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ファッションが教えてくれること (2009)

THE SEPTEMBER ISSUE

監督
R・J・カトラー
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3.57 / 評価:178件

解説

大ヒット作『プラダを着た悪魔』のモデルとも言われるアナ・ウィンターの実像に迫るドキュメンタリー。アメリカ女性の約10人に1人が読むアメリカ版「ヴォーグ」誌のカリスマ編集長として活躍し、ファッション業界に絶大な影響力を持つ彼女を追う。カール・ラガーフェルドからシエナ・ミラーまで、有名セレブも多数登場。トレードマークのボブカットとサングラスの陰に隠れ、誰も見ることができなかったアナの真の姿を目撃できる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

2007年、アメリカ版「ヴォーグ」9月号の締切り5か月前。秋のファッション特大号であり、一年で最も重要な号の準備に編集長アナ・ウィンターは忙しい。トレンド傾向を見極め、特集すべきテーマを決め、撮影準備に入っていくアナは、部員から提案される掲載候補服の採用、不採用を決めるなど、分刻みで仕事をこなしていくが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2009 A&E Television Networks & Actual Reality Pictures,Inc.All rights Reserved.
(C)2009 A&E Television Networks & Actual Reality Pictures,Inc.All rights Reserved.

「ファッションが教えてくれること」誰もが抗し切れないアナ・ウィンターの実績の重み

 2007年のパリ・ファッション・ウィークでサンローランのアトリエを訪れたアナ・ウィンターが、黒を主張するデザイナーに対して「色が欲しい」とダメ出ししている。その言葉通り、ショー会場のフロントローにはカラフルなプリントのワンピースを身に纏ったアナが陣取り、トレンド発信源はランウェイではなく自分なのだと主張している。そうして、世界中に色が溢れ返った。

 言わずと知れたアメリカ版“ヴォーグ”の敏腕編集長は、混乱する現場で判断を仰がれると、瞬時に決断し、方向を決めて行く。「自分の長所は?」と聞かれて「決断力」と即答するように、本当は予測不能なトレンドの動向を見極める類い稀な勇気の持ち主であり、同時に、ファッションを芸術に偏らせないビジネスウーマンの冷酷さも併せ持っているから、同期入社のクリエイティブ・ディレクターが作った究極のファッション・フォトも、編集方針を逸脱していると見るや、迷わず却下。誰もが平伏すカリスマ写真家、マリオ・テスティーノを編集部に呼びつけて修正させることも厭わない。そして、全員がアナに従う。何も彼女が怖いからではない。実績の重みに抗し切れないのだ。

 「プラダを着た悪魔」に満足できなかったファッション・ピープルが待ち望んだ話題のドキュメントでは、さらに、アナ・ウィンターが超インテリ・セレブファミリーの一員だったことを紹介して、キャリアガールを目指す女性たちを奈落の底に突き落とす。弱点を聞かれたアナは照れながら「娘よ」と答えるが(愛娘のビーは法律家志望を覆して、よせばいいのに演劇学校に入学!?)、凡人にとってはそこが唯一の光明かもしれない。(清藤秀人)

映画.com(外部リンク)

2009年11月6日 更新

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