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僕らのワンダフルデイズ
2009年11月7日公開

僕らのワンダフルデイズ

1122009年11月7日公開

yuw********

4.0

「妻のあくび」からスタート

見たのは何年も前だけど。たしか浅田美代子が大口であくびするシーンからスタートしたと思う。だってびっくりしたから。 予告は見てた。あらすじも紹介されてた。 けど、実際、映画ではもっと引き延ばされるのかと思ってた。「主人公の勘違い」まで。 けれどいきなり「あくび」。そしてあくびによる「涙」。 そしてその「妻の涙」だけを見た入院中の主人公が「あれ?俺ってもしかして・・」と勘違いのスタート。 ・・・予告やあらすじで知ったネタは即披露されてたので、ちょっと安心というか拍子抜けというか斬新というかとにかく驚いた記憶がある。 映画はけっこう良かった。思ったよりも。 これの前にDVDで「カスタムメイド10.30」を見たからかも。あっちの映画では「奥田民生、邪魔くさい」と思う場面がたくさんあった。けど元々は奥田民生のドキュメントムービーの案から「映画にしちゃおう」と発展したものらしいので、映画としてはへんちくりんな部分があって当たり前らしかった。・・・というDVDの裏の注意書きを読まずに「映画」として見た私は「なんじゃ?こりゃ」と思ったけど。 しかしこっちの映画はまともな映画で良かった。 しかも、なぜか奥田民生も登場したような錯覚に陥った。 これは竹中直人のせい。バンドがスタジオ入りしたシーンで「ああっ!あれ、奥田民生~~!」という演技が見事すぎたのかな。 「役者ってすごい」の一面を見た思い。しゃべってるのは竹中直人なのに、私の頭の中にはスタジオを歩く奥田民生が浮かんでたから。 きっと、大根役者ならしゃべってる自分に注目させてしまうのだろうな。 けど、ちゃんとした役者は観客に違うものを思い浮かべさせることができるのだろうな・・・と思った。 バンドは、稲垣さん以外、特訓したのかな。 口パクの楽器版みたいなこともせず、みなさん自力で音を出したらしいし。 稲垣さんも、もともとドラムができたのか特訓したのかは、私はわからないけど。 コンテストに向けて練習という流れは、役者さんたちもリアルに練習を積んでいったように感じて、ハラハラドキドキして見た。 サントラCDには、その練習風景もちらっと映像化されてたし。 このバンドの持ち歌は2曲。 竹中直人はきっと「僕らの旅」より「ドキドキしよう」(?)のほうが好みっぽいと思った。どっちも奥田民生が作ったのだけど、後者はちょっと忌野清志郎っぽい。竹中直人、たしか清志郎が好きって何かで言ってたような。 映画は、通常の大筋の流れも良かったんだけど。 私は個人的にあれが好き。 斉藤暁と段田安則の終盤のやり取りのシーン。 ここはぐっとくる。泣ける。ただのおっさん二人のシーンなのに。 なんでか、すごい好き。味がある。とても。

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