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きみがぼくを見つけた日 (2009)

THE TIME TRAVELER'S WIFE

監督
ロベルト・シュヴェンケ
  • みたいムービー 533
  • みたログ 2,087

3.67 / 評価:921件

歴史に埋もれてしまうには惜しい作品

  • yan***** さん
  • 2019年11月23日 23時02分
  • 閲覧数 1313
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

レイチェル・マクアダムスさんが出演するタイムトラベルものというと、この作品から4年後の「About Time」が有名ですが、あの作品の主人公は自分の思うようにタイムトラベルをします。自分さえ良ければ他の人はどうでもよいという姿勢が一貫していて、他人の生死をも自在にコントロールしてしまいます。しかもそれをコメディタッチで描く分たちが悪いとも言えました。一方でこの作品は違います。主人公は遺伝子異常という病人扱いで、本人が全く望まないにも関わらず勝手に身体がタイムトラベルしてしまい、かつタイムトラベルするのは自身の身体のみ、そのためタイムトラベルした先では全裸かつ、時代も場所も一切選べないという悲劇とも言える状況に置かれます。病人という設定をよく表していると思うのが、普通タイムトラベルものではそのこと自体は秘密であり、他の人は知らないことというのが一般的だと思いますが、この作品では身内のみんなが知っていて病人として主人公を扱っているところが特徴的です。これは観ていて非常に辛いものがありました。こんな夫と結婚しても辛い人生が待っているだけとも言えます。でもそれも全てわかった上で彼の妻となって彼との人生を共にしたのがクレアでした。この作品はそんなクレアの人生を描いたもので、そんなクレアに様々な時代のヘンリーが会いに来るお話。他の方もレビューで指摘されているとおり邦題は作品を全く表していないと思います。原題「The Time Travelers Wife」の方がこの作品を言い当てていると思います。

タイムトラベルものには、SF色の強いもの、タイムトラベル自体に焦点を当てたもの、コメディタッチのものと多々あると思いますが、この作品は切なくて悲しい恋愛ものだと思いました。タイムトラベルものを観終わってこんなにも息苦しくなったのは初めての経験です。とても重くて切ないエンディングには心打たれました。

同じレイチェル・マクアダムスさんが出演する「About Time」に比べると影の薄い作品だと思いますが、自分としては、こちらの作品の方が強く印象に残りました。タイムトラベルものとして、このまま歴史に埋もれてしまうにはとても惜しい作品、もっと光があてられてもよい作品だと思いました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • ファンタジー
  • 絶望的
  • 切ない
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