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ホースメン
2009年10月24日公開

ホースメン

HORSEMEN

R15+902009年10月24日公開

mar********

2.0

こじつけは殺人シーンを描くため?

小羊(キリスト)が解く七つの封印の内、始めの四つの封印が解かれた時に現れるという『ヨハネの黙示録』に記される四人の騎士が謎解きに使われていると気づいた時、やっと題名の意味を理解することができました。 題名の「ホースメン」とは「HORSEMEN」で、騎士のことだったんですね。 カタカナだと、なかなかその意味が頭に入ってきません…。 四騎士はそれぞれが、地上の四分の一の支配、そして剣と飢饉と死・獣により、地上の人間を殺す権威を与えられているとされています。 第一の騎士は、白い馬に乗っており、手には弓を、また頭に冠を被り、支配を得る役目を担って第一の封印が解かれた時に現れる。 第二の騎士は、赤い馬に乗っており、手に大きな剣を握り、地上の人間に戦争を起こさせる役目を担っているとされ第二の封印が解かれた時に現れる。 第三の騎士は、黒い馬に乗っており、手には食料を制限するための天秤を持ち、地上に飢饉をもたらす役目を担っているとされ、第三の封印が解かれた時に現れる。 第四の騎士は、蒼ざめた馬に乗った「死」で、側に黄泉を連れ、疫病や野獣をもちいて、地上の人間を死に至らしめる役目を担っているとされ第四の封印が解かれた時に現れる。 それらをなぞって起こる猟奇殺人が描かれています。 どうも、欧米人は謎を聖書の中に求めたがる傾向がある気がします。 でも、キリスト教に疎い私には、正直(またか…)といった印象。 猟奇殺人の犯人が、聖書、それも黙示録をミステリーを解く鍵にするいうストーリーは、手垢がつきすぎの上、本作の場合は、その中でもストーリーと脚本の詰めが甘すぎる気がしました。 四騎士は、あまり関係ない気が…? ただ、謎を深めるために使いたかっただけでは? 何度も気持ち悪くって目を覆ってしまったおぞましい殺人方法(殺人方法だけは斬新でした)を、映像化したかっただけでは? 一番納得できなかったのは、他の二人はともかく、主犯格の殺人の動機があまりにも幼稚でお粗末すぎるということ。 結局は淋しいいじけた子ども達の反乱であり、復讐であるとする幼稚すぎる設定で、何も黙示録を出すまでもない気が…。 何、甘えてるの、親は誰のために働いていると思ってるの? 大体、親の苦しみや悲しみ辛さが分からない年でもないでしょう。 そんな、無理のあるこじつけ感いっぱいのストーリー構成に、納得することができませんでした。 作中でも「I'm not a cild.」とクリスティン(チャン・ツィイー)が言っていますが、私にも、彼らはもう子どもとは呼べない年齢に思えました。 (まあ、チャン・ツィイーに十代を演じさせる制作サイドもすごいですが、欧米人には東洋人はそこまで若く見えるのかとも驚愕!) この作品を作った人々は、家庭や家族を省みないことをや、子ども達を蔑ろにしすぎているのではという後ろめたさを感じていて、子どもからの復讐を一番恐れているのかもしれないと、つい穿った見方をしてしまいました。 本作の唯一本作の見所はチャン・ツィイーの、妖しい美しさだけ。 (キムタク主演の某人気ドラマで猟奇殺人者を演じた仲間由紀恵さんをつい思い出してしまいました) それにしても、欧米人は東洋人を若く見すぎでは?

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