あらすじ・解説
第二次世界大戦末期。打倒ナチスを掲げる地下抵抗組織ホルガ・ダンスケの一員、フラメン(トゥーレ・リントハート)とシトロン(マッツ・ミケルセン)の任務は、ゲシュタポとナチスに寝返った人たちを暗殺すること。しかし、あることをきっかけに任務への疑問を抱き始めた彼らは、組織に対する疑念を膨らませるようになる。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(51件)
- nonpoti
4.0点
始めは殺し屋が人を殺してばかりの退屈な映画と思っていましたが途中から急に緊張が走り出します。騙し騙され、間違えてばかりだったり辛いことだらけ。主人公は元は安定した環境にいる人なのに、どうして殺し屋に……と思いましたが、信じる気持ちは誰にも負けていない涙ちょっと世界観変わるかも知れない。面白いです!長いよ!!
- 裕
3.0点
ネタバレ戦争…
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ともえ
4.0点
シトロン役のマッツ・ミケルセン目当てで見ました。 でも主役はどちらかというとフラメンのほうだったかな。 運び屋の女性に惹かれ、関係が始まる。仲間が次々につかまり出し、彼女への疑念が湧いてくるものの、それを打ち消す日々。 明日どうなるかもわからない状況で、何かを信じずにはいられない切迫感が、ひしひしと伝わってきました。 非道さへの憎悪だけでは、先に待っているものへの確信だけでは、本当は抵抗は続けられない。 人間味ある闘士の物語。
- mas********
5.0点
あらゆる戦争には、それなりの建前が必要である。 日本の戦国時代には、国家安定いう建前(本質は、一族の永遠持続の支配であるけれども)。日露戦争では、ロシアの南下という侵略に対抗という建前、その延長にある朝鮮半島の植民地化。資源を求め、それを絶たれた太平洋戦争。 その建前ゆえに、その建前を信じ、何も罪もない民間人が、戦争へ駆り出せらる、いわゆる「赤紙」。 最近では、米国ブッシュ政権による、テロという建前とした石油利権を巡る問題。 正義は、立場によって変貌する。 第二次世界大戦は、その建前(国家による利権)がまかり通る戦争だった。それに対し、異議を唱えたのが、この映画の主人公の二人である。 彼らは、ナチスはおろか連合国(とくに英国)や二重スパイによって、翻弄される。 主人公の二人もやがて、正義の境界に狂わされる立場になる。 これ以上書くと、ネタばれになるから、書きませんが、戦争という犯罪は、あらゆる人間を狂気に至らしめてくれる事を教えてくれる映画です。 デンマーク史上初という、宣伝文句がやたら踊っていますが、それも納得できる傑作!。
- joz********
1.0点
予備知識一切ナシで、単にデンマークの映画観たことないナぁという興味だけで借りてきた。 「本国デンマークで国民の8分の1を動員し、デンマーク・アカデミー賞で5部門を受賞。」なんて宣伝文句に騙された。 駄作も駄作、超駄作。 もし本当にこの作品をデンマーク人が支持しているのなら、国民として相当レベル低いんじゃない? やたら俳優の顔をアップにして、なにやら小難しい表情させて、製作費が足らない分、役者に過度な演技を要求する最低のパターン。 北欧の人って、こんな暗いだけの映画が好きなんだろうか? 暗くて、深刻ぶって、勿体ぶっているのが芸術だとはき違えているんじゃないか? 何をさて置いて、映画としての体裁がなっていない。 一つの表現をするのに無駄に時間をかけすぎ。 だから、物語にテンポがない。 ゲシュタポが出てくる映画なのに、画面から緊迫感が全然伝わってこない。 暗殺の場面もワンパターン。 こう同じ場面を繰り返したら、緊張感がなくなるって分からないのだろうか? ドキュメンタリー風を装えば、斬新なアイデアは不要だと思っているのだろうか? 俳優は一生懸命演技しているのに、共感が持てない。 平日堂々と、姿を晒して撃ちまくっているのに、誰も逮捕しようとしない。 だから、追われているという緊迫感が生まれない。 平気でゲシュタポどもが集まる中で飯を食ったりしている。 そんな子供にも分かる不自然さを放置したまま物語を進める鈍感さ。 こんな作品を評価する人の気が知れない。 ★一つ付けるのも憚れる。
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