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ホースメン
2009年10月24日公開

ホースメン

HORSEMEN

R15+902009年10月24日公開

ner********

2.0

チャン・ツィイーの無駄使い(?)

 ある寒い日の朝、銀のトレーに載せられた大量の人間の歯が見つかる。そして釣り針とワイヤーで吊るされた全裸死体が発見される。現場には「来たれ」のメッセージが残される。捜査を担当するブレスリン刑事(デニス・クエイド)は妻に先立たれ、息子ふたりと暮らしていた。被害者の養女クリスティン(チャン・ツィイー)と接し、自分の息子との関係が頭をよぎり、彼女を気にかけるようになるのだが・・・・・。  他の方が書かれていらっしゃるので、僕も書くとしつこい様になりますが、やっぱり言わせていただきます。予告編がネタをばらし過ぎています。僕は予告編でこの映画を知り、観に行こうと思いましたが、実際本編を観て予告編以上の驚きはありませんでした。つまり衝撃的なものはすべて予告編でばらしてしまっているのです。予告編が本編のどこまでを見せていいかの境界線の難しさを感じてしまいます。予告編を観なければ、おそらくこの映画を観に行くことは無かったと思います。しかし予告編でネタをすべてばらされては予告編を観たことを後悔することになります。映画会社の人ももう少し考えて宣伝をすることをして欲しいと思いました。  『羊たちの沈黙』『セブン』路線のサスペンス・スリラーですが、今ひとつでした。やはりこの2作品には遠く及ばなかったです。新鮮味がありませんでしたし、怖さもイマイチだったように感じました。犯行の動機には少し驚きもありましたが、全体的には『セブン』の劣化コピーのような印象しか残りませんでした。  チャン・ツィイーは好きな女優さんなんですが、何かもったいない使われ方をされていたように思えました。清純派的なイメージの彼女に猟奇殺人犯を演じさせたのは面白いとは思えますが、この役は彼女しか出来ないと言えるほどの役では無かったです。演じるクリスティンの魅力が今一歩足りないんですよね。女性版レクター博士などと言われていますが、そこまでのインパクトはありません。監督が彼女の魅力を引き出せなかったような印象です。本当に女性版レクター博士のようになってくれれば映画の面白さも増したと思うと残念でなりません。こんな中途半端な役なら彼女じゃなくても良かったように思いました。  気持ち悪いシーンや残虐な場面もありましたが、物語が盛り上がらないまま結末に行ってしまったので、正直言って面白さが無かったです。ツィイーは熱演していましたが、先ほど書いたとおり役の印象が薄く、結局一番印象に残ったのはデニス・クエイドの顔のしわだけです。アップが多かったので「デニス・クエイドしわ増えたな~」と観ている間ず~と思ってしまっていました。グロいシーンも多いですので、お好きな人は楽しめるかもしれませんが、『セブン』のような良作を期待するのはやめておいた方がいいです。

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