2009年12月19日公開

牛の鈴音

OLD PARTNER

782009年12月19日公開
牛の鈴音
3.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

韓国のとある田舎で暮らす79歳のチェおじいさんは、76歳のおばあさんと二人で暮らしている。おじいさんと牛はこの30年間毎日欠かすことなく畑仕事に出かけ、そのおかげで9人の子どもも立派に育てあげることができた。普通寿命が15年ぐらいだと言われる牛だが、この老牛は40歳になった今もまだちゃんと働いてくれていた。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(86件)

切ない26.1%泣ける21.8%笑える11.5%悲しい10.3%かわいい6.1%

  • kyo********

    3.0

    牛と夫婦

    牛とともに田んぼや畑を耕し、80歳近くなっても働き続けるチェおじいさんと妻と牛のお話。ドキュメンタリー作品。韓国映画。 けがをしても病気をしても実直なまでに畑や田んぼに仕事に行くところに心打たれました。とは言っても、40歳でもうこちらも歳を取ってよろよろの牛を連れて(15年くらいが寿命だそうです)、そして妻は、田んぼや畑の作物にいっさい農薬を使わず、牛の餌さえ手間かけて作る(普通は買う)夫にこき使われて(本人はとってもそう思っている)という実体もあるのだけれど。無農薬なんて素晴らしいけれど、年取った夫婦にはとっても負担な訳で。うまく育たないこともあるし。 チェおじいさんは、とっても無口で、隣でいろいろ文句言ったりしている 妻の横で返事さえしない。妻に「返事くらいしてよ」と言われる。そのひとりおしゃべりな妻の言う言葉に、ところどころ笑わされた( ´艸`)特に、夫が頭痛がひどくて病院に行くとき~その時2人はリアカーを牛に引っ張ってもらって乗っているのだが~町中を通っているときに、近くである団体があることを訴えていたのだが(いわゆる街頭演説)...そのシーンはとてもおかしかった。まるで、作られたシーンのようにタイミングバッチリ。 チェおじいさんの牛に対する思いや、作物を育てる矜持はとても素晴らしく、心打たれるものだけれど、それを嫌々手伝っている!?おばあさんの立場だったら、それどころじゃないだろうなぁ。観ている分には感動を覚えるけれど、おばあさんや牛の気持ちは? いくつかのシーンで、牛が涙を流すところはあまりにタイミングが良くてびっくりした。カウベルの音が耳の奥に響く。 韓国では、イン ディペンデント映画初の興行成績第1位、歴代最高収益率だそうです゜・:,。゜・:,。★(2010/03/04)

  • 柚子

    5.0

    共感は、できません

    あかん 涙が止まらなくなった 家畜と共に、農業をやるということは、綺麗事じゃない 老牛は、ヨボヨボでも、働かされる 飼い主のおじいちゃんも、ヨボヨボで、見るからに痛々しい 文句ばかり言っているおばあちゃん その文句は、真っ当 口は悪いが、心は優しいのだろう 機械を使え 農薬を撒け 餌は人口肥料にしろ すべてを拒否 頑固一徹 文句言いつつ、付いていくおばあちゃん 綺麗事はなし 家族同然の牛でも、所詮は家畜 自分たちも、生きていかねばならない 売りたくなくても、仕方がない それでも40年も共に暮らした老牛には、情が湧く 理屈ではない 昔の暮らしは、きっとこんな感じだったのだろう 本作の子供さんたちが、もう少しなんとかしてあげられなかったのだろうか 親の背中を見て育ち、ああはなるまいと思ってしまったのかもしれない 老牛さんは、きっと、幸せだったと思います いけずな若い牛の、強欲ぶりも、生きているんだなぁって感じた そのおてんばな仔牛は、お肉になってしまったのだろうか それが現実 切ないな‥

  • sos********

    4.0

    心地よい鈴音

    おじいさんとおばあさんの表情がとても良いです。 とても幸せな人生だなあと思いました。 年をとり裕福でなくても、自分のやり方で作物を作れる喜び、 愛情を注ぐ家族同様の牛、100%理解しあえている老夫婦 「幸福」の意味を考えさせられる作品です。

  • sal********

    4.0

    ネタバレ働くことが生きることである人生とは

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • shi********

    4.0

    あの涙は牛の「心」、鈴音は牛の「言葉」

    あの鈴音がいつまでも耳に残る。 暇さえあれば口やかましく愚痴をこぼす婆さんだが、実はこの婆さんがこの老牛の一番の理解者かもしれない。 その生き様に自分を重ねている。 この爺さんは生きること=働くこと。 働くことに生きる物の存在価値を見いだしているのだろう。 その勤勉さと頑固さには頭が下がる。 そして婆さん以上にこの老牛に愛情を注ぐ。 なぜここまで愛情を注ぐのか、それは極めて単純。 家族だからである。 飼料を買わず、爺さん自ら刈った農薬なしの草を与えていたせいか、驚異的な長生きをするこの牛は、もう家族の一員なのだ。 だからこそ決して売り払わない。 この牛は死ぬまで面倒みる、そしてその存在価値を失わせないためにできる限り働かせる、自分や妻がどんなに苦労しても。 そんな爺さんの優しさと厳しさが全編ににじみ出ている。 この牛が涙を流すシーンがある。 物言わぬ牛の気持ちを想うと、胸がしめつけられる。 ただの生理現象ではないと信じたい。 そしてあの鈴音は爺さんたちに向けられた「言葉」だと信じたい。 「まだまだがんばります」 「おじいさん、だいじょうぶ?」 「おばあさん、ごめんなさいね」 「もう、つかれました」 「おじいさん、おばあさん、いままでありがとう」 「さようなら」 人間が作り出したストーリーもない。 ナレーションも説明もない。 効果音はわずかなピアノだけ。 もちろんスターも出ていない。 しわだらけの老人やボロボロの老牛は決して美しいとは言えない。 それでもこんなにも美しく、優しく、心動かされる物語ができるのだ。 韓国では異例の大ヒットを記録したこの作品。 残念ながら大作や大衆作ばかりが注目される日本では、ひっそりと終わっていくだろう。 でもこういう作品こそ大事にしていきたいものだ。 きっと爺さんは、まだ鈴を鳴らしているだろう。 あのしわだらけの、ひびわれた手を揺らして。 「おじいさん、げんきにしてますか?」

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
牛の鈴音

原題
OLD PARTNER

上映時間

製作国
韓国

製作年度

公開日