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ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part 1 ノワール編 (2008)

MESRINE: L'INSTINCT DE MORT/MESRINE: PART 1 - DEATH INSTINCT

監督
ジャン=フランソワ・リシェ
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3.63 / 評価:43件

解説

フランスに実在した伝説のギャングスター、ジャック・メスリーヌの若き日の姿を描いたフィルム・ノワール。Part 1ではごく平凡な男が次第に悪事に手を染め、海外逃亡の末にカナダで投獄され、やがて脱獄するまでをスリリングに活写する。監督は『アサルト13 要塞警察』のジャン=フランソワ・リシェ。主人公を『イースタン・プロミス』のヴァンサン・カッセルが熱演する。自分なりのおきてに従い、罪を重ねる男の華麗な犯罪人生に熱狂する。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

1959年、ジャック・メスリーヌ(ヴァンサン・カッセル)はアルジェリア戦線に参加した後、パリに帰還する。彼は父親(ミシェル・デュショーソワ)のつてで仕事を紹介されるが、結局は友人(ジル・ルルーシュ)の闇商売を手伝うことになる。やがて彼はボス(ジェラール・ドパルデュー)にも紹介され、本格的に悪事に手を染めることになる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2008 LA PETITE REINE M6 FILMS REMSTAR NOVO RPI (C)2008 LA PETITE REINE M6 FILMS
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「ジャック・メスリーヌ/フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part.1 ノワール編」メスリーヌのカリスマ性を70年代フランスの社会的背景から浮き彫りに

 まるで映画の主人公になるために存在したかのような、彼の波乱に富んだ人生にまず驚かされる。フランスで“社会の敵 No.1”と怖れられた犯罪者ジャック・メスリーヌ。銀行強盗を繰り返し、4回脱獄を果たし、一度は法廷で傍聴者の見守るなか裁判官を人質に脱走。変装の名人で、警察に変装姿で出向いたこともある大胆不敵な輩。

 ただしこの映画の見どころは、派手なアクション・シーンのみならず、メスリーヌ(演じるはバンサン・カッセル)という男の魅力(なんといっても女にモテた)や特異性に焦点を当て、70年代のフランスでなぜ彼がこれほどまでにカリスマ性を放ったのかを社会的なコンテクストからも浮き彫りにしているところにある。

 ジャン・フランソワ・リシェ監督はマチュー・カソビッツ同様、パリ郊外の移民の問題を描いてフランスで人気を得た後、アメリカにわたり「アサルト13 要塞警察」等でアクション映画の腕を磨いただけに、娯楽性と社会性のさじ加減が絶妙だ。

 2部構成のPart 1では、アルジェリア戦争からパリに帰還したメスリーヌがギャング仲間と強盗に手を染めるところから、カナダに逃亡し、億万長者を誘拐した罪で逮捕され、さらに脱獄を果たすまでをハイテンポで描いている。とりわけ一度脱獄した刑務所を、仲間を救うために襲撃するくだりは圧巻。無鉄砲で一触即発の雰囲気を醸し出すカッセルのエネルギッシュな魅力と相まって、113分が一気に過ぎ去る。(佐藤久理子)

映画.com(外部リンク)

2009年11月6日 更新

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