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ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ (2009)

監督
根岸吉太郎
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  • みたログ 1,528

3.52 / 評価:532件

「グッドバイ」

  • cpd***** さん
  • 2011年11月26日 22時14分
  • 閲覧数 473
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

「純文学」というカテゴリーがあるならば「純映画」があってもいい。

恥ずかしながら太宰作品を読んだことがない。元来、ほとんど本を読まない僕が何となくイメージする太宰像は、「ニヒルでええ格好しい」。

昔、教科書か何かで思索にふける?太宰のポートレートを見たことがあったが、いかにも露骨にすましてポーズを取ったような雰囲気が鼻についてしようがなかった。
流行?やその時の流れ?、雰囲気?で女と自殺を図るような人間を信用したくなかった。しかも、1度の自殺で成功しておればまだしも、自分だけが助かってしまうと言う格好悪さ。何度も試みたらしい。最終的には本当に死んでしまうわけだが、ファンに言わせればそんな不格好な人間臭さが魅力なのかもしれない。何となく分かるような気がする。


太宰文学がそのまま映画になったような「純映画」作品?である。なるほど、主演・松たか子は無難に仕事をこなしているし、他の出演者も目立った欠点はない。当時の時代考証もしっかりなされていたように思うし全体の雰囲気も良かったが、太宰文学を知らない人間にとってはいかんせん難しすぎた。


一番印象的なシーン。浅野(太宰治)が広末(飲み屋の女)と自殺をはかる。山中の小川のほとりで大量の睡眠薬?を飲み、仰向けに横たわる。

太宰「グッドバイ」

このシーンの浅野の演技は見事だった。


太宰文学を少しでも知っていたならこの映画の見方も変わったかもしれないが、予備知識がほとんど無い僕にとっては難解だった。

ということで、人によって評価が分かれやすい作品だったのではないだろうか。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

イメージワード

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