2009年10月10日公開

パンドラの匣

942009年10月10日公開
パンドラの匣
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

太平洋戦争中、体の弱さから自分を余計な者だと思い悩んでいた少年・利助(染谷将太)。結核を患う彼は、終戦を機に山奥の結核療養所、健康道場へ入所する。少々風変わりな健康道場での日々を過ごす中、ひばりと名付けられた利助は、新しくやって来た看護婦長・竹さん(川上未映子)のことが気になり始めるが……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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予告編・動画

作品レビュー(97件)

かわいい14.4%切ない13.6%不思議10.7%笑える9.9%楽しい9.5%

  • cyborg_she_loves

    4.0

    コメディです

    太宰治原作、結核療養所の物語と聞いて、ものすごく陰鬱で重い物語を想像していたので、長いこと手を出さずにいました(原作も、です)。  何かの気まぐれで見てみてびっくり。  こんな軽快な、コメディタッチの作品だったんですね。  原作もです。ネット上にもあちこちに、「太宰って意外に明るくて楽しい作品も書く人だったんだ」みたいな感想が書かれています。  実際に病苦のゆえに自殺した友人の闘病日記をもとにして、太宰はこの原作を書いたといわれていますが、そういう悲劇を太宰が何を考えてこんな明るい、軽快な、そして希望(パンドラの匣の名のとおり)にあふれた作品にしたのか、難しいことは私にはよくわかりません。  新型コロナの被害で世界中がひっくり返ってる今の目から見たら、この「健康道場」の管理のいい加減さは、これはもう「ありえない」を通り越して笑うしかないレベルですね。  いくら感染症学が未熟だった当時とはいえ、結核療養所がこんなに感染対策のなんにもない、出入り自由の、明るく楽しい場所だったとは、ちょっと私には思えません。  「やっとるか」「やっとるぞ」とか「よしきた」とかいう奇怪な挨拶といい、これは明らかに滑稽さを演出しようと意図して作られた物語です。  結核療養所の実際の様子を描こうとした物語ではありません。  これは、本当はどす黒い絶望に塗りつぶされている結核療養所を、あえて明るく、楽しく、恋多き、希望にあふれた場所のように描いて、闘病生活を笑い飛ばしてしまおうとして作られた物語だと私は思いました。  だって、希望は、笑うことからしか生まれてこないんだから。  竹さん役の川上未映子さんの演技を皆さん褒めますが、いや実際とても魅力的ですが、私はマア坊の仲里依紗さんがこの映画では大好きです。この時代の女性を演ずるにしてはちょっと目鼻立ちがくっきりしすぎていて外人女優さんみたいに見えるかなとは思いましたが、まあそれはそれ、マア坊の天然キャラをとても見事に演じておられます。

  • bar********

    3.0

    普通の作品です

    パンドラの匣。太宰治の青春小説の映画化作品ですね。 作家の川上未映子がヒロインとして出演している作品でもある。綺麗ですね~。 昔原作は読んだんですけど、細かい雰囲気とかは忘れちゃったな……ただ太宰らしい暗い感じがありながらも、読んでいくとどこかサッパリとした気持ちになっていく、優れた青春小説だった気がします。 この映画はその原作の雰囲気を見事にとらえている気がしますね。ただ、やっぱり映像にすると、重々しさが時々出すぎちゃいますので、そこは原作改変でもいいから、臭みを取る何らかの工夫は必要だったと思います。 その「工夫」というか、感心するところはあまりなかったかな、という印象なんです。丁寧に原作の雰囲気をとらえようと頑張ってはいるものの、それだけという感じで、それを映画にしたときに、いったい視聴者にどんなふうに見えているのかというところまでは配慮が行き届いていなかったように思えます。 光と闇の使い方とかも、これは邦画全体でそうなんですけど、下手ですよね。光はとことん明るくって、闇はとことん暗い。それを掛け合わせると、白黒の強度が強すぎて、場面全体が色あせて見えるんです。俳優がどんなふうに見えるのかもあまり意識していないように見えます。 OPとEDの音楽も作品全体の雰囲気と合ってないですよね。なんであんなモダン音楽みたいな感じにしたのかな? ああいう音楽が合う雰囲気に作品を調節したかったのだとしても、全く合ってないですし、何を伝えたかったのか不明確になってしまいます。 凡作でしょう。ただ原作好きな方からすればよい作品といえるかもしれません(原作破壊も多い昨今ですからね)。

  • しろひげ

    5.0

    ネタバレ染谷将太色気ある

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ft0********

    4.0

    日本でしか作れない

    その時代の雰囲気とか、音楽とか、セリフの感じとか、好みの作品です。 不治の病と言われてた結核の療養所での生活を暗く重い雰囲気ではなく、テンポ良く、とても良かった。 また、竹さん役の川上未映子が良い感じ。作家にしておくのはもったいない。イヤイヤ、作家としても一流だし(笑) そして、ひばり役の染谷将太が可愛い。ひばり役が、ぴったり。 こう言う作品こそ日本でしか作れないのだから、外国にもっとアピールしても良いのに、と思った。

  • soh********

    4.0

    観れた人は、凄くラッキー!

    笑えた! なんとも言えない世界観とシュールさがツボにはまってしまい、お腹を抱え笑い転げていたよ。一見、宣伝も少なく、出演者も、物語も地味さと、玄人受けが目立つような映画。劇場に足を運ぶのは… テレビでやっていても… と思いたくなるが、どっこい、これが、ツボにはまると、病み付きになるほど、笑え、不思議な気持ちになる魅力的な映画だよ。しかも、もう一度、劇場に足を運びたくなってしまう。この映画は、何が良いの? 原作? 監督? 演出? 配役? 何かわからないけど? うまーくバランスが取れていて、とても上手い仕上がりだよ。今日、パンドラの匣を観れたオイラは、なんか、とても、ラッキーだったよ。 やっとるか? やっとるよ! がんばれよ! ようしきた! 原作の雰囲気を壊さずに、エンターテイメントの効いたなかなかの作品だよね。

スタッフ・キャスト

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染谷将太ひばり
仲里依紗マア坊
窪塚洋介つくし
小田豊越後獅子
杉山彦々かっぽれ
KIKI大月キヨ子
洞口依子ひばりの母

基本情報


タイトル
パンドラの匣

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル