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パイレーツ・ロック (2009)

THE BOAT THAT ROCKED

監督
リチャード・カーティス
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3.91 / 評価:530件

時代が奴らを求めたのだ

  • 一人旅 さん
  • 2017年12月11日 2時22分
  • 閲覧数 1297
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

リチャード・カーティス監督作。

1960年代のイギリスを舞台に、海賊ラジオ局の面々が織りなす騒動を描いたコメディ。

実在した海賊ラジオ局(公海上でロック音楽を24時間放送する)を題材にしたコメディの良作で、1966年のイギリスを舞台に、高校を退学した青年が更生目的に飛び込んだ海賊ラジオ局「ラジオ・ロック」でDJとして活動している面々が織りなす騒動と、彼らを廃局に追い込もうと躍起になる政府要人の策謀を交互に活写しています。

60年代当時のイギリスではラジオは国営放送(BBC)のみで民間のラジオ局は存在していませんでした。国営放送ですからポピュラー音楽を流す時間はごく短い時間に限られており、音楽好きの大衆は本作に登場するような海賊ラジオ局が流すロック音楽を夢中になって聴いていたのです。本作ではそうした60年代当時のイギリスにおける音楽文化・メディア文化を背景に、海上の海賊ラジオ局を舞台にした悲喜こもごも&エンタメ性溢れる群像劇風のヒューマン・コメディが描き出されています。コメディはコメディでも何でもありの“ごちゃまぜ風”のスタイルが本作の魅力です。時には『ポーキーズ』のような主人公の童貞喪失奮闘記であり、時には『タイタニック』のような海洋パニック映画に様変わりします。さらにはライバル関係の二人のDJによる海上チキンレースや、実の父親と息子の生まれて初めての出会いのお話まで取り入れられています。そのため全体的なまとまりに欠ける作劇と言えますが、コメディ・青春ロマンス・お色気・パニック・ポリティカル・ヒューマンドラマ…とバラエティに富んだ個々のエピソードを自由に繋ぎ合わせた構成は群像ドラマの醍醐味です。もちろん、60年代ヒットナンバーの数々を惜しみなく垂れ流した“音楽映画“としての魅力もたっぷりであります。

フィリップ・シーモア・ホフマンを筆頭に、ビル・ナイ、リス・エヴァンス、ニック・フロストと曲者揃いの役者陣の好演が光りますし、タルラ・ライリーやジャニュアリー・ジョーンズといった綺麗所がスケベな男だらけのむさ苦しい空間に華を添えます。

詳細評価

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