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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い (2009)

THE HANGOVER

監督
トッド・フィリップス
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3.79 / 評価:1,812件

解説

『スタスキー&ハッチ』のトッド・フィリップス監督が手掛けた、スリリングでパワフルなコメディー。結婚前夜祭に参加した4人の男たちがラスベガスで酔いの勢いに任せて体験する、ぶっ飛んだ2日間を描く。出演者も『バレンタインデー』のブラッドリー・クーパーや、『ナイト ミュージアム2』のエド・ヘルムズら個性派が勢ぞろい。アメリカの歴代コメディー映画史上最高額を稼ぎ出した、パンチの効いた笑いにノックアウトされる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

2日後に挙式を控えたダグ(ジャスティン・バーサ)は、バチェラーパーティーと呼ばれる結婚前夜祭をラスベガスで過ごすことにする。彼は親友のフィル(ブラッドリー・クーパー)やステュ(エド・ヘルムズ)らと共に一路ラスべガスへ。だが、翌日ホテルで目を覚ますとひどい二日酔いで、花婿になるはずのダグの姿はどこにもなく……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

 (C)2009 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
(C)2009 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」野暮だがおかしい勤勉なコメディ。ガリフィアナキスの大化けに期待

 モハーベの砂漠で男たちが困り果てている場面では、あまり期待を抱けなかったが、ホテルのバスルームに虎がうずくまっているのを見たときは、一気に脈が速くなった。鶏と赤ん坊と前歯だけで混乱を表そうとしても、ここまで急に映画の温度は上がらなかったはずだ。「赤ちゃん教育」に出てくる豹のベイビーに負けず劣らず、バスルームの虎は相当にインパクトが強い。

 というわけで「ハングオーバー!」は、ちょっと野暮だが、太い線で笑わせてくれるコメディになった。話は単純だ。4人の男がラスベガスでバチェラー・パーティを開く。当然彼らは羽目を外し、翌朝目覚めてみると、部屋に鶏や赤ん坊や虎がいたというわけだ。前夜の行動は、もちろん記憶にない。しかも結婚式を目前に控えた花婿の姿が、マットレスともども見当たらない。さあ、どうするか。

 残された3人は花婿を探しつつ、前夜の記憶をたどる。虎も前歯も事情はわかった。だが彼らは、もっとややこしい事件とも関わりを持っていたらしい。

 「ハングオーバー!」にスターは出ていない。だが、脚本と俳優は勤勉だ。オチは二重三重に仕掛けられているし、役者も体技を惜しまない。謎が順繰りに明かされていくところはややじれったいが、とにかく観客を笑わせてやるぞという覚悟は半端ではない。なかでもおかしいのは、世間とテンポの合わないデブのアランに扮したザック・ガリフィアナキスという俳優だ。客を苛立たせるような外しとデッドパン演技もさることながら、妙にアグレッシブになったときの彼は、ある時期のジョン・べルーシを思わせる。化けてくれることを期待しよう。(芝山幹郎)

映画.com(外部リンク)

2010年7月1日 更新

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