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パリ・オペラ座のすべて
2011年10月29日公開

パリ・オペラ座のすべて

LA DANSE, LE BALLET DE L'OPE'RA DE PARIS

1602011年10月29日公開

lim********

4.0

教える側に見惚れる

2007年から2008年にかけて(大部分は07)撮られたドキュメンタリーだそうです。後援者をもてなす案を練っているシーンに「それからどうなりましたか」と思うのはそのためですね。 淡々と本当に淡々とドキュメントしていくので160分は正直長く感じました。 でも内容は素晴らしい。パリ・オペラ座のダンサーの定員は150名。エトワールというのは最高位の称号だそうですがそのエトワールは現在16名だそうです。稽古風景、建物内、オペラ座を中心としたパリ、衣裳作り、小道具、掃除風景、運営の仕事、ダンサーの交渉・・・。どれも伝統を守り継承すること、新しいものを生み出していくことに邁進するひたむきなスタッフの情熱がベースにありました。ダンサーを描いているというよりそっちが強くつたわってくるかな。わたしはダンサーをもっと観たかったけれど。大道具というか舞台のつくりなどについてもあったら嬉しかったな。 今作でいちばん素敵だったのは稽古をつける振付家たちです。白髪のおじいちゃんが踊りながら格好いい指導をするのです。みとれますよ!英語で指導する彼も素敵。おじいちゃんとおばあちゃんが(こんな言い方でごめんなさい)指導しながらずっと口げんか(さわやかに否定し合って)していたのもそこに互いに自信持つプロ魂を感じて楽しかった。一流の人たちってこういうことなんだと嬉しいシーンがふんだんにありました。日本女性もいました。プログラムには青山真理子さんとあります。体型がちょっとあれだったけれど、この素晴らしい場所で評価されているってすごい人なんだなあ。これら教える人たち、ひたむきに極めようとするダンサー。見どころです。 こっちの知識が足りないせいもあるでしょうが、長くは感じた。でも一見の価値はあります。好きな方向けですが。 とはいえこれ大人気。初回めざし、早く着くようにしましたが整理券は私のところで満席となりました。日曜日だったしバレエ習っているお嬢さんたちもそりゃあ観たいわけだったりです。

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