あらすじ・解説
早くに夫を亡くして以来、一人息子のトジュン(ウォンビン)と静かに暮らすヘジャ(キム・ヘジャ)。そんなある日、街で殺人事件が起こり、もの静かなトジュンが第一容疑者に。事件の解決を急ぐ警察がトジュンを犯人と決めつけ、無能な弁護人も頼りにならない中、ヘジャは真犯人を捜し出し、息子の無実を証明しようとする。
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作品レビュー(547件)
- nez********
3.0点
ネタバレお母さん…
このレビューにはネタバレが含まれています。 - iam********
4.0点
ネタバレ鬼気迫る演技
このレビューにはネタバレが含まれています。 - kaz********
4.0点
知的障害を持つ純粋無垢な息子・トジュンを持つ母・ヘジュは悪友のジンテと付き合っていることを心配している。廃屋で女子高生のアジョンが殺されているのが発見された。トジュンは警察の誘導で自白調書に押印し犯人にされた。あてにならない弁護士に見切りをつけたヘジュは自から犯人捜しに乗り出す。アジョンは数多くの男と関係を結びそれを携帯電話に写していた。携帯電話に現場でトジュンが見かけた老人が写っていたことからヘジュは老人の家を訪ねる。そして・・・・・・。 母はトジュンが人を殺せるような人間じゃないと信じていて、一生懸命犯人捜しをする。それは息子を愛する母親として当たり前のことなのだが、ヘジュはひときわ強いと言える。 老人の証言どおりだと、アジョンに投げられた石をトジュンが投げ返してそれが当たった事故のようでもある。ただ気になるのは、アジョンの死体をなぜ屋上に上げて見つかるようにしたのかだ。トジュンが言ったように「早く見つけて救急車を呼ぶように」という自からの告白だったのかもしれない。 ともかく、真犯人が後から逮捕されトジュンは釈放されるのだが、この展開は皮肉である。母親はトジュンの釈放を喜ぶ一方で、自分の犯した過ちに恐れおののく。仕事道具である鍼の入った缶を老人の家に忘れていたのだ。それを拾ったのがトジュンだったというのが最大の皮肉だった。
- mat********
2.0点
ネタバレ雰囲気だけはある
このレビューにはネタバレが含まれています。 - par********
3.0点
ポン・ジュノ監督の作品は、パラサイト、ほえる犬に次いで3作品目の視聴。どちらも、あまり好きになれない作品でした。この作品も、後味が悪い作品ですその他を見ていないのですが、この監督、底辺層が置かれている社会状況、思い、差別感を上手く掬って、問題提示をして最後は悲劇的なエンディングに持っていくのが得意みたい。しかし、設定的には、少々無理がある。知的障がいと記憶障がいを持つ息子をあんなに野放しにしてしまっている点で、あり得ない。そこからして、あのような結末になっていくのは、自分からすると自業自得にも見える。普通であれば、自分の手元から離さず、障害者の施設等に出入りさせながら、生きていく道を選ぶだろう。(日本だったらの話だが) サスペンス的には、色々と伏線を貼りながら、あとで収束するストーリーは成功している。殺された少女が何故屋上で晒されていたのか、母親の鍼灸の道具、暫くしてから本当のことを思い出す息子トジュンの癖、真犯人が挙げられて面会に行って号泣する母親等、それぞれに「そう来るか」的に印象に残る場面がある。そうそう、雨がストーリー進行の重要な場面に使われていたのは相変わらず。 恐らくは、この後味の悪さは監督の計算づくのものであろう。韓国社会が、もつ闇。貧しく、虐げられている人々の怨嗟を掬い取って、芸術性を高めて提示する。そこに、ポン・ジュノ監督の面目躍如的な特異性があるのだろう。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
LA批評家協会賞第36回