作品レビュー(1件)
- ibu********
4.0点
うはははははは!DVDが発売されてから3年以上経ってるのに、レビューが一つもないなんて!しかも、見た人も5人しかいない!(笑) その理由は、たぶんDVDのパッケージにあるんでしょうね。 なんつっても、すんごいピンボケなピーター・セラーズ顔ですからねぇ。 なんでこんな写真使ってんだ???って最初手にとった時は思いましたが、実は、本編の映像がこのレベルなのでした。フィルムの保存状態が相当悪かったのか、もう、すんごいソフトフォーカスで、はっきり言ってトーキー時代の映画より悪いです。だから、映像の採点には1点以外付けようがありません。 しかし、話はかなりおもしろい! とある若い夫婦が、突然、叔父さんの遺産でオンボロ映画館を相続してしまい、それを売るつもりでいたら、行きがかりから再開してしまうというお話。 コメディタッチで話は進んでいくんですが、なにしろテンポが実にいい! オーバーな表現や冗長なシーンは少しもなく、それでいて端折りすぎでもなく、実に適切なシーン割で小気味良く進行していきます。 だから、最初から最後までまったくだれることなく、あっという間に終わりまで見てしまいます。 まさに、娯楽映画はかくあるべき!というお手本のような映画ですね。 非常に展開の遅い「2001年宇宙の旅」みたいな映画が好きじゃない私としては、こういうテンポの良い映画はとっても嬉しいです! あと、映画館の中で見ているお客さんの反応とかもおもしろい! フィルムが切れて映写が途中で止まってしまうシーンが何度か出てきますが、そのたびにブーイングはするものの、それを楽しんで拍手して歓声を上げたりして、なんだか「古きよき時代」というものを見る思いでした。 それから、悪役みたな人物も出てきますが、全然陰湿じゃないので、そういうことでいやな気分になることもありません。とにかく最初から最後まで全部楽しんで見る事ができます。 なお、ピーター・セラーズは主役じゃないのでご注意を。 ある意味、「ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門」みたいな騙しですが、それでも、ピーター・セラーズは劇場の映写係という重要な役で、ほぼ、全編に渡って登場していて、彼独特のコミカルな仕草は見る事が出来ます。 とにかく、映像が残念ではありますが、娯楽映画としてはとってもオススメの一本です!
スタッフ・キャスト
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