2009年12月5日公開

キャピタリズム マネーは踊る

CAPITALISM: A LOVE STORY

1272009年12月5日公開
キャピタリズム マネーは踊る
3.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(159件)


  • sss

    2.0

    面白くなくて残念

    パイロットの年収が低いこととか日本人ではわからないことを学べた点はよいが、長くて面白くない。 テレビで1時間にまとめて放送すればよさそうだ。 /4.0(202012)

  • yka********

    4.0

    日本にも外資がどんどんと

    入ってきています、ひと昔前のドキュメントだからと言ってあなどってはいけない。リーマンショックのサブプライムローンをはるかに超えるようなあやしい金融商品を日本の大手企業が買いまくっている。明日は我が身かもしれないと背筋が凍る思いがしました。

  • ルー

    3.0

    吹き替え版でお気楽に

    コラージュ手法はあまり好きじゃないけど、まあこれは映画というよりドキュメントだし。相変わらず反共和党&キリスト教方向から皮肉たっぷりに斬り込んでて苦笑的に面白い。それにしてもマイケル・ムーアもチト有名になり過ぎた。アポなし突撃ももう使えないですね。

  • ********

    3.0

    迷惑行為は止めましょう

    興味深い内容だった 特に社員の生命保険の話はぞっとした、上の考え方が良く分かる話だ 立ち退きを迫られる人々を何度もフューチャーしていたが、彼らには正直あまり同情できず、この部分は楽しめなかった どうしてもその原因を作ったのは書類にサインした自分にあると思ってしまうし、ただ雇われただけの目先の人間にヤツ当たりする様が見苦しい さらに監督の行動が残念 銀行を何度も訪ねてパフォーマンスをしたり、勝手に出入り禁止にしたり 逮捕すると言うのであれば、どのような罪を犯しどの法律に違反し妥当な主張であるのかを、相手の言い逃れができないほどにしっかり述べて納得させて欲しかった それがなくただ逮捕だと拡声器で叫ぶのは無知な活動家のようで引く 監督の主張がかなり偏っているため、意見の相違を感じると面白さは半減する 個人的にこういったドキュメンタリーは中立の立場で客観視して作られたものが好き、この作品は苦手

  • yam********

    3.0

    何かを得ると言うことは何かを失うこと

    マイケル・ムーア 銃犯罪、医療問題、貧困 資本主義vs民主主義 資本主義の対立概念は社会主義ではなくて民主主義であるという主張 サブプライムローンを仕組んで儲けた奴等 ゴールドマンサックスと政府の癒着 メガバンクの税金での救済 労働組合の闘争 sit in オバマ民主党への期待 議会の敗北 政治家の勇気 コミュニティの力 歌とダンスで警察の介入を防ぐ姿 民営の青少年更生施設の仕組み 判事による犯罪者のねつ造 判事が犯罪を犯し終焉を迎える 中流階級の絶滅 格差の拡大 中流階級の甘えと大量消費生活 豊かさの光と影 5,60年代の繁栄の甘い夢 ルーズベルトの掲げた理想と現実のギャップ ルーズベルト大統領の理念がその後、日本やドイツ、イタリアといった敗戦国で実現したのに、肝心の自国ではそれらの社会保障は実現していないという事実に悲しみを覚え、涙を流すのです 銀行法の規制緩和に絡んだ奴等の実態 従業員の死亡保険で儲ける企業 資本主義の聖域であるウォール街 敵を可視化することが彼の手法であるが、 敵は我が内にあり 貧困層がだまされるアメリカンドリームという洗脳方法 自分の現実を見つめよ 自分の置かれた現実を見つめよ 夢を持つと言うことがいいことなのか疑問を持て 富裕層の富の独占、新貴族層 1人1票という脅威 民間機パイロットの薄給 大学卒業者の借金 借金に絡め取られた人生 レーガン、ブッシュと引き継がれた新自由主義と黒幕であるウォール街の顔役達 キリスト教徒である監督 神の教え「資本主義は邪悪であり、神の教えに反している」 誰にも理解できないデリバティブという仕組み 欲望を焚き付けること、要らない物を買わせること、とことん搾り取ること、血も涙も倫理も正義も信じないこと、魂を金と置き換えること 何かを得ると言うことは何かを失うことと同義である

  • dol********

    5.0

    政治のうえに立つ経済

    民主主義の政治の枠組みの下で経済活動が行われるべきだと思うのだが、政治が経済に牛耳られている。 トリクルダウンという幻想を喧伝され、法人税減税や消費増税という金持ち優遇を進めるいまの日本の政治も他人事ではない。

  • Dr.Hawk

    2.0

    ネタバレ資本主義の未来は、悪意の闇に眠っている

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • pop********

    4.0

    ネタバレ西友(リヴィン)でお買い物なさいます?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mkp********

    2.0

    経済は得意ではないのでは。。。

    お得意の毒舌・勢いが全体的に薄いかなと感じてしまいます。アメリカ貧困層を描いた社会派ドキュメンタリーがメインとなってしまっており、経済の部分は素人が書いた経済の基礎教科書を読んでいるようで切り込みも浅いです。議論が経済の本質まで到達しておらず、単純に資本家という悪い奴を叩けという点で終わっています。 経済があまり得意でないのか、歯切れが悪く彼独特の個性が出しきれていない感じがします。やはりこの方は政治・社会を勧善懲悪的に切った方がおもしろいものを作られると思います。

  • cov********

    5.0

    ゴールドラッシュ

    「華氏911」 以後の編集と演出の方向性が、 それまでのムーア作品と全然変わってきちゃってるのが わっからんのかなあ ----------------------- 毎回毎回、ムーアの新作が出るたんびに オバマ信仰だのバカリベラルだの左過ぎのただのデブだの プロパガンダだのアホヒッピーだの演出しすぎだの 誘導しすぎだのダマされんなだの監督の意図が入りすぎだの あーだのこーだのどーだのそーだの 映画作ってんだから監督の意図が入ってて あったりめーだっつうの 客を誘導してナンボにきまってんでしょうが。 --------------------------- そういう事をあまりにも廻りから言われすぎた、 世界中からあまりにも言われ過ぎてきた マイケル・ムーアが 演出の作為性を 「華氏911」 あたりから大幅に あからさまに削ってきてんのが 見てわからんかね。 ---------------------------- ドキュメントの、 ドキュメンタリーの範疇に入る映画作品を 俺らが観る際の忘れるべからざる注意ってのは、 「監督に簡単にダマされんな」 ってことだけど ダマされんなダマされんなダマされんなダマされんな だまされたら負けだまされたら負けだまされたら負け だまされたら負けだまされたら負け俺が負け 俺が負け俺が負け俺が負け だまされたら負けだまされたら負けだま負けだま負け だままけだまマケダダマケダダダマケダまけだま けだまけだま ・・ ってなってるのが多すぎ。 必死すぎ。 --------------------------- こういうもんは、 こういう映画は 最初から 「話半分」 の姿勢でみてりゃそれでいいのに。 サブプライムの話なんぞ普段からフツーに勉強してりゃ わかるじゃねーか。 それをもとにムーアの話を吟味すりゃいいだけの話で。 「金融工学」 なんてタームが怪しいのは普通に生きてりゃ 分かると思うんだけどね。 ごく普通のモラルがあれば。 もっともどこの大学でも偉そうにその 「金融工学」 が のさばり出してる時代になっちゃったから もうきちんとした判断も何もなくなってるのかもしれない。 「金融工学部」 なんてのを持つ大学まである時代だもん。 事実この映画が教えてくれる単純な事実の数々は NHKスペシャルでも報道特集でもなかなか お目にはかかれないものも多くて、 わたしは実際にずいぶん助かりましたけどね。 それでも こういう作品は、色眼鏡をかけたうえで そのうえで見るもの。 あったりまえの交通ルールだよ。 そんな色の濃いめがねをかけてこの作品を観て 話半分どころか16分の1くらいのレート設定で吟味して それでフィルターに残った残滓をかき集めても 充分にキラリと輝く金の塊を見つけることができる そんな作品でしたけどね俺にとっては。 ---------------------------- 免許持ってるから公道で運転ができる。 免許の必要性も自動車学校の必要性も理解しないままに ただ車買っただけで免許も持たずに街中という映画館の中に 乗り込んで 「あ~これは典型的な左翼プロパガンダですなー」 と。 いつのまにか大学教授とかもそんなのばっかりの時代だ。 ----------------------------- プロレスを楽しんでる人に 「プロレスってスポーツじゃないって、知ってるの君は?」 などと真顔できくような そんな野暮なおっさんばかりになってしまいましたとさ。

  • gan********

    3.0

    過激度がない。

    アポなし突撃があんまりなくて物足りない。 ゴールドマンとかモルガンの前でガードマン相手に 重役とあわせろといっただけ。すぐに引き下がるし。 断られるの分かっててやってて本気さがない。 ボーリングフォー~のときは少年と一緒に 本気で取材申し込んでたのにな。 重役の自宅に押しかけるとか他になにかあったと思う。

  • fuj********

    4.0

    むずかしい

    サブプライムローンやら、リーマンショックの事が全く理解できない、頭の悪い私は、 池上彰の解説なんかを色々見たけど、やっぱり分からず。 この映画で、何とか理解したいという思いで、鑑賞したが、やっぱり良く分からない。 でも、監督が銀行関係者にインタビューしてて、ぽかーんとした顔してるの見て、 なんか安心しちゃいました。 しまいには、分からなくていいみたいなコメントもあったし。 結局あんまり理解できなかったのは残念だけど、なんだかとっても面白かったぞ。 映画は、金融を通じて、アメリカ全体の問題を取り上げていて、 そこんところが、上手く出来ていると思う。 一つの問題を、多方面から掘り下げ、途中、監督自身が、間抜けなふりして 相手が困るインタビューぶつけてる所なんか、エンターテイメントですなぁ。 人がやれない事、聞けない事をやってくれるという意味では、 ある意味、ヒーローだとは思う。この人。 しかし、ボーリングフォーやシッコのときも思ったけど、この人、日本をすごく良い国だと思ってるんだね。 まあ、悪い国ではないと思うけど、どんな国にも、地域にも、何らかの問題ははらんでいるんだから、 そんなに礼賛されてもと思ったかな。 でもまあ、深刻ぶらず楽しめてみれたのは、良かった。 楽しめたって言い方は悪いかな?

  • jul********

    4.0

    まさに マネーは踊る

    資本主義を批判しながら 恩恵を受けているムーア監督の立場が面白い と 単純に思ってしまいました。 私は経済にも詳しくはなく よく理解できてはいませんが たぶん・・・ トランプの「ど貧民(大富豪)」のルールが この世の経済のルールに思えてなりません。 一番貧しい者がハンディキャップ抱えるの仕組み、 のし上がれるものなら ヤッテミナというルール 遊びなら面白いけど・・・実際絶対無理。 庶民層に甘言で簡単にローン組ませておいて  後で ローンで前借して座らせられた絨毯を引かれたら それはもう ひっくり返るわけで・・・悲惨な現実。 というのが 私の解釈したアメリカの経済輪廻の仕組みなんですが 合ってるかどうか わかりません。 「シッコ」でアメリカの医療保険を大批判してた監督 今回は 金融のしくみを大批判 大銀行に「金返せ」のパフォーマンスは 空しく映りました。 いつも拡声器持ってる。 一部の大富豪のみがますます栄える仕組みを作ったのが やはり政界と金融トップの癒着であると訴えるムーア監督 それは 確かに酷い現実ではあります そうだったのか~と驚くのみ。 お金は寂しがり屋だから「仲間」の居るところに集まるてのは ・・・寂しい厳しい現実(実感) あーでも いいのかな。 ムーアさんが金持ちでもいいんだ というか  彼の立場というのが いつも面白いです。 ほんとうに貧しくて困ってる人は こういう批判もできないものね。 つくづく面白い国だ アメリカ合衆国。 縁もないですが ムーア監督の映画観てると 住みたいとは思えない国になりました。

  • thi********

    4.0

    まず前提の経済知識

    非常に見ごたえのある映画で一般的には面白いと思う。 ただ前提として知ってほしいのは米国は2度の世界大戦の勝利で資本主義国の覇者となり一時期製造業で世界最強となった。 しかし西ドイツ、日本の勃興により国際競争力がなくなり米国製造業は立ち行かなくなった。 監督が「黄金時代の米国」として懐かしむのはこの製造業世界最強時代の米国である。 その後経済の打破のため金融・IT中心経済に米国は大きく舵をかえる。この政策には民主党クリントン大統領も大きく貢献した。ここで問題が起きるのである。製造業は標準的な能力を持った多数の労働力を必要とするのに対し、金融・ITは有能なごく少数の労働者で完結してしまうのである。 これがこの映画に描かれている事象を引き起こしている。ただ私もここで描かれている1%が莫大な富を握り99%が生命の危険にさらされる資本主義社会は異常と思う。 ではどうすればいいのか?過去の「黄金時代の米国」の戻るのは米国経済の沈没を意味する。米国の製造業は国際競争力を持たないから。しかし今の状態は異常。 では新しい道として何かないのか? これを視聴者みんなで考えていくのが監督の最後のメッセージに繋がるのでは? ちなみに日本でも同じことは徐々に起きつつあるが理由は米国と同じ製造業が国際競争力を保てないことにある。我が国の事として考えてみてもいいと思う。 但し米国市民は消費社会でありあまり貯蓄をしない国民であるのに対し日本市民は戦後から貯蓄に励んできた国民で家計資産1500兆円あるという点が米国と比べて救いとなっている。

  • pin********

    5.0

    資本主義が悪いわけじゃないと思うけど。

    『ボーリング・フォー・コロンバイン』以来のマイケル・ムーアのファンです。 アメリカの共和党支持者を中心に大ブーイングを受けながらも、着実なファンをつかんでいるマイケル・ムーア。 こうした存在を許すアメリカの国民性を素晴らしいと思います。 さて、本作では、アメリカの世界戦略の総本山「資本主義」についてメスを入れています。 しかし、分析するには資本主義という敵は少々大きすぎた、というよりも、資本主義を敵としていいのかどうか、そこの捉えかたに問題があったのではないでしょうか。 素人の我々が考えても、資本主義は単なる経済上の一つの形態であって、このことがすべての悪につながるとは言い得ないような気がします。 問題は、その運用の仕方でしょう。 サブプライムローンに象徴されるように、資本を持つものが持たざるものを巧妙に搾取するということが問題ではないのでしょうか。 守銭奴か金の亡者かのごとく、資本を一極に集中させ、格差を増大させる社会システムに問題がるのであり、そのことと資本主義はまた別の問題だと思います。 行きすぎた自由競争と言うよりも、最初から不公平な競争を強いておきながら、知らん顔をしている。 それを「資本主義」とひとくくりにされると、それでは共産主義がいいのかということになってしまいます。 僕個人は、資本主義が完全な悪だとは思えないように、共産主義が完全に駄目だとも思えないのですが、それでも、マイケル・ムーアの描き方は誤解を招きかねません。 ラスト、ルーズベルトの福祉国家構想を語ったとき、そこにあるのは資本主義の否定ではなく、健全な資本主義と福祉思想の融合ではないかと思いました。 ルーズベルトの理想が第二次大戦後、日本・イタリア・ドイツで憲法として花開いたという論調は、いわゆる反米右翼と呼ばれるような人が見たら、不愉快になるかもしれません。 僕は個人的にはアメリカのおかげさまだと思っているけれど。 しかしながら、今日の日本だって、憲法に謳われている基本的人権を尊重した福祉国家だなどとは、恥ずかしくて言えません。 規制緩和とサブプライムローンで私腹を肥やしまくりの、ここで糾弾されているアメリカの資本家たちと、全く同じことをしたのが人気者の小泉政権であり、竹中平蔵氏ではなかったでしょうか。 サブプライムローン破綻後の税金投入を決めたアメリカの姿は、まったくそのまま数年後の日本でも起こっていることです。 さまざまなフィルムをモンタージュしたり、アフレコ音声で新しい意味を作り出す手法は相変わらず。 ローマ帝国の攻防を描いた部分と、イエス・キリストのエピソードは大笑いしました。 そうそう、黒澤明の『悪い奴ほどよく眠る』の、葬式シーンを思い出しました。

  • rwd********

    5.0

    ネタバレマイケル・ムーアって凄いね

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • con********

    5.0

    ビジュアルの力

    鋭い視点でアメリカ社会の歪みを浮き彫りにする,マイケル・ムーアの資質と行動力には敬服するばかりです。しかし,「資本主義(キャピタリズム)」に変わる思想は「民主主義」しかないという,この映画の結論には若干がっかりしました。 ムーアが言わんとすることは,「資本主義の暴走にブレーキを掛けて,真の意味での民主主義を実現しなければならない」ということなのだとは思いますが,映画の後半の構成が若干粗っぽく,それが観衆に十分に伝わっていないような気がします。映画自体は非常に良かったので,その点が残念でした。 映画という媒体を使って社会に訴えるというムーアの手法は,実に効果的だと思います。彼のユーモアが映画にエンターテインメント的な要素を加え,誰もが彼のペースにうまく乗せられてしまうのでしょう。社会の諸問題を表現し啓蒙する手法として「視覚」を上手く使うケースとして,映画のムーアに対し,私はマンガの小林よしのり氏に近い感覚を持ちます。小林氏の思想が云々ということではなく,本場アメリカ映画に対し,世界に冠たる日本の「マンガ」の圧倒的な表現力に人々は心動かされるということを,この映画を見ながら考えていました。

  • oce********

    3.0

    世界不況にムーアが斬り込む

    今回マイケル・ムーアが選んだ題材は金融業界。 リーマンショックが起こる前から取材をしており、それに合わせたように世界恐慌が広がる前の状態を伺える。 前半から中盤は一つの家庭や銀行などから始まり、企業にまで取材の枝を伸ばしていき、それを国政にまで広げていく。 後半はムーアのお馴染みの突撃取材から、市民の抗議行動を扱う。 正直言って見る時期を逃したかなと思った。 やはりこういう時事ネタは公開時期に見ないといけない。 それと最後の先導を促す問いかけはムーアらしくないと思う。影響力を持っているのはもう誰もが知っているのだから。 次作だがムーアの製作話は聞こえてこない。さていかなる題材を手掛けるつもりか。

  • lav********

    5.0

    ネタバレ日本でも起こり得る現実

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ish********

    4.0

    弱者を虐げる金融キャピタリズム

     マイケル•ムーアを見るのはこれで2作目。  学生時代にコロンバインのやつを見て以来ずっとご無沙汰だったけど、 相変わらず鋭く社会問題に切り込んでいくスタイルは健在だね。  面白かった。  今回扱ったのは金融キャピタリズム(の中のデリバティブ)。ギャンブルの対象にした不動産を下層の人間に買わせ、膨れ上がる利子で暴利を貪る。払えなくなったら差し押さえだ。これによって、アメリカの社会は1%の超富裕層に対し95%の貧困層を生み出すこととなった。  「これがアメリカの姿よ」  今まさに差し押さえが実行させられようとしている家族が言う。信頼すべきはずの祖国が為す「暴力」に彼らはどんな気持ちだったろうか。  デリバティブに限らず、強者の論理のせいで弱者がますます虐げられる仕組みが、 ここ日本でも急速に広がっている。  しかし、これは強者だけの問題ではない。  というのは、やれ規制緩和、やれ公務員削減、やれ自由競争などの”フレーズ”に煽られ、 その貧しい側の人間がその状態を喜んで迎え入れようとしているからだ。  マイケル•ムーアは、資本主義から脱して民主主義を復権しようと願っているようだが、 その肝心の民がこの調子である。  問題の根は二重の意味で深いようだ。  しかし、2時間という短い時間の中で、必要に問題をあぶり出し視聴者に訴えかけるテクニックは見事だと思う。数年前の作品だけど、今でも有効。ぜひ見てほしい。  ☆生徒にも見せたい映画だけど使えないかな。ちょっと長かった。紹介に留めよう。DVDは買い。   

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