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きみがぼくを見つけた日 (2009)

THE TIME TRAVELER'S WIFE

監督
ロベルト・シュヴェンケ
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3.66 / 評価:990件

レイチェルの残念過ぎる映画

  • asa******** さん
  • 2020年10月10日 9時27分
  • 閲覧数 1625
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

「君に読む物語」で、心からの感動の涙を流して大ファンになったレイチェル・マクアダムズ。
 「アバウトタイム」では、レイチェルの演技に疑問を感じ、この「きみが僕を見つけた日」では、三十代になったレイチェルがハリウッドスターとして生き抜こうとして努力した様子が見て取れました。小柄で愛らしく、日本人好みの女優のレイチェル・マクアダムズ。ただ、その映画「きみがぼくを見つけ日」は、私には満足できる作品ではありませんでした。

 最初に観た「君に読む物語」。映画の中でレイチェルの愛らしいお転婆キャラに、心を鷲掴みにされてしまい、彼女の主演映画を見続けてきたけれど、それも今作限りになる予感。

 「きみが僕を見つけた日」で、その第一の疑問は、レイチェル演じるクレアが、タイムトラベラー病のヘンリーを大好きになり、どんな状況になってもひたすら運命の人として待ち続ける理由が、よく分からない。

 女性の尊厳にかかわる、度重なる流産の悲しみやマタニティなお腹、そして出産し赤ちゃんが誕生したさあの喜びに満ちた愛溢れる母としての顔。クレアの演技は流石だとは思います。

ただ、トラブルメーカーのタイムトラベラーのヘンリーとの結婚式の場面。挙式前にどこかに旅立ち、歳をとって戻って来たヘンリーと何とか結婚式を終えたクレア。そして、初夜を迎えた二人。ベッドシーンの前に、じらしたあげく愛し合う直前に、ヘンリーはまた消えてしまった。そして、この後うまい具合のタイムトラベルの理屈で、二人が愛し合う場面は無い。(レイチェルが私生活で子どもがいるという理由で裸になる事を拒んだとしたら、その気持ちは尊重したいとは思うけれど)
 この「きみがぼくを見つけた日」という映画を観ている私は、どうしようも無いタイムトラベラーであるヘンリーとクレアが、一緒に生活しているかけがえのない時間には、愛し合うという、人間の当たり前過ぎる行為はとても必要だと思うし、激しいラヴシーン無くしては、この映画は成り立たないと思います。

 「きみがぼくを見つけた日」を観た人を感動させる為には、愛する人といつまでも抱き合っていたいと思うのは、きわめて当たり前の思いであり、そう思うとヘンリーとクレアはその愛をこの映画では表現出来ていない。なんて間が抜けた作品なんだとしか思えない。

 レイチェルの演じる役は、最近こういう傾向が多くあって、「きみに読む物語」以外の映画では余り記憶に残らない、表面的な薄っぺらな作品ばかりだ。

 レイチェルは若い頃は可愛い顔をしていただけの、深い演技は出来ない女優として記憶されるだろうなぁ。この映画も、レイチェルが好みの、後に同棲でもする素敵な男優さんに主演を変えて、楽しく激しいベッドシーンがあれば、クレアのマタニティー姿(おっぱいは見せない)を見ても、タイムトラベラー病で流産してしまう悲しみも、視聴者は心から共感出来たのに。

 例えば、サービス精神旺盛なアン•ハサウェイや、「タイタニック」ではなく「愛を読む人」での中年になったケイト・ウィンスレットが最初に少年と愛し合い、命令口調で少年とセックスするシーンがあるからこそ、映画「愛を読む人」に、心からにはいりこめたのだ。

 なによりも、「きみに読む物語」での元恋人とのライアン・ゴズリングとのラヴシーンは、心から楽しくベッドシーンを通して二人の初恋の人を想い続ける気持ちが良くわかったし、とても美しいシーン、美男美女のベッドシーンに深く感動したのは事実だから。


 まぁ、裸でタイムスリップするヘンリー演じるエリック・バナが、タイムスリップした時に最初にしなければならない仕事、洋服ドロボウぶりは炊飯ものだ。せめて「ターミネーター」のアーノルド・シュワルツネッガーの時のように、一回ぐらいは性器丸出しの覚悟も欲しかった。

 突然タイムトラベラーになる病気の理由や、タイムトラベラーとなる方式も全然分からない。第一に、二人の愛を交わすシーンがキスだけなんて、子供向け映画でもあるまいに。

 とどのつまりが、ヘンリーが(レイチェル演じる)クレアの狩好きな義父に鹿と間違われて猟銃で撃たれて死んでしまうなんて。笑っちゃうわ。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いで、クレアの子ども役や二人の子ども役の少女たちも、余り可愛いい子には思えなく、とても残念な映画でした。

 もしかしたら、トップ女優としてハリウッドで大活躍していたかもしれない(「プラダを着た悪魔」も、監督は初めはヒロインをアン・ハサウェイではなくレイチェルにしようと思っていたらしい)、レイチェル・マクアダムズ。大女優に成り損ねた、因縁っぽい、マンネリなタイムトラベラー映画に、がっかりしました。
レイチェルさん、花の生命は短くて四十代になってしまうんだね。バイプレイヤーとして、頑張ってくださいね。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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