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アサルトガールズ (2009)

監督
押井守
  • みたいムービー 76
  • みたログ 213

2.02 / 評価:121件

私にはわかりません

  • bar***** さん
  • 2018年6月13日 12時34分
  • 閲覧数 394
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

アサルトガールズ。

低評価するには、その作品をしっかりと見てからでなくてはならない……とはよく言われることですが、その「しっかりと見る」ことさえ我慢できないような作品もまた存在するわけでして、この作品は私にとってそういう作品でした……。

まずは冒頭の哲学っぽい戯れ言からして、我慢できませんでした。上っ面はそれらしくても、内容は結局は独りよがりな中学生の問題意識レベルでして、真剣に考える価値がない。さらに虫酸が走るのは、この作者本人もそういった言説を単なる商業的価値しかないように捉えているところです。真剣に見ようと努力していたら、容易に底が見える手品を見せられて、「こんなことで満足されても困ります。なぜなら私は一向に真面目にやっていないからでして……」と言われるような気分です。結局のところ、視聴者を馬鹿にしている。そのくせ、自分は他の誰からも容易に見抜かれるような底抜けの馬鹿なのです。

細かいことに口を出したらきりがないくらいなのですが……漫画(アニメ)と実写の違いをこの方は何もわかっていないと思います。普通であればデフォルメされた架空のキャラクターたちが織りなすファンタジー世界に、人間の肌と顔を持つ、実際的な人間が登場したら、どんな臭みをまき散らすのか……実写の世界は実写から考えなくてはならないということ。デフォルメが解かれるのは、キャラクターの像だけではない。その全てが一度解かれなくてはならないということに、この方たちは気づいていないのです。

こういったことは漫画やアニメでやらなくてはなりません。実写でファンタジーをやりたければ、実写用のファンタジーを、一からまったく作らなければならないのです。そしてその時、漫画やアニメで培ってきた知識や経験は、何の役にも立ちません。なぜなら実写でデフォルメの技術を使うことは不可能だからです。まずは人間の実像から考えていかなくてはならないのです。そういったことが、この方たちはうまく飲み込めておらず、既存のファンをあてにしてうまく食いつないでいこうと画策しているのではないか、とさえ思えてしまいます。

ちゃんと他の映画と見比べてみさえすれば、わかったはずだと思いますし、制作陣にそういった方がいて、そういった方の意見を取り入れるような体制であれば、間違いに気づけたはずだと思いますが、私が思うにこの監督は制作現場では殿様のように振る舞っていたのではないか……こういった駄作は『ゲド戦記』の駄作っぷりとよく似ており、周囲の意見を採り上げないことからくる暴走と捉えることができるのです。

この監督の作品には一度触れたことがあります。実写版のパトレイバーの1作目です。ひどいというか、この監督はひょっとすると、2000年より少し前で時が完全に止まっているのではないか、とさえ思われる内容でした。なぜまだこの業界にいることが可能なのか、まったく分かりません。

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