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フローズン・リバー
2010年1月30日公開

フローズン・リバー

FROZEN RIVER

972010年1月30日公開

kyo********

4.0

何も言えない

ニューヨーク州、カナダ国境近く。レイ(メリッサ・レオ)はクリスマスを前に新しいトレーラーハウスを買う資金を夫に持ち逃げされ、子供2人を抱えてやっとの生活をしていた。夫を捜している途中で、夫の車に乗っている先住民モホーク族のライラ(ミスティ・アップハム)を見つけ追いかける。車は取り返すが、ひょんなことからライラがしている不法入国者をカナダからアメリカに運ぶ仕事に手を出し、高額な報酬を得ることになるが... やっとの暮らしをしているが、子供のために少しでもいい家に住むためにお金が欲しいという気持ち、痛いほど伝わってくる。そこに不法なことに手を染めて...とただ責める気にはなれなかった。ただ、レンタルしてまで大画面テレビというのは ちょっと驚きだったが、それが今のアメリカの現実なのだろうか。 初めはレイから見れば、ライラはどっちかというと悪い奴、とイメージしていたけれど...彼女にも産んだけれど、一緒に暮らすことが出来ないでいる子供がいる。そこに人と人の不器用でも暖かく一生懸命だけれど、ちょっと道を誤ってしまった人々がいる。 なんだか、とっても考え込んでしまう。考えてみてもうまい答えを見つけ出せない。 日々の生活に一生懸命で、他のことにかまっていられない母親をメリッサ・レオが見事に演じていた。オープニングではおばあちゃんかと思ってしまった( ̄□ ̄;)!!それだけ苦労しているわけで。私には何も言う資格もない。 アメリカとカナダの間を流れる凍ったセントローレンス川を 車は走る。そして行き着く先は?目が離せなかった。いつ警察に捕まるんじゃないかとドキドキした。彼女たちの決断は? 不法な仕事をしている中でのあるエピソードで女性として、最低限のモラルは持っている彼女たちに救いと強さを感じた。雪と氷の世界に心が痛く、そしてラストは春の雪解けのような気持ちを抱いた。家族っていいな。2010/05/31

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