2009年11月7日公開

副王家の一族

I VICERE

1262009年11月7日公開
副王家の一族
3.7

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

ブルボン王朝下、イタリアへの統一を目前に控えた19世紀半ばのシチリア。かつてのスペイン副王の末裔(まつえい)である名門貴族ウツェダ家では、封建的な父ジャコモ(ランド・ブッツァンカ)と嫡男のコンサルヴォ(アレッサンドロ・プレツィオージ)が激しく対立していた。意のままに振る舞う父に、コンサルヴォは強い反発を覚えるが……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(21件)

悲しい17.2%切ない13.8%知的13.8%絶望的12.1%ゴージャス10.3%

  • kih********

    4.0

    国は生まれたのに、民が生まれない。

     エンディングのナレーションでいう(回想か述懐か?)。「相互尊重、秩序ある自由、明確な収支、誠実な数字、全ての人に職を、正義と道徳の王国を約束したが、不公平や詐欺行為窃盗は以前と変わらなかった。以前の実力者・有力者はその地位を確保した。」そして、「伊国(イタリア)は生まれた。伊国(イタリア)人はいつ生まれるのだろう。」  そうなのだ、まさしくその通り。名門・名家の盛衰は他にも腐るほど映画になっている。庶民は、その落魄れ振りを見て、口には出さずとも「いい気味だ」と多少溜飲を下げることが出来る。しかし、「以前の実力者・有力者はその地位を確保した。」ことを知ると、「やっぱりねぇ」「誰が政権を取っても……」と諦める。  「国は生まれた、しかし人はいつ……」と、最後の最後にポツリと述懐する。これはイタリアの歴史というより、どこの国においても難しい「国と国民」あるいは民主主義というより「民のレベル」ということがテーマではないか。  『オール・ザ・キングスメン』でも思ったことだが、国民、市民、庶民がどうしてこうまでバカにされているのか、バカになったかという、そういう突っ込みの映画が欲しい。

  • jac********

    5.0

    かなりの名作でした。

    暇だったので借りたのですが、安っぽいパッケージのわりに中身は名作。イタリア統一に揺れた19世紀の時代、ブルボン家の「副王」としてシチリア島に生きる名門貴族ウゼダ家の当主とその長男を軸に話が展開する人間ドラマ。素晴らしい叙事詩映画です。その当時の様子がよく伝わってきますし、人間模様も非常にリアル。名作「山猫」に影響を与えた本を映画化したのが本作なので、「山猫」の親戚映画のようなものですが、「山猫」にもひけをとらない名作ぶりです。 盛り上がりに欠けるというレビューもあるが、分かりやすいストーリー・クライマックス重視のハリウッド的映画を求めている人だとつまらないかな。イタリア映画好きにはたまらない一作。

  • jun********

    3.0

    ストーリーとしては盛り上がりに欠ける

    イタリア統一の時代の貴族の一族の激動の日々を描いた作品。 妹、かわいそうだけど、昔、こうゆうことよくあったんだろうな。そして妹の旦那さんもかわいそうすぎる。 主人公の回想と言う形で長い日々が語られていくが、物語としてはいまいち盛り上がりに欠ける気もする。

  • cha********

    4.0

    酔いしれました!

    原作が古典小説ということですが、 映像から、古典文学を読んでいるときの重苦しくも 時代の香りの感じられるところが、 とてもよかったです。 激動の時代に揺れ動く名門貴族の姿とともに、 親から愛情を受けずに育った父子が、 父親は、「憎悪」を、 子供は、「権力」を、 生きる術として選んだというところが とても興味深かったです。

  • いやよセブン

    3.0

    人を強くするのは愛ではなく憎悪

    年代的にはヴィスコンティの「山猫」とほぼ同じ、シシリーの貴族の大河ドラマではあるが、よく似た話なので損をしている。 ウゼダ一族の当主、ジャコモは欲が深く、プライドも高い。 遺産相続では弟の分を奪い、妹の結婚や娘の結婚相手は政略で決める。 反発した長男コンサルヴォだったが、目障りだと遠くへ追いやられる。 ところが得体の知れない病気に罹り・・・。 エピソードを追うため、かなり端折っている感じで、一人一人が薄っぺらく見えてしまう。 それと、やはり題材がそっくりなのはどうしても不利。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
副王家の一族

原題
I VICERE

上映時間

製作国
イタリア

製作年度

公開日

ジャンル