あらすじ・解説
夫に新居購入費用を持ち逃げされた妻のレイ(メリッサ・レオ)は、支払期日までに金を工面するため、移民をカナダ側で車のトランクに積み、セント・ローレンス川を越えアメリカ側に不法入国させる闇の仕事に手を染める。レイはモホーク族のライラ(ミスティ・アパーム)と手を組み、国境越えを何度も成功させるが……。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(168件)
- まきたまきた
5.0点
何度も見たくなる映画。出演されている俳優の方たちの演技も素晴らしいです。
- kyo********
4.0点
ニューヨーク州、カナダ国境近く。レイ(メリッサ・レオ)はクリスマスを前に新しいトレーラーハウスを買う資金を夫に持ち逃げされ、子供2人を抱えてやっとの生活をしていた。夫を捜している途中で、夫の車に乗っている先住民モホーク族のライラ(ミスティ・アップハム)を見つけ追いかける。車は取り返すが、ひょんなことからライラがしている不法入国者をカナダからアメリカに運ぶ仕事に手を出し、高額な報酬を得ることになるが... やっとの暮らしをしているが、子供のために少しでもいい家に住むためにお金が欲しいという気持ち、痛いほど伝わってくる。そこに不法なことに手を染めて...とただ責める気にはなれなかった。ただ、レンタルしてまで大画面テレビというのは ちょっと驚きだったが、それが今のアメリカの現実なのだろうか。 初めはレイから見れば、ライラはどっちかというと悪い奴、とイメージしていたけれど...彼女にも産んだけれど、一緒に暮らすことが出来ないでいる子供がいる。そこに人と人の不器用でも暖かく一生懸命だけれど、ちょっと道を誤ってしまった人々がいる。 なんだか、とっても考え込んでしまう。考えてみてもうまい答えを見つけ出せない。 日々の生活に一生懸命で、他のことにかまっていられない母親をメリッサ・レオが見事に演じていた。オープニングではおばあちゃんかと思ってしまった( ̄□ ̄;)!!それだけ苦労しているわけで。私には何も言う資格もない。 アメリカとカナダの間を流れる凍ったセントローレンス川を 車は走る。そして行き着く先は?目が離せなかった。いつ警察に捕まるんじゃないかとドキドキした。彼女たちの決断は? 不法な仕事をしている中でのあるエピソードで女性として、最低限のモラルは持っている彼女たちに救いと強さを感じた。雪と氷の世界に心が痛く、そしてラストは春の雪解けのような気持ちを抱いた。家族っていいな。2010/05/31
- b10********
2.0点
ネタバレ退屈
このレビューにはネタバレが含まれています。 - hor********
3.0点
大小いろいろと危ない橋を渡るシーンがあり心臓によくない。 こういう映画は見てる間は、あー失敗した見なきゃよかったと思うようになってしまった。 気持ちが強かった若い頃はこういう映画も好きだったんだけど、最近は駄目だな。 停止ボタンを押したくなってしまう。 結果的に優しい映画でよかったけれど。 人にはすすめづらい。 もう自分に合う映画は無くなって来てるってことかな。 悲しいことだが仕方ない。
- dkf********
3.0点
なかなかリアリティのあるストーリに唸ってしまった。シングルマザーの主人公が生きていくために犯罪に手を染めるが、麻薬がらみとか強盗のような重犯罪でなく、「密入国者の輸送」という実際にあり得そうな犯罪であるところがミソ。あの貧しい境遇におかれたら、もしかしたら自分も同じことをやってしまうかもしれないし、あれくらいのことなら簡単にやれそうな気をおこさせずにはいられない。生きていくこととはかくも厳しいものなのだ・・・ 生活に追われた薄幸な中年女役のメリッサ・レオのうらぶれ感たっぷりな演技がいっそうリアリティをかきたてて秀逸。彼女の寒々とした心象風景のような凍てついた冬景色のロケーションが素晴らしい効果をあげている。 女流監督とのことだが、感動を押し売りしない演出に好印象。インディーズの良作だ。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
NY批評家協会賞第74回