2009年12月12日公開

マラドーナ

MARADONA BY KUSTURICA

952009年12月12日公開
マラドーナ
2.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(13件)


  • じぇろにも

    3.0

    コカイン

    反米主義

  • まるたん

    3.0

    この映画を見るための前提知識3つ

    まずは、ひとつ前提として。 自分はマラドーナ信者であります。 映画の中で、「マラドーナ教」("神の手"教)というのが出て参ります。 聖なるマラドーナを讃え、洗礼の儀式は神の手ゴールを信徒が再現するし、ファン同士の結婚式まで執り行ってしまう。 そのときの安っちょい祭壇に安っちょい格好で出てくるマラドーナ教の司祭が、聖典として手に持つのは、"Yo soy el Diego"(邦題:「マラドーナ自伝」)です。 これは自分にとっての聖典ともいえるものなんですよね。 だから、映画としての出来はもういいんです・・・。 クストリッツァが、米州首脳会議のデモに出かけて、演説をうつマラドーナやウーゴチャベス(反米のラ米主義のベネズエラ大統領)やモラリス(ボリビア初の先住民出身の大統領。社会主義者)などと同じ演説台にいるところが、スクリーンで映っている奇跡だけを賞賛したい。 クストリッツアも、このドキュメンタリーでは単なる一ファンの視点。これで良いドキュメンタリーが出来るはずもありません。きまぐれなスケジュールに振り回されて、自宅前のロケバスで待機し続ける姿や私生活のやんちゃぶりに付き合わされるのも、これはこれで彼のサッカーファンとしての夢だったのでしょう。(クストリッツアのリフティングはそこそこいけてましたね。) 映画の中のクストリッツァのナレーションにあるとおり、これは彼の主人公をマラドーナに見出している監督自身の歓喜をハンディカメラの映像で追ったドキュメンタリーです。 そういう意味でも、この映画については、3つの前提知識が必要となり、それがないと監督と同じく、そして自分と同じ歓喜には至れないことになります。 まずひとつは、マラドーナのサッカー人としての歩み。 ほとんどの人は「5人抜き」「神の手ゴール」のマラドーナは知っているだろうけど、それがフォークランド紛争とどのように関係があったのか、ナポリで神とあがめられているところまでは知っているだろうけれど、それ以上のことは知らないのではないか。 まあ、これは「マラドーナ教」の経典「マラドーナ自伝」でも読んでくれるといい。 映画では、あまりいい映像では現れません。市販のマラドーナのDVDとかのほうが良いかもしれない。 もうひとつは、南米の反アメリカ思想の高揚のこと。 19世紀のモンロー主義の昔から続く、アメリカ合衆国の棍棒外交(ようするに南米は合衆国のものというジャイアン政治のこと)、そして近年では90年代にアメリカから押し付けられた新自由主義が招いた経済的混乱から、現在まで南米は反米の傾向が続き、政権も中道左派まで含めるとほとんどが社会主義傾向が強い。 この撮影の期間は、オバマ就任前。ベネズエラ、ニカラグア、ボリビア、エクアドルなどは、完全にアンチ=ブッシュの反米政権が民主的な選挙で確立されていたわけです。 そして最後はクストリッツアの祖国セルビアがユーゴ紛争時に、国連の承認のないまま、やはりアメリカの後ろ盾によるNATO軍による空爆を受けていること。 そのへんを踏まえて、クストリッツァが、新しい時代のリーダーの肖像をマラドーナに見出したかったというところは理解できます。 この映画がそういうところまで踏み込める出来だったかは、観客の皆さんにご判断いただくことになりますが、少なくとも、以上のような背景をもとにして観れば、ブレブレのハンディカメラの手ぶれ酔いにも耐えてみることも出来ると思います。

  • mak********

    3.0

    マラドーナの映画と言うよりは・・・

    うーん、多少期待はずれでした。 マラドーナのいろいろな面が見られるだろうという期待があったのですが、あんまり関係なさそうな映像も想像以上に混じっていたのが残念。 監督の趣味はどうでもいいのですが。

  • どーもキューブ

    3.0

    クストリッツァのマラドーナについて

    2008年作品、監督、出演エミール・クストリッツァ。 ユーゴスラビア出身のエミール。カンヌやヴェネチア映画祭では、常連傾向監督。賑やかな作風の中に、さりげない歴史、民族上の問題を沢山練りこむ監督さん。履歴は、子供オムニバス映画「それでも生きる子供たちへ」の一遍のみ。 劇場公開時、行こうか迷った作品。昨年鑑賞した、「コマダンテ」のような形式。アメリカの戦争社会派でもうすぐ「ウォール街2」(どーも仮称)が待機するオリバーストーン監督とカストロが出会い、ガチで話すドキュメントでした。 本作は、ガチのインタビューから、いくつかの章じたてのような「言葉」をきっかけにサッカー界の神様「マラドーナ」にせまるドキュメンタリー。 エミール監督は、マラドーナの昔の映像、エミール監督の作品、マラドーナの写真、CGのコミカルな演出、同行取材をつなげた作品となっております。マラドーナのそのままの喋りが、十二分にある意味楽しめる作品です。貴重ですよね。エミールも懸命に聞いていきます。二人言語が違うので、少々言葉に距離がありますが、とても仲の良い感じに見受けられます。 本作マラドーナの魅力満載。 彼の「シュート」映像は、やはり「凄いんです!」(カビラ風) 交わし方が、やはり、芸に見えますね、ひょいひょい飛び越え、ゴールにボールは吸い込まれていきます。 サッカーファン必見の映像です。 そして、マラドーナの「どうだっ!」といわんばかりのひとどなりです。 「体型」だけでも必見、どんだけ変わるんだよという変わりっぷりです。必見。これには、奥様も大変だったでしょうねー。克服、立ち直りには、子供、奥様の深い深い愛情があったと思います。一途なマラドーナです。見習いたいです。 彼の「麻薬」のコメントも必聴です。彼が克服した、傾倒した理由がうっすらコメントから垣間見えます。私には、とてつもない「プレッシャー」と「怒り」のようなストレスから走っていってしまったように見えました。 エミール監督的にぶっちゃけ「踏み込めていません。」 「コマダンテ」のオリバーストーンのようにガッツリ噛み合うお勉強トーク、対話的な感じにはみえません。 やはり「遠慮」している「友好的」なトークに見えました。そこの「衝突」「対話」的には、不満足でした。ドキュメント的にもちょいなぞる感じかなと、。拮抗して、喧嘩してのようなかんじではありません。なんで、エミール自身劇中「彼が、見えない、、。」とため息モードのシーンが見られました。 それでも、神様「マラドーナ」が、真意と闘志とかっこたる考えをもってサッカー人生をドリブルしてきた軌跡は、伝わりました。 いまやアルゼンチンの「ツンツン」監督として、日夜ブラウン管に登場しているマラドーナ。そんな、彼を知るのに良かった作品でした。 マラドーナバイクストリッツァのドキュメント。彼の「サッカー」に対する気持ち、祖国を思う気持ちに触れてみては、いかがでしょうか? 追伸2010ワールドカップ、意外にマラドーナ監督優勝するんじゃないのかな?アルゼンチンのサポーターは、はんぱなさそうです。 日本もガンバ!

  • oni********

    3.0

    非常に伝わりにくい作品

    サッカーを長いこと見ている方であればもう既に知っていることばかりが内容になってますし、これといって新鮮みを感じる内容ではなかったです。 かと言ってこれを全くの素人が見てしまうと、きっと幻滅してしまうんだろうなという内容。紛争や政治がらみの話が多く、そしてハンディカムによる撮影映像。相当疲れると思います

  • かくれが

    2.0

    マラドーナ@DVD

    オススメ度・・・2

  • can********

    1.0

    地雷作成教材

    映画を見なれてないサッカー好きがタイトルだけで来て 映画への幻滅をもたれると実に困る。 -マラドーナはすごい選手だった。 -彼はカストロと親交がある。 -南米には反米感情を持つ国や人々が少なくない。 -ヒーローは孤独だ。 -彼の麻薬服用に本人と家族は苦しんだ。 -人々は彼を愛している。 内容的にはこんなものでしょうか。 サッカー好きだったらだいたい知ってることですね。 そうじゃない人はどう反応したらよいのか。 全体的に尺が足らないので ゴールシーン映像とか適当なアニメとかメイキングシーンとか 監督の過去作品の切り貼りとかで埋める。 あと、ドキュメンタリーだからという言い訳のために 最初から粗い画質で撮る。おいおい。

  • czl********

    2.0

    ファンなら必見,だが

    ドキュメンタリーとしての完成度は低い。 まず,取材する側がマラドーナにちゃんと密着できていないと感じた。単独インタビューや監督の家を訪ねた映像などが入っていて「密着度」をアピールしているが,もし本当にマラドーナに個人的に接近したのだとしたら,もっと貴重な映像が撮れたはずだ。もっとも,マラドーナに取材できないもどかしさは作品中で監督自身が認めてしまっている。 この点,まったく別の作品ではあるが,数年前に公開された,フィデル・カストロのドキュメンタリーの方がはるかに成功していた。ああいうものを期待していただけに肩すかしだった。 監督は有名な人なのか僕はよく知らないが,監督自身のショットが多すぎ,自分の作品を何度も挿入するなど,撮影側のエゴが前面に出過ぎてしまっていることも,マラドーナを見に来た観客には物足りない。場面のつなぎ目に使用される変なアニメはまったくもって無駄。 きっとこの作品には監督自身も,マラドーナも満足いく出来ではなかろう。 個人的には,ディエゴが2005年にナポリを訪れた時の民衆の熱狂ぶりが見れたのは嬉しかった。

  • WONKAVATOR

    3.0

    こんな神様なら信用出来る

    劇中でも言われているが「もしマラドーナがサッカー選手でなかったら、革命家になっていただろう」... まさにそんな一面を見せるLoveカストロ&ゲバラな姿勢でアメリカやイギリスを嫌悪するエネルギーが彼のプレイの源となっていた事が解る。そして、貧乏人の見方。 でもその思想、ちょっと偏りすぎて一途過ぎでは!?とも思える箇所もしばしば... コカイン中毒等、スキャンダルに見舞われながらも、神的存在として崇拝される所以は本作で理解出来る。 単なる偉大なスポーツ選手のドキュメンタリーというわけでもないので、サッカー知らない人が観ても充分楽しめる作品だと思う。 P.S. 作品中に差し込まれる「モンティパイソン風」の風刺アニメは邪魔だったかも... 限りなく星4に近い3

  • ng8********

    3.0

    マラドマラドマラド~♪

    いやぁ~。予想どおり面白かった! 「ディエゴ・マラドーナをエミール・クストリッツァ撮る」って聞いた時から、「これは絶対面白い映画になる!」って確信してましたよ。 しかし、ただでさえ気分屋のマラドーナが相手。 それに加え撮影期間中も入院・手術などを繰り返す健康状態だったから、撮影は大変だったみたいですね。 公開まで随分待たされました…。 純真な子供のようで、悪ガキのようで、気難しいオッサンのようで、時に暴君のようで、そして革命家のようで……。 様々な表情を見せるディエゴ・マラドーナ。 その表情をクストリッツァが、いちファンとして、友人として、インタビュアーとして、そして映画監督として映しだしていく。 フットボール好きだけじゃなくって、映画好きな人にも観てもらいたいですね。 インタビューシーンもさることながら、なんとも珍妙な「マラドーナ教」の儀式や、「俺はスラム街で生まれた」の歌いだしでマラドーナ自身が歌う「神の手」って歌など、見どころはたくさんあるが、一番グッときたのはクラウディアさんのエピソード。 薬物中毒、アルコール依存、極度の肥満……。 肉体的にも精神的にも相当ヤバかっただろう。 そんなディエゴを支えた家族、特に妻のクラウディアさん。 クストリッツァが「(彼は)よく乗り越えましたね」と言ったところ、「乗り越えたのは私よ」と言ったそうだ。 想像を絶する苦労があったんだろうなぁ…。 是非、クラウディアさんと娘(ダルマとジャニーナ)に焦点を当てた作品も観てみたい! いくつか気になったこと。 時系列的に前後する部分がかなりあるので、マラドーナに詳しくない人だと戸惑うかもしれない。 あとコミカルなアニメーションをバックに、セックス・ピストルズの「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン」が何度もかかるんだけど、この部分は必要なかったような気がする。 セックス・ピストルズとディエゴ・マラドーナ&エミール・クストリッツァの相性はイマイチだったんじゃないかな?

  • gen********

    2.0

    ネタバレ不完全燃焼

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mor********

    4.0

    マラドーナを愛する、クストリッツァ作品。

    クストリッツァ監督大好きです。 サッカー(スポーツ全般)には、さほど興味ございません。 「マラドーナさん」 名前は存じ上げております。 とは言え、有名なサッカー選手。くらいの知識です。 そんなあたしの素朴な感想です。 アシカラズ。 本作は邦題「マラドーナ」から想像して 「神の子ディエゴ・マラドーナのドキュメンタリー作品」 と思って観賞するときっとイタイめに合うのではないでしょうか? 原題「MARADONA BY KUSTURICA」とあるように、これはあくまで マラドーナさんのことが好きで好きでたまらない、クストリッツァ作品 だと実感いたしました。 故に、クストリッツァ監督好きじゃなければ評価は低いでしょうね。 ある人物を対象としたドキュメンタリーで、監督がファーストカットで 登場ってありえない。 しかも、ご自身のLIVE演奏シーンって(w そして、クストリッツアさんは終始、マラドーナさんと同じくらいの 頻度で登場します。(&過去作品も。) 作品中監督はつぶやきます。 「長年ディエゴを追っかけてるけど、未だホントの彼が分からない・・・」 その通り。 この作品はマラドーナさんのドキュメンタリーとしては成立できて いない気がする。 神懸りなプレイで一躍”国民的スーパースター”となり、 世界中から神の子と崇められる「ずんぐりした(*)」血の気の多く、 正直すぎる男。マラドーナ そんな彼の人生を昔の映像と現在のマラドーナの言葉でなぞった作品。 ※無知なあたしには昔の映像(恐らく使い古された?)でも十二分に 興奮しましたが。 薬物依存や不摂生に陥った際の心理はどういうものだったのか? 『神の手』ゴールの真相は? そういったドキュメンタリーならではの、踏み込んだ問いかけ、 応えはありません。 なので、やはりドキュメンタリーとして観ると不完全かもしれません。 しかしながら、冒頭でも申し上げた通り、 あたしはクストリッツァ・ファンなんです。 クストリッツァのマラドーナに対する愛 少々偏り気味感もありますが、真っ直ぐな嘘のない男マラドーナ そんなヒーローを、クストリッツァ節全開のシニカルな政治的 表現も交えて表現 マラドーナさんに関してほぼ無知なあたしでしたが、 本作鑑賞後マラドーナさんを クストリッツァの大好きなマラドーナさんを知りたくなりました。 そして、調べてしまいました。 だから、あたし的にはアリなんです。 作品内でのマラドーナさんの言葉 「俺はサッカーをするために生まれてきたんだ。」 ゾクゾクしました。 しっかし、興味深い人間ですね。マラドーナさん。 ドラマティックすぎるなんとも映画的な人生。 きっちりドキュメンタリーも是非観てみたいです。 ◆追伸: さすがクストリッツァ作品。音楽との絡みが最高過ぎるんです!! マラドーナさんが娘たちと一緒に歌うシーン エンディングロールのノンスモーキングLIVE(feat.マラドーナさん)シーン そしてなんと言っても、マヌ・チャオ with マラドーナさんシーン 最高だわ!!

  • hay********

    5.0

    ネタバレラテン米とバルカンの類似性

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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