2009年10月10日公開

アニエスの浜辺

LES PLAGES D'AGNES/THE BEACHES OF AGNES

1132009年10月10日公開
アニエスの浜辺
3.5

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

ベルギーから移住したアニエス・ヴァルダの初監督作品の舞台は、フランスで最初に住んだ港町、セートだった。その後、夫のジャック・ドゥミとともに渡ったアメリカ・西海岸、さらには人工の浜辺をこしらえた『ダゲール街の人々』の舞台となったパリの通りと、公私ともに思い出深い浜辺をヴァルダ監督が再訪する。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(11件)

楽しい21.4%知的17.9%切ない14.3%かわいい10.7%かっこいい7.1%

  • bon********

    5.0

    海を見に行きたくなりました

    ほんとうにすばらしい作品。 美しい映像。 とりわけフランスの海も。川辺も カリフォルニアのヴェニスの海もその美しさは最高です。 打ち寄せる波と海の色を見ていると 水辺に行きたくなりました。 アニエス・ヴァルダは大好きな作家です。 もちろんジャック・ドゥミも最高です。 こんな自伝的な映画を作るとヴァルダももうどこかへいってしまうのじゃないかと 心配です。 意外だったのは、ゴダールが言った 「映画で成功しよう!」という言葉。成功という翻訳?は不明ですが その通りかもしれません。 でもすばらしい作品は作家は必ず評価される。いつか 歴史を押しすすめる人たちがいっぱい出てきましたし やはりすごいです。 とかそんなことはどうでもよくて、 この映画の美しさに堪能させられました。 海だけでなくインタビューシーンのグリーンの美しさ だれですかこの撮影監督は!? 本当に楽しい2時間でした。 エキプドシネマにありがとうです。 いつも正しいプログラムをありがとうです。 こんどはどうしても 「ジャック・ドゥミの少年時代」をみなければ!

  • uri********

    4.0

    動く絵画のようなアニエスの世界!

    こんなにオシャレな自叙伝が作れるのは、さすが芸術家!と思わざるをえない作品だった。単なる人と風景の映像ではなく、現実の世界をデコレーションしたりコラージュしてみたり・・・・ それはまさに動く絵画であり、アニエスの美的センスがうかがえます。 でも、彼女は映画として表現するからだけではなく、日常生活そのものを自分色にデコレーションして生きている人なんだと思いました。 裕福な家に生まれながらも戦争を経験したり、様々な苦労を経験したことは、何度も引っ越ししたり、廃材の山であった新居の映像から想像できますが、アニエスはそれを「苦難」という表現にはしないのです。 彼女の中の「悲しみ」や「苦難」のとらえ方は、とても素敵です。 「一緒に年をとっていくことは素敵」と言っていた夫の余命を知りった時、そして亡くなった後・・・・彼女は嘆きや悲しみをストレートに表現しません。 余命を知った時に夫の映画を撮ろうと決め、亡くなった後は、夫を亡くした奥さん達が、生前の夫を語るという作品に自ら加わり、浜辺での無言の映像を撮影してもらった。 また、愛猫が亡くなった時は、そのお墓をきれいな貝殻でデコレーションしたのでした。 とても忙しいオフィスでの仕事は、浜辺で水着姿で仕事をする風景に変えてしまった。 ネガティブな気持ちでさえ、とても彼女らしいとらえ方をしているのです。 不景気で、何かと暗い話題が多い昨今、何事もこんなとらえ方で生きて行ければ 世の中のすべての人の人生はもっと素敵になりそうです! そして、彼女の80歳のお誕生日には、友人達が80本の様々なホウキ持ち寄って集まってくれました。 トイレの中を掃除するスポンジや、手書きで可愛く絵が描かれているもの・・・・ 様々なホウキは彼女の今までの一年一年のようでした。 女性監督というよりも、普段着の一人のフランス女性の素敵な一生を見せていただいた感じでした。 今81歳になられたようですが、これからも、楽しいホウキが増えていければいいですね! 私も、いろんなホウキを増やしてゆきたいです!

  • dep********

    4.0

    ジャック・ドゥミへの想い・・

    アニエス・ヴァルダの自伝的な映画で、自分が今まで撮った映画を紹介しつつ、その時にかかわった人々の思い出も紹介する映画っす。 人の人生なんて見ても面白いか?と思うかたもおもわれますでしょーが、映画好きなら やっぱ見てて楽しいものです。 トリュフォーの"アメリカの夜"のなかに出てくるセリフで、"映画作りは切ない。せっかく仲良くなっても映画の完成とともに別れが来る"ってイイセリフがありますが、 この映画を見てると、それを思い出しました。 またこの映画では特に旦那であるジャック・ドゥミの思い出を語るシーンが切ないっす。 映画好きなら必見ですね!

  • ********

    5.0

    自伝-脈絡=断片と運動

    2008年。アニエス・ヴァルダ監督。ジャック・ドゥミの奥さんでもあった監督本人が幼少期から現在までを振り返る自伝ドキュメンタリー。写真から映画へと進んだ本人の過去の作品とか実際の家族も出てくるので「自伝」には相違ないのですが、今から振り返って人生にひとつの脈絡をつけたものではありません。それぞれの作品や家族のひとりひとりがそれぞれ断片として文脈をもち、脈絡化されるのを拒む。 アニエス監督自体の作品もいくつか紹介されていますが、ヌーベル・ヴァーグに乗った政治的実験的な映画であるのは一目瞭然。「映画とは何か」という問題意識が常にあって、それは現実と映画(事実とフィクションのあいまいな関係)、撮る者と撮られる者(見る―見られるの権力関係)という関係性へのこだわりであったようです。恥ずかしながら一本も見たことありませんが、この映画の撮影方法へのこだわりでもそれはよくわかる。 80歳の監督がいまだに「映画とは何か」を問いつつ映画を撮り、それがとても美しい色彩とリズムと運動をとらえていること、つまり協力者が何人もいるはずなこと、はすごいことです。過去の監督の映画のDVDが容易に入手できるようになりますように。

  • kho********

    4.0

    ネタバレ豊穣の浜辺

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

LA批評家協会賞第35回

ドキュメンタリー賞

基本情報


タイトル
アニエスの浜辺

原題
LES PLAGES D'AGNES/THE BEACHES OF AGNES

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日