レビュー一覧に戻る
スペル
2009年11月6日公開

スペル

DRAG ME TO HELL

992009年11月6日公開

eri********

3.0

さまよう魂たち>越えられない壁>スペル

キャリアの積み方やフィルモグラフィがよく似ているため比較せずにはいられないサム・ライミ監督とピーター・ジャクソン監督ですが、単発霊媒ホラーであるこの作品も、ピーター・ジャクソン監督の「さまよう魂たち」にとても良く似ています。 主人公にだけ心霊現象が見えていて周りの人たちに発狂したように見られてしまうなどの細かな描写まで共通点が多く、よく似た外観の呪いの館も出てきます。 ですが正直、どの作品もピーター・ジャクソン監督のほうが1ランク上・・・サム・ライミ監督作品ってどうも脚本が粗くて無駄なシーンが多いんですよね。 今作においても、家財をトランクに詰めて質屋に売りに行くシーンとか、主人公の女性の家でラップ現象が起きるけど結局何もなかったりとか、「もっと短くできるのでは?」「このシーンいる?」ってのが多かったです。 恋人の車の中で悪霊退散用のボタンを入れた封筒を紛失するシーンなんて、わざとらしすぎて「オタクコレクションのコインだろこれw」と丸わかりです。 コインであることがバレバレなため「問題のボタンは恋人が持っている」=「次に恋人が出てくるまで話に展開はない」ということまで分かってしまうので、終盤15分はオチまで全て読めてしまいました。 間延びさせない、しっかり布石を打って回収する、観客に展開を悟られない、クライマックスを盛り上げて綺麗に完結させる、あたりのスキルはピーター・ジャクソン監督の方が明らかに上ですね。

閲覧数711