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大怪獣映画 G

bakeneko

5.0

ネタバレ漲る“怪獣魂”!

レビューが無いとは何事だ~(特撮ファンは何処行った?)。 幾つかの自主上映会場でしか観る事の出来なかった(そして見た人は皆心底驚愕した)、ここ数年で最良の本格派怪獣映画の傑作であります。 えー、最近の怪獣映画は、ビジュアル的には過去の人気キャラクターやイケメンの俳優等に依存した他力本願的な安易なものが多いことに加えて、内容的にも退屈な教訓的ドラマ等の水増し度が高くて、“当の子供からはそっぽを向かれる=昔の作品の方が面白いと3歳児に言われる”作品が多い傾向にあります。 (製作スタッフを見ても分かる様に)本作は、殆ど一人の人間が志を同じくする仲間の協力を得て完成させた執念の作品でありますが、自主&個人製作による“予算&労力面での妥協=安っぽさ”を微塵も感じさせない、緻密で丹念な出来映えとなっています。 そして、1時間程度の上映時間の全てが見せ場とも言える、サスペンスドラマ性&特撮度の高さに、鑑賞者はかつての怪獣&特撮映画が持っていた“科学とヒロイズム&破壊のカタルシス”を堪能する事が出来るのであります(怪獣vsロボットの激突の迫力は、久々に手に汗握る活劇が出来た事に嬉しく驚かせてくれます)。 徹底して手を抜いていない作劇と特撮による硬質な緊張感に貫かれた贅肉のない映画であり、多くの怪獣映画のエッセンスを取り込んだ特撮愛溢れる本作は、全ての男の子にお薦めの娯楽作品であります。 ねたばれ? 少数の(殆ど一人の)人間が、最も金と労力が掛かるとされる特撮活劇を、大資本の“ウドの大作”を遥かに凌駕する質と量で見せてくれる傑作です(外国の映画祭で再発見なんて、みっともない事になる前に日本で評価を!)

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