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NINE (2009)

NINE

監督
ロブ・マーシャル
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  • みたログ 2,991

3.42 / 評価:1,090件

チャプター機能でお気に入りの場面を愛でる

  • とみいじょん さん
  • 4級
  • 2015年1月19日 2時30分
  • 閲覧数 2068
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

映画。
って、それじゃ映画じゃない。他の方も指摘しているようにMVだと思います。
ミュージカル好きなんだけどなあ。勿論、映画もショ―も…。でもこの映画は合わないです。

原作の映画、舞台未見です。って予告を、舞台にない、ケイトさんの為に書き下ろして作りだした場面の曲「Cinema Italiana」にのせてまとめている段階で舞台の映画化とは別物になっているのでは?この曲でまとめられた雰囲気とラストがあわない。別映画?ってかんじです。

「アカデミー賞受賞クラスの俳優の饗宴!!」とのキャッチコピーに魅かれて鑑賞しました。「アカデミー賞」だから、演技の妙を期待しました。そんな私があほ?「グラミー賞」だったらもっと単純にショーを楽しんだかもしれません。

「有名監督の、次回作を生み出すまでの苦悩。ヒットメーカーとしてのプライド、マスコミ攻勢、挫折…」映画として良いネタですね。映画の後半近くのグイドの心の叫びの歌。胸打たれました。

でも、それ以外の歌とダンスは、ストーリーの中に収まっていません。台詞から急に歌い出すなんてもんじゃありません。まったく違う世界のショーが挿入されます。ついてゆけない私が悪い?

確かに、ショー単品を観ると見応えあります。役者さん達凄いな、多才だな、と感動します。

演技も、
ペネロぺさんの、ホテルからの帰り道の場面。やりきれなさ、情けなさ、でも恋しさ。切なすぎます。でも別れられないんだよねぇ、はぁ。

マリオンさんの、宝物として大事にしていた夫とのエピソード、実は他の人にもやってたことを見せつけられた時の表情の移り変わり。ぞくぞく来ました。そのことを夫に伝えても、夫は妻が何を言っているのか気がつかない。このシーンだけで、この夫婦の関係性、これまでとこれから、グイドの性格、全てを物語っています。凄い!!

他にもディンチさんの、ひょっとしてグイドへの恋心隠している?的な演技もさりげないけどすごいなあと思います。

そんな所に感情移入していると、その余韻も無視して次の場面に移る。ジェットコースターというより、ミキサーの中に入れられてグチャグチャにされている気分の展開です。
 ショーだったら、幕が下りて(ライトの動きで)気持ちが切り替えられて、次はどんなパフォーマンスが出てくるのかな?と全体の構成の筋なんて気にせずに、目の前のパフォーマンスを楽しめるのですが。その移り変わりがモノクロとカラ―で分けたつもりなのかもしれませんが、振り回される感じです。

なまじ、「アカデミー賞」俳優を集めた映画という固定観念から抜け出せないので、”映画”を観たいのになんだこの展開と腹が立ってきます。
映画が撮りたかったのか、ショーが撮りたかったのか、中途半端です。

そしてニッコールさんのミューズ。ミューズに見えない。キャパクラ嬢?と間違えそうになりました。「私は神じゃない。人間よ」と歌うのだから、これでいいのでしょうが…。

前後にソフィアさんが登場されていて、ニッコールさんとの格の違いが余計に際立ってしまいます。ソフィアさん以外に神になれる人いるのか?

唸る場面は散りばめられているのだけど、モザイクにもなっていません。お互いの魅力を相殺しあっているかのような映画です。だから気持ち悪くなってきます。
 シングルとしては良い曲入っているのだけど、アルバムとして聴くと残念な感じです。
 まあ、CDシャッフルして自分で自分のお気に入りの曲集めてアルバム編集しなおすように、DVDとかだと自分の好きなチャプターだけを観られるようになっていますから、ショーとして自分の好きな場面だけ堪能すればいいのかもしれません。

この役者さんたちなら、ミュージカルじゃなくて素直に演技させた方が見応えのあるリメイクになったと思います…残念。

場面場面を楽しむのなら面白いけど、映画として統合して観るとマイナス評価。でも役者さんが頑張っているから☆2つです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ゴージャス
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