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ショーツ 魔法の石大作戦 (2009)

SHORTS

監督
ロバート・ロドリゲス
  • みたいムービー 9
  • みたログ 85

3.19 / 評価:31件

見て見てウチの子大作戦

  • 玉吉 さん
  • 2010年10月30日 3時04分
  • 閲覧数 442
  • 役立ち度 16
    • 総合評価
    • ★★★★★

本作のDVDには、10分ほどの特典映像が
2本収録されている。

1つは『みんなでクッキー作り』。
ロバート・ロドリゲスと長女リアノンちゃん(4歳)が
自宅のキッチンで「チョコレート噴火クッキー」を
作っている模様がそのままに収められている。
子供の可愛らしさには確かに目を奪われるが、
正直それだけの映像である。
これが商業レンタルのDVDであることを思うと、
幾らオマケとはいえ親バカにも程があると
言わざるを得ない。

もう1つは『監督と映画を学ぼう!』。
普段なにげなく撮ってるホームビデオも、
ちょっとした一手間を加えることで
劇的に面白くすることが出来る。
ここではプロの映画屋ロドリゲスが、
ホームビデオにおける映画技法の
様々な有効例を紹介する。


例えば、上司や友人の家にお呼ばれして。
奥さんが夕食を用意してる間とかに、
「ああ、そうだ。アレでも流しておこうか」とか言って、
その家の子供やら孫やらの「思い出ビデオ」を
延々と見せられた経験は無いだろうか。

往々にして、
ヒトん家のビデオなんてのはつまらんもの。
よほど被写体になんらかの関心がなければ、
単なる素人の自己満に過ぎないからだ。

が、そうとは分かっていても
やっぱり「見せたい!」のが親バカのサガ。
とにもかくにも画面に目を向けさせて、
「可愛いですねえ!」とか「上手ですねえ!」とか
言わせてやりたいのである。
そう。お世辞なんかじゃなく、出来れば本心から。

その為にはどうすればいいか。
ロドリゲス先生が言うのである。

 簡単なことさ、面白くすりゃイイんだよ!

まずは効果音。
ただ子供がミニカーで遊んでる映像でも、
エンジン音やクラッシュ音を入れただけで
その印象は劇的に変わって来る。
カッコイイ音楽をかぶせたりするのも効果的だ。

それから編集。
変わり映えのしない画をただ垂れ流すだけじゃ
すぐに飽きられてしまう。
ここぞ!というシーンを選りすぐって見せるべし。
また、撮った順から生真面目に見せる必要もない。
面白いところを自由に切って繋ぐのもアリだ。
そこから予期しなかったドラマが生まれたりもする。
これこそが、映画のマジック。

絵心があれば、特殊効果に凝るのもいい。
字幕スーパーや絵を描いたりする機能は
既にオナジミだが、最近は市販のCGソフトでも
かなりの物が作れるらしい。
事実、なんでも自前のスタジオでやってしまう
ロドリゲスは、この映画でも市販のCGソフトで
多くのVFXシーンを作成したんだとか。

大事なのは、観る人に楽しんでもらうこと。
観る人が笑ったり、泣いたり、あったかい気持ちに
なれるように工夫をすること。
そうすれば、きっと誰もがビデオに釘づけになる。
そしてキミの子供の虜になる。
「すごく可愛い!女優になれるよ!」
「上手だなあ!天才じゃない?」
心から、そんな嬉しい賛辞を贈ってくれるはず。

これも親の務め。手間を惜しむべからず。


本作『ショーツ』は、
単なるファミリー向けのファンタジー映画ではない。
原案はロドリゲスの三男坊レベル君によるもの。
(そういや前作の『シャークボーイ&マグマガール』も
次男坊レーサー君が原作者だったっけw)
レベル君は更に主要キャラクターとして役を貰い、
他の兄弟もなんやかんやとカメオ出演。
トドメには近縁の赤ん坊ビアンカちゃんが
天才ベビー役で登場(これがスゲー可愛いの!)、
声を元ヨメに当てさせるという徹底ぶり。

ウィル・スミスと並ぶハリウッドきっての親バカ
ロバート・ロドリゲスによる、つまりはこれ自体が
「他人が夢中になるホームビデオ」と言うワケだ。

そんなのを堂々と劇場にかけて
金を稼いでしまうのだから畏れ入ってしまう。
世の親バカを自認される父さん母さん達は、
ぜひとも参考にされたし。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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