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誘拐ラプソディー
2010年4月3日公開

誘拐ラプソディー

1112010年4月3日公開

hir********

5.0

桜の花満開の季節での出来事。

古来から、「さくらの花」というのは、「人を狂わせる」と言います。 オープニング、満開の桜の木の下に、男がひとり。 「死ぬにはいい日だ・・・・」 ナレーションが入ります。 この男が、ラストでまた、ツブヤキます。 「やり直すには・・・最高にいい日だ・・・」 全く、期待せずに観たんですが、すごく「いい映画」でした。 角川映画・・・やれば、できるじゃない! 借金で「人生ドンズマリ」の男が、よりによってヤクザの息子を「誘拐」してしまう。 そこから始まる、人生の悲喜こもごもを、ロード・ムーヴィータッチで描いた話。 何だっけ?「パーフェクト・ワールド」だっけ? そんな話・・・・あったよね。 でも、アメリカ映画と違い、「辛口」でペーソス漂うムードが、日本映画ですな。 ヤクザの描き方は、これくらいが、「リアル」でいい。 特に、組長の参謀役の「菅田俊」が、素晴らしい。こういうヤクザ・・・いそう・・・ 主役の高橋克典も、イイね。 これで、ドジな相棒でも、いたら「傷だらけの天使」だよね。 人はいいんだけど、ちょっとオツムが弱い・・・そんな憎めないキャラを演じていました 「天国と地獄」も入ってたし、「誘拐報道」も入っていた。 でも、俺が感心したのは、そんな所じゃなくて、 桜を観て、「死のう」と思ったダメ男が、子供との「珍道中」の果てに、 もう一度、「桜」を観て、「やり直そう!」と決意するまでの「経緯」 ソコに、グッと来た。 「死ぬこと」は、簡単。 でも、「金を稼ぐ」ことは、たとえ「犯罪」だろうと、そう簡単には行かないのだ。 ほんの「出来ごころ」から始まった「誘拐」が、 男に、「命がけで生きる」ことの大切さを、教えた。 押尾学は、こんなに「イイ映画」に出ていたのに・・・・残念だ・・・・ ラストの主人公のセリフ・・・・そのまま、押尾学に投げかけたい・・・

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