あらすじ・解説
カップルを殺害した南木野淳(久保田将至)のもとを、クリスチャンの薫(尾野真千子)が訪れる。薫は淳が殺した男性の婚約者だったが、薫は婚約者の不実を暴いた淳に惹(ひ)かれ、愛を知らずに育った淳も薫によって生きる喜びを知る。互いに求め合う二人は、聖書に小さな文字で書き込み、思いを伝える秘密の通信を始める。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(30件)
- たまごロール
2.0点
他人にはわかりません。 なぜ、どうして?・・・理屈では語れません。 それが愛というものの、究極のカタチなのです。
- toy********
2.0点
基本的に映画全体を通して暗い。まず声が小さ過ぎる。普通に見て聞き取り易い音量ってあるハズ。それでいて、森山直太朗の音楽は大きい。うるさい。静かにしろと言いたいくらいであった。 回想シーンへの切り替わりが多過ぎて、設定も必然性が無いので、きちんと見ていても、一瞬判らなくなる。ありえない設定で話題を呼びたいなら、丁寧なストーリ作りが必要である。 こんなにあっさり死刑確定を望むような死刑囚が、何故空き巣に入るのか?そこでちょっと見られただけで2人も殺人するのか?自暴自棄になっている設定なら、もう少し丁寧なイントロか、あとで補足説明するようなシーンが無いと、いくら、生の尊さを訴えても響かない。
- mii********
3.0点
「真幸くあらば」のタイトルが読めずに悶々とした日々が過ぎていった・・・ それが、ひょんなことから万葉集の歌から引かれた一文だということが解り・・・ その後は、とんとんと“読み”を知り、鑑賞に至ることができた作品でした。 ある意味“学”がないと読めないものです。 「自分の婚約者が他の女と情事を交わしていた。そこに押し込み強盗が入りすべてが明るみに・・・・・」 川原薫の心情を赤裸々に映し出す不毛の作品と言えましょう。 結果、偶然の産物ではあるものの婚約者の不貞を炙り出し、死の清算を下した殺人犯の淳に、この被害者の婚約者薫は何を見たのであろうか。 自分を裏切った男を直接に殺めた淳に惹かれるなんてことが起こりうるのであろうか。 作品は淡々と薫の心の中と行動を映し出してゆく・・・ もしも私が女であれば、この薫の気持ちが解るのかも知れない。 でも、男だから、この破綻した心情は悲しいかな美しい物語とはとれなかった。 万葉集に象られる「真幸くあらば」死刑囚の行く末を思いながらの“月の満ちる夜”にお互いの想いを添えることとなります。 この場面を映画化したかった意図は、尾野真千子の描写を観れば、そのすべてが解ろうというもの。とてつもなく美しいのです。 素晴らしくもある尾野真千子の演技力に裏打ちされた恍惚のシーンを、ここまで綺麗に押し出すのであれば、淳の影を見ての薫の最期の行動はいただけない。 正直、これでは、世間で言う「尾野真千子を観る作品。後は印象に残らない」と言わしめるのがよ~く理解できるところである。 とは言うものの“まさきくあらば”読めて良かった~良かった♪
- ore********
2.0点
ネタバレこれはええのか?
このレビューにはネタバレが含まれています。 - gog********
5.0点
言葉で説明できるものならば、映画にする必要は無い。 言葉でも、音楽でも、視覚でも、それだけでは伝えられない。 映画でしか描けないものが描かれているからこそ、映画としての価値がある。 映画とはそういうものであるべきだと思う。 映像と音楽と演技と・・・ とにかく観ないと分からないし伝わらない。なにもかも。 作品に込められたものも、私はとても好きでした。 人それぞれ、微妙なラインとなる要素がたっぷりの映画だと思うのですが。 だからこそ、この映画が制作され、こうして出会うことができてよかったと思います。
スタッフ・キャスト
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