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白夜
2009年9月19日公開

白夜

842009年9月19日公開

sav********

4.0

芸術と見るか自己満足と見るかで評価二分

『愛の予感』小林政広監督。 「時間を返せ!」と当レビューにて酷評。 今作も、同監督作品のため、躊躇ったのですが、 眞木さん、吉瀬さん、お二人の魅力に抗うことができず、 また、特典のクリアファイルも捨てがたく、前売券を購入してしまっていました。 現在、パソコン机に、大事に保管をしてあります(苦笑) 劇場は、眞木さんファンらしき女性を中心に、半分ほどの入りでございました。 ☆彡     ☆彡 わたしはアリだけど、 これ好き嫌いの差が、 イヤというほどハッキリ出るだろうなぁ。。。 そんな思いを抱き レビュー作成前、当サイトを覗いてみると、評価の平均点が1.5点。 笑いごとではありませんが、思わず、笑ってしまいました(苦笑) 上映開始前に流れる 予告編から、不吉な予兆が。 それはなにか。 小林政広監督の次回作の予告編が、いきなり流れるんです。 なに?この次回新作までのスパンの短さは? 今回の作品、片手間で一気に仕上げたの?? そんな邪心が働いても不思議ではありません ある意味、画期的かな。 そう前向きに受け止めましたが、 こんな作品とは関係のない部分で引いてしまう方もいらっしゃる気がしました。 ◇   ◇ 『愛の予感』で小林監督に対する免疫ができていたのが功を奏しました。 同作とは真逆で、今作は、セリフが非常に多い。しかも長回しを多用。 だから、役者さんは、セリフを覚えるのが、大変だったと思います。 もうひとつこだわりを感じたのは 手持ちカメラも多用したこと。そのため 画面が揺れているシーンが非常に多いです。 これを、監督の自己満足と捉えるか 作品へのこだわりと捉えるか、判断はわかれるところでしょうが、 橋の上の撮影の仕方の細かいこだわりや、役者に指示をしたと思われる 微妙な間などを考えると、演出への細かいこだわりなんだろう、とここも前向きに解釈しました。 事実、橋の上で出会う二人。 眞木さん、吉瀬さんは、打ち合わせも含めて、初対面だったそうですし、 眞木さんには「バックパッカー役だから、あまり寝ないで。あまり食べないで」と酷な指示。 吉瀬さんには「黒い服で日本から来てください」と、撮影前から細かい演出がされていたようです。 と、そんな細かい所にこだわりながらも、 しょうがないといいますか、最終的には妥協をしたのでしょうが、 橋のシーン。お二人のうしろに、明らかに撮影を見学していると思われる 現地フランス人の野次馬?が映り込んでしまっています。カメラの角度を 変えて、お二人の影に隠そうとする試みもされていたようですが、背伸びを せんばかりの勢いで覗き込もうとする気合の入ったおじさんの姿に笑うシーンではないのに、 クスッと、笑ってしまうと同時に、リラックスをしてしまいました。もしかして監督の作戦? だって、あまりにも絶妙なタイミングでしたから(苦笑) ◇   ◇ カメラの揺れ以外にも、 白黒シーンを意識的に入れたり、 BGMを意識的に消してみたり、 そんな演出上のこだわりも垣間見えます。 ある意味、 小林政広監督、撮影技法披露会と、 口悪い人なら、皮肉を言いたくなるに違いありません。 ◇   ◇ 吉瀬さん、謎めいた役ばかりでしたが、 普通の女性の役は、もしかすると初めてではないでしょうか。 その点で、最初違和感を隠せなかったのですが、 愛のボルテージを徐々に上げていく様子や、時折のぞかせる 気弱な姿が、実に巧みに表現されていました。 ラストカットも美しかった。 あのカット割りは『愛の予感』でもありましたが、 前回は小林監督の大映しだったので、比べようもないほどの美しさでした。 視線の送り方、 遅れて動き出すカメラ。 解釈が十人十色にわかれそうなラスト。 個人的には、こういう作品は好きです。 ☆彡     ☆彡 キャスト2人目当てでもないかぎり、 小林監督の作品を1作でも観ておいたほうが懸命かと思われます。 そうでないと、なにがなんだかわからないでしょうし、 『愛の予感』の私のように激怒してしまいそうな気がします。 個人の感情の記録として★★★★☆をつけますが、 一方で、レビュー記載現時点の星1.5点の平均点が妥当な気もします。 その点だけはあらかじめ、お伝えをしておきます。

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