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パリ・オペラ座のすべて
2011年10月29日公開

パリ・オペラ座のすべて

LA DANSE, LE BALLET DE L'OPE'RA DE PARIS

1602011年10月29日公開

red********

3.0

前半は辛抱!後半は目から鱗?!

たっぷり睡眠をとってから観に行く事をおすすめします(笑)。 それだけみるのに集中力を要する映画。 レビューを読んで行ったので覚悟の上でしたが、合間合間に「くるみ割り人形」 「メディアの夢」など、字幕で「何の練習をしている場面か」が出てくるだけで、他は 一切ナレーションや説明がない!。なので、モダンな振り付けのダンスをシンプルな 練習着で踊っている稽古を淡々と映しただけの前半は「これは一体何を表現しようとして いるんだろう?」と考えながら集中して見ないとすぐ眠くなってしまいます。 私の周りでは開始1時間くらいでスースーと寝息が聞こえて来て、最初は前方に たくさん出ていた前に座った方々の頭の影が、気がつけば右に左に傾いてとても 画面が見やすくなっていたくらいでした(笑) 後半は、前半を辛抱してみてこそ価値が出るもの。 前半の練習が舞台上での練習場面・本番に移っていくのですが、衣装や小道具・ 大道具の効果により、前半で見たよく分からない振り付けの踊りが舞台上で意味を持ち・ 「表現」になって行く様に感動しました。「あれはこういう事を表していたのか!」と 目から鱗!状態の連続。 予告編では「クラシックバレエの華麗な世界~その表舞台と裏~」のような印象を 受けたので、思っていた以上にモダンバレエの紹介が多い事にややがっかりした 面もありましたが、現代的で斬新な表現が見られて、最後は満足して映画館を 後にしました。 ほんのちょっとだけネタバレすると、数人が「アーメン!!!」と悲惨な感じで 絶叫するのとか面白かったです。バレエのイメージを崩されました。 また、練習場面では細いのにすごく筋肉隆々に見える女性ダンサーが、舞台上 では力強くも華奢で女性らしい印象になるのも不思議でした。 欲を言えば「オペラ座のすべて」なのですから、もっと衣装や小道具の制作場面を 映して欲しかった! 素敵な衣装や魅力的な工房が出て来たのに、おまけのような 扱いで残念でした。衣装のデザイン画とかも見たかったです。 また、一つの舞台を作り上げる上で、その日程・スケジュールがどのくらいの日数 (年数?)で、各練習や制作などにどのくらいの期間が割り当てられているのか 等も 紹介して欲しかった。 結果、見る価値がある映画とは思うのですが、見かけ倒しならぬ題名だおし・予告編 だおしな感があるので☆3つ。 もし私がタイトルを付けるとしたら「パリ・オペラ座の今~そのモダンバレエの世界~」 でしょうか。

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