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ゼロの焦点
2009年11月14日公開

ゼロの焦点

1312009年11月14日公開

lo_********

3.0

主役が喰われるどころの話ではない

脚本を読む力の差がここまでハッキリ出た作品はなかなか無いのではないか。 全ての出演俳優の中で、主役の広末涼子だけが完全に現代にいる。端役の俳優たちにすら完全に喰われている。準主役の2人には遠く遠く遠く及ばない。 仕草もさることながら甘ったるく聞き取りづらい口調、表情はただひたすらしかめっ面のままピクリとも動かない。中谷美紀との選挙事務所での別れ際の握手、あの瞬間に全ての差が如実に現れている。まるで棒の様に動きがない突っ立ったままの主役と、生き生きと表情ひとつで時代の女を演じる準主役。そしてあの時代の最下層を生きる女性をこれでもかというほど鮮烈に演じた木村多江。 これほどまでに主役の配役を間違えた映画は無い。とハッキリ言える。勿体無い、の一言。

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