あらすじ・解説
7つの海を支配し、イギリスを「太陽の沈まない帝国」と呼ばれるまでに押し上げたヴィクトリア女王(エミリー・ブラント)。黄金期を夫婦で支えた女王とアルバート王子(ルパート・フレンド)だったが、真のきずなを結ぶまで数々の波乱と困難を乗り越えなければならなかった。王室の権力争いや、マスコミが書きたてるスキャンダルなど幾多の荒波にもまれながら、ピュアな愛が育っていく。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(84件)
- mov
4.0点
仲良き事は美しき哉。好き系なやつだった。
- yuk********
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - shoko
3.0点
2009年の映画。当時はエミリー・ブラントがそれほど好きではなかったので、英国歴史物映画好きなのにパス。でも今ではエミリーさんの演技の上手さに納得していますので鑑賞しました。 撮影当時は25〜6歳かな。17歳から22歳くらい?までのヴィクトリア女王を演じていますが、それほど違和感なかったです。 邦題が「ヴィクトリア女王 世紀の愛」というのはセンスないですね。原題のThe Young Victoria だと、若き日のヴィクトリアを描いているのだとわかって、映画の中身を誤解することがないと思うのに。ヴィクトリア女王って、いろんなところで目にする銅像は喪服で恰幅がよくて、ドイツ系の顔立ちの威厳のある姿なので、彼女の若い頃だけを描いた映画を作ったというのが、この映画の見どころなんですよね。 この映画を作りたいとアプローチしたのはアンドリュー王子の元妻、セーラさんだったそうで、アンドリューと自分の関係が、ヴィクトリアとアルバートの関係に似ているなんて思ったとか(うーん、似てないと思う)。 とにかくそれでプロジェクトが動き出し、彼女のロイヤルな立場から皇室関係の重要な場所でロケができたというんだから、面白いですね。 みていて私も、あ〜、ブレナム宮殿だ、とか、ハンプトンコート宮殿だ、とか懐かしく思い出しました。 カメオでアンドリューとセーラの娘のベアトリス王女も出演していたそうだけど、気づかなかった、、。 話は本当に若き日だけで、少し唐突に終わる感ありだけど、その後はどうなるか知っていること前提、そしてセーラさんもプロデューサーのひとりだから、たとえスコセッシ監督もプロデュースに関わっているとしても節度ある描き方しかできない、という制約もあったんじゃないかと思います。 だからそれほど映画的盛り上がりを期待せず、こんなことがあったんですよ、という伝記的興味で鑑賞すると良いのだと思います。 それにしてもヴィクトリア朝というと勤勉、禁欲、節制、貞淑という言葉が思い浮かぶから、もしヴィクトリアが後世、自分の寝室シーンを世界中の人が映画でみる、なんてことを知ったら、びっくりでしょうね(笑) 映画的には三ツ星半くらいだけど、英国好きにはおすすめできます。 一番すごいと驚いたのはヴィクトリア女王の着る数々のドレス。 素晴らしいデザインに目をみはります。 衣装は5つ星!と思ったら、この年のアカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞していました! ヴィクトリアが結婚式に純白のドレスを着たことから、世界中で白いウエディングドレスを着るようになったというから、彼女ってファッションリーダーだったんですものね。 私的には、私はオーストラリア在住なので、ヴィクトリア→ヴィクトリア州、アデレード妃→南オーストラリアの州都アデレード、メルバーン子爵(Lord Melbourne)つまりメルボルン→ヴィトリア州の州都メルボルン、と三人もオーストラリアの地名の元になった人物が登場していたのも、面白かったです。
- skb********
4.0点
思ったのは 歴史ものでありながら 政治的な抗争があまりなく シンプルなラブストーリーで終わったという事である。 そのため物足りないとは思った。 ただ、この映画は作品としてはなんか良いなって思った。 理由としては3つある 1. 豪華な舞台で目を輝かせて見れた事 2. シンプルながら意外と飽きずに展開が進んでいく様子が良かった 3. 政治的な対立は終盤以降はともかく最初はしっかりあって、歴史を知らない自分からすればどうなるだ、これって思ってわくわくして見れた
- non********
4.0点
19世紀のイギリスを舞台にしているのだが、画面を覆うイギリス王室の晴れやかな雰囲気が素晴らしい。それだけでも見る価値がある。 ただ、お話は後半ややだれるので退屈気味になってしまうのが難点。 美術面に関しては凝りに凝っているのに対し、制作費があまりかかっていないと聞いて驚いた。 あとヴィクトリア女王を演じるエミリーブランドの凛々しさはすごいですね。濃い演技で見るものを圧倒します。本当に19世紀人間のようでした。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
アカデミー賞第82回