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母なる証明 (2009)

MOTHER

監督
ポン・ジュノ
  • みたいムービー 419
  • みたログ 2,193

3.86 / 評価:1192件

Allキム・ヘジャ映画

  • kyo***** さん
  • 2020年6月12日 16時32分
  • 閲覧数 1709
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

『パラサイト』のポン・ジュノ作品ということで鑑賞。
1番の感想は、この作品は題名の如く母親キム・ヘジャの存在感で全編覆い尽くされたキム・ヘジャのための映画だということ。彼女の演技を存分に味わいたいなら1度は見るべき価値がある。
また息子の知的障がい者を演じる綺麗な目をしたウォンビンの演技も魅力的である。

話の展開は被害者のお決まりの裏の顔に関する描写以外は良いと思うのだが、結末は納得いかなかった。
殺人事件に関して、息子の友人が言っていたように、被害者がなぜ屋上にわざわざ目立つように放置されていたかが事件の鍵であり、当初、母親はその謎を追いかけていったはずだった。最後、実の犯人とされる人物が逮捕されるが、そのことに明確な解答は出されず、また知的障がいがあるため動機などもよく分からない。

また重要参考人となる者が母親によって殺されるが、『パラサイト』の結末同様、急にそんな雑な終わり方なのといった感が強く、今までの丁寧な話の展開を全てぶち壊した気がして全く受け付けられなかった。彼女がその後、何事も無かったかのように普通の暮らしに戻っているのは違和感しかない。
衝動的に善から悪となるが、母親は子供への愛情から、倫理をいとも簡単に乗り越える、つまり人間とはそのように不条理な存在ということか…。

補足 
ポン・ジュノ作品の代表作の一つである『殺人の追憶』にも通じるところがあるが、韓国の警察は発言力が弱い知的障がい者に対し、暴力を用いかなり強引に尋問し、犯人に仕立て上げようとするのだが、監督はそのような現状に対して批判するために毎回わざと場面設定しているのか気になった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 不思議
  • 勇敢
  • 切ない
  • コミカル
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