 映画では、民間人のケディング船長が主人公として設定されて、 “その恋人とのドラマ” “恋人の従兄のソ連への内通” “軍人船長資格者との確執” “恋人の乗船許可証を横領する女性上官” 等、スパイ映画の要素を盛り込んだ戦争サスペンスに仕立てられている。 ただ、これらの脚色が、歴史的悲劇をメロドラマ風にしてしまって。作品の価値を落としている感は否めない。 実際には、船長資格のある海軍士官が、潜水艦攻撃を避けるために “無灯火の浅い沿岸航行” を主張したものの、民間人船長が、 “過積載で、喫水の下がった状態での沿岸航行は、座礁の危険がある” との意見で航路が決定され、結局は、それがソ連潜水艦の追跡航行を可能として、撃沈に繋がった様である。 しかし、これらの点を割り引いても、 “戦争というものが、如何に民間人を苦しめるものであるか・・・” “近代戦では、非戦闘員である一般市民であっても、常に軍と運命をともにせざるを得ない。” 等のメッセージは十分に伝わってくる。 潜水艦といえば、“ドイツ潜水艦U-Boot”が主役になった映画が多い中で、この映画は、ドイツ客船がソ連潜水艦(映画はドイツ語なので、会話では“U-Boot(ドイツ語では、潜水艦という一般名詞なので)”と呼んでいるところが、印象的である) 余談になるが、日本も、終戦後に引き揚げ船“小笠原丸”が国籍不明潜水艦(ソ連潜水艦が有力)に撃沈された等の事件が有名であるが、こういった悲劇が、NHKのドキュメントなどだけではなく、映画化されることはないのであろうか。

  • a6m********

    4.0

    一見の価値あり

     その時代の雰囲気を見事に再現しています。それだけでも見る価値あり。 船長と海軍の疑心暗鬼の心理状態も見ごたえあります。 単なる戦争映画ではなく、考えさせられる社会派ドラマとも言えます。 だだヒロインの容姿は日本人受けしないね。 100点満点中80点の出来。

  • oji********

    3.0

    事実に基づく物語

    戦争映画の棚にあったが、派手なドンパチは一切無い、出て来るのは難民一万人を乗せた大型の客船とソ連の潜水艦。家族を人質に取り破壊工作員として無線技師を客船に乗り込ませたソ連側の潜水艦が男の工作で魚雷を撃ち込む事に成功、客船は難民九千人と共に海中へ沈んでいくという、それだけの話しだが流石は独軍産、アクション無しでも、グイグイと引き付ける展開、104分も長いとは感じませんでした。日本と同じ敗戦国側から撮った映画でした。まぁ『タイタニック』と違い主人公とヒロインが生き延びたのは、せめてもの救いでした。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
シップ・オブ・ノーリターン ~グストロフ号の悲劇~

原題
DIE GUSTLOFF/SHIP OF NO RETURN: THE LAST VOYAGE OF THE GUSTLOFF

上映時間

製作国
ドイツ

製作年度

公開日
-

ジャンル